古田史学会報一覧

第251話 2010/03/28

『古田史学会報』97号の紹介

 『古田史学会報』97号の編集が完了しました。今号には正木さんによる九州年号「端政」の意味と出典に関する貴重な発見が報告されています。その正木説を受けて、わたしも「法隆寺の菩薩天子」を執筆できました。
 会員以外では、東北大学名誉教授の吉原賢二さんから「東日流外三郡誌」真作説に立った玉稿をいただきました。著名な化学者でもある吉原さんによる
自然科学の立場からの優れた論文です。和田家文書真偽論争へ新たな一石を投じられたものといえます。

 『古田史学会報』97号の内容
○九州年号「端政」と多利思北孤の事績 川西市 正木 裕
○天孫降臨の「笠沙」の所在地ーー「笠沙」は志摩郡「今宿」である 姫路市 野田利郎
○法隆寺の菩薩天子 京都市 古賀達也
○東日流外三郡誌の科学史的記述についての考察 いわき市 吉原賢二(東北大学名誉教授)
○纒向遺跡 第一六六次調査について 生駒市 伊東義彰
○「葦牙彦舅は彦島(下関市)の初現神」 大阪市 西井健一郎
○史跡めぐりハイキング
○関西例会のご案内
○2010年度会費納入のお願い


第244話 2010/02/07

『古田史学会報』96号の紹介

 『古田史学会報』96号が発行されました。今号には正木さんと西村さんの秀逸な論文が掲載されています。どちらにも九州王朝史研究にとって貴重な方法論と仮説が提示されています。
 九州年号と『日本書紀』中の遷都遷宮記事との関連性を情況証拠と作業仮説の積み上げで肉薄を試みられた正木稿。7世紀後半の筑紫率である栗隈王は九州王朝の王族であるから、その孫の橘諸兄も九州王朝の王族で、九州王朝滅亡後に大和朝廷の左大臣まで上り詰めたとの骨太な論証を展開された西村稿。双方ともと
ても重要な研究と方法論と思われました。この方法論を更に援用展開することにより、失われた九州王朝の歴史が復原作業が進むものと期待されます。
 なお、最近『古田史学会報』への投稿が少なく、編集割付作業に苦労しています。投稿や地域の情報提供など、よろしくお願いいたします。

  『古田史学会報』96号の内容
○九州年号の改元について(後編) 川西市 正木裕
○橘諸兄考 —九州王朝臣下たちの行方— 向日市 西村秀己
○第六回古代史セミナー〜古田武彦先生を囲んで〜
  日本古代史新考自由自在(その二) 霧島市 松本郁子
○古賀達也の洛中洛外日記より転載
  纏向遺跡は卑弥呼の宮殿ではない 京都市 古賀達也
○「人文カガク」と科学の間「科学の本質は自己修正的である事だ」カールセーガン
 「古田史学を語る会・奈良」太田齊二郎
○梔子(3) **古田武彦『古代は輝いていた』より** 深津栄美
○伊倉 十二 —天子宮は誰を祀るか—  武雄市 古川清久
○史跡めぐりハイキング古田史学の会・関西
○年頭のご挨拶 代表 水野孝夫
○古田史学の会関西例会のご案内
○割付担当の穴埋めヨタ話(2) 綱敷天神の謎 西村秀己


第239話 2009/12/21

纏向遺跡は

卑弥呼の宮殿ではない(3)

 238話では、漢字文明の痕跡の有無という視点から、纏向遺跡が「邪馬台国」では有り得ないことを説明しましたが、こうした考古学的事実との一致・不一
致という視点からすれば、他にも重要なテーマがあります。それは、弥生時代における二大青銅器文明というテーマです。

 弥生時代の日本列島には、北部九州等を中心とする「銅矛・銅戈」等の武器型青銅器文明圏と近畿等を中心とする「銅鐸」文明圏の二大青銅器文明圏が存在し
ていたこと著名です。従って、「邪馬台国」を中心とする弥生時代の倭国がこのいずれかの文明圏に属していたことは当然です。そして「邪馬台国」はそのいず
れかの中枢領域に位置していたことも当然でしょう。
 そこで問題となるのが、倭国はどちらの文明圏に属していたかということですが、その答えははっきりしています。魏志倭人伝中に記された倭国内の国々の所
在地で、殆どの論者で異議のない国がいくつかあります。たとえば対海国(対馬)、一大国(壱岐)、伊都国(糸島半島)、奴国(福岡県北部)などです。そし
てこの所在地が明確な国はいずれも銅矛・銅戈文明圏に属しています。従って、弥生時代の倭国は銅矛・銅戈文明圏の国なのです。
 ところが、纏向遺跡のある奈良県は銅鐸文明圏に属しています。この一点を見ても、纏向遺跡が「邪馬台国」ではなく、倭国の中枢領域でもないことは明々白
々な考古学的事実なのです。更に言うなら、纏向遺跡は銅鐸圏の中枢領域でさえありません。このような地域が「邪馬台国」であるはずがないのです。一体、
「邪馬台国」畿内説に立つ考古学者達は、本当にこうした考古学的事実が見えているのでしょうか。
 このように「銅鐸」の視点から、「倭人伝に銅鐸が記述されていない」と指摘されたのは古田先生です。『古田史学会報』95号においても「時の止まった歴史学−岩波書店に告ぐ」という論文で、この問題を取り上げられていますので、ご一読下さい。

〔『古田史学会報』95号の掲載論文・記事〕
○時の止まった歴史学—岩波書店に告ぐ— 古田武彦
○九州年号の改元について(前編) 川西市 正木 裕
○四人の倭建  大阪市 西井健一郎
○梔子2 深津栄美
○エクアドル「文化の家博物館」館報 豊中市 大下隆司
○伊倉11 —天子宮は誰を祀るか— 武雄市 古川清久
○関西例会のご案内
○史跡めぐりハイキング


第230話 2009/10/11

『古田史学会報』94号の紹介

 『古田史学会報』94号が発行されました。今回より会報の編集割付作業を西村秀己さん(古田史学の会全国世話人)に担当していただけることになり、大変助かっています。本当に有り難いことです。なお、投稿は引き続き古賀までお願いします。
 最近、長文の投稿が続いていますので、ページ数の関係で後回しになるケースが出ています。基本的にはよほどの問題(事実誤認・品位に問題がある場合・同
様の先行説がある場合・他)がなければ、会員からの投稿は掲載する方針ですので、掲載が遅れることについてはご了解下さい。逆にいえば、空いたページを埋
められる短文原稿は早く採用される可能性が大きいことになりますし、編集部としても短い原稿は、割付作業上から大歓迎です。
 94号でも、正木さんは「『日本書紀』の34年遡上」という視点で新説を快調なペースで発表されています。松山の合田さんは伊予の伝承・史料に基づいて新たな発見を展開されています。独自の視点や方法論を持っている論客の強みが発揮されているようです。

  『古田史学会報』94号の内容
○韓国・扶余出土木簡の衝撃
  —やはり『書紀』は三四年遡上していた— 川西市 正木 裕
○観世音寺出土の川原寺式軒丸瓦 生駒市 伊東義彰
○「娜大津の長津宮考」 
  —斉明紀・天智紀の長津宮は宇摩国津根・長津の村山神社だった— 松山市 合田洋一
○防人について 千歳市 今井俊圀
○天武九年の「病したまふ天皇」
  —善光寺文書の『命長の君』の正体— 川西市 正木 裕
参考 「君が代」の「君」は誰か」−倭国王子「利歌弥多弗利」考 古賀達也(古田史学会報 1999年10月11日 No.34)へ

○淡路島考(その2)
  —国生み神話の「淡路洲」は九州にあった— 姫路市 野田利郎
○弔辞 力石 巌さんの御逝去を悼む  古田史学の会 古賀達也
○割付担当の穴埋めヨタ話(1) 平仮名と片仮名 西村


第217話 2009/08/01

『古田史学会報』93号の紹介

 『古田史学会報』93号の編集が終わりました。本号は古田先生の論文「仏像論」が掲載されています。古田先生ならではの斬新な切り口で、仏像への思想史的考察が深められた珠玉の一編です。
 今回、初めての試みとして、大下さんと正木さんとの「白雉二年」奉納面をテーマとしたインターネットメールの交信記録を掲載しました。研究者同士の素早い情報交換とアイデアのやりとりが魅力です。ネットによる「共同研究」ともいうべきもので、新しい研究スタイルの可能性さえ感じさせます。

『古田史学会報』93号の内容
○仏像論  古田武彦
○新刊の紹介『なかった 真実の歴史学』第六号
○壬申の乱の謎  千歳市 今井俊圀
○伊倉 10 ─天子宮は誰を祀るか─  武雄市 古川清久
○連載小説「彩神」第十四話 梔子(1) 深津栄美
○古田史学の会 第十五回定期会員総会の報告
○「白雉二年」奉納面メール談論  豊中市 大下隆司/川西市 正木 裕
○古田史学の会 関西例会のご案内
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○〈DVD〉「東京古田会News」のご紹介
○『古田史学会報』原稿募集


第213話 2009/06/07

『古田史学会報』92号の紹介

 『古田史学会報』92号を印刷中、近日発行予定です。6月21日は大阪市で会員総会を開催します。総会に先だって、古田先生から御挨拶と近況報告があります。わたしも「白雉二年」銘奉納面調査報告と『無量寺由来』(今治市)の史料批判を発表します。

 『無量寺由来』は松山市の合田さん(古田史学の会・全国世話人)から写真撮影したものを送ってもらったのですが、分析の結果、驚くべき展開となりまし た。九州王朝と越智の国、そして難波宮の予想外の関連が浮かび上がってきたのです。発表をお楽しみに。なお、掲載論稿は次の通りです。

『古田史学会報』92号の内容
○「大長」末の騒乱と九州王朝の消滅
—「官軍雷撃、凶賊霧消」記事の真相— 川西市 正木 裕
○熟田津村の石湯の実態とその真実(其の一) 西条市 今井  久
○『続日本紀』「始めて藤原宮の地を定む」の意味 川西市 正木 裕
○淡路島考(その一)
—国生み神話の「淡路洲」は瀬戸内海の淡路島ではない— 姫路市 野田利郎

○孔子の二倍年暦についての小異見 福岡市 棟上寅七
○「梁書」における倭王武の進号問題について/
 臣下から「日出処天子」への変貌をもたらしたものは何か
 〜古田説の検討を中心として(後編) 柏原市 菅野 拓
○法隆寺移築考 京都市 古賀達也
○古田史学の会 二〇〇九年度報告会・総会のお知らせ
   古田武彦氏 御挨拶と「飛鳥」調査のお礼
     古賀達也氏 「白雉二年」銘奉納面調査報告
○古田史学の会 二〇〇九年度会費お支払いのお願い
○古田史学の会 関西例会のご案内


第210話 2009/04/11

『古田史学会報』91号の紹介

 『古田史学会報』91号の編集が終わり、近日発行予定です。会報90号で正木さんが紹介された愛媛県丹原町福岡八幡神社蔵の「白雉二年」銘奉納面を4月 4日の古田史学の会・四国主催調査旅行で拝観することができました。肉眼では見えにくかった文字がデジカメのディスプレイ画像ではハッキリと観察すること ができました。本ホームページに掲載できればと思っています。その調査報告を今号で行いました。掲載論稿は次の通りです。

『古田史学会報』91号の内容
○拝観、「白雉二年」銘奉納面─愛媛県丹原町福岡八幡神社蔵─ 京都市 古賀達也
○盗まれた「国宰」 川西市 正木裕
○「長柄」地名考  生駒市 伊東義彰
○伊倉9─天子宮は誰を祀るか─  武雄市 古川清久
○無礼講***古田武彦『古代は輝いていた』より***  深津栄美
○「梁書」における倭王武の進号問題について/臣下から「日出処天子」への変貌をもたらしたものは何か〜古田説の検討を中心として(前編)  柏原市 菅野 拓
○倭王の「系図」と都域  京都市 古賀達也
○『古代に真実を求めて』十二集(明石書店)発行
○古田史学の会・書籍部 書籍特価販売のお知らせ
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内


第206話 2009/02/07

『古田史学会報』90号の紹介

 『古田史学会報』90号の編集が終わり、来週発行予定です。今号も好論が多いのですが、中でも合田稿は伊予国風土記(逸文)の「温湯碑」の所在地を探究したもので、温湯碑文の史料批判が秀逸です。
 従来は「温湯碑」という表記に惑わされて、温泉のことを記した碑文と思われてきたのですが、合田さんは碑文そのものには「神井」「井」とあるだけで「温湯」や「温泉」などとはされていないことに注目され、この碑文は井戸(泉)のことを記したもので、到底道後温泉とは無関係であることを指摘されました。言われてみれば全くそのとおりです。合田さんの慧眼に敬服するばかりです。
 掲載論稿は次の通りです。ご期待下さい。

 『古田史学会報』90号の内容
○「温湯碑」建立の地はいずこに  松山市 合田洋一
○年頭の御挨拶  代表 水野孝夫
○白雉二年九月吉日奉納面の紹介  川西市 正木 裕
○「白雉改元儀式」盗用の理由  京都市 古賀達也
○盗まれた「国宰」  川西市 正木裕
○伊倉8─天子宮は誰を祀るか─  武雄市 古川清久
○『菅江真澄にも見えていた「東日流の風景」』その後  奈良市 太田齊二郎
○飯田満麿氏を悼む  古田史学の会・代表 水野孝夫
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内
○事務局便り
  古田氏近況・会務報告・謡曲「巴」・飯田氏の想い出・他(奈良市・水野孝夫)


第198話 2008/11/29

『古田史学会報』89号の紹介

 『古田史学会報』89号の編集が終わりました。今号には久しぶりに不二井伸平さんから力作が寄せられました。古田先生が提起された短里(1里=76〜 77m)の成立に関して、「動歩」と「静歩」という概念を提起され考察されてます。教師時代の経験なども踏まえた内容で、その是非を論じることは今のわたしにはできませんが、間違いなく優れた論稿です。わたしと正木さんからは大化改新に関する2編を掲載しました。こちらも自信作です。12月初旬の発行予定。お楽しみに。

 『古田史学会報』89号の内容
○大化二年改新詔の考察  京都市 古賀達也
○「藤原宮」と大化の改新についてIII
  ─何故「大化」は五〇年ずらされたのか─ 川西市 正木 裕
○「動歩」と「静歩」  交野市 不二井伸平
○伊倉 7 ─天子宮は誰を祀るか─  武雄市 古川清久
○第一八回 河野氏関係交流会参加と伊予西条の遺跡を訪ねて
   豊中市 木村賢司
○古田史学の会 新年賀詞交換会を開催します
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内


第191話 2008/10/05

『古田史学会報』88号の紹介

  『古田史学会報』88号の編集が終わりました。今号も古田先生から原稿をいただけました。会報でも紹介していますが、十月十八〜十九日、愛知教育大学 (愛知県刈谷市)で開催される日本思想史学会二〇〇八年大会において、古田先生が発表されます。発表は大会二日目十九日(日)の午後の部で、テーマは「日本思想史学批判─『万世一系』論と現代メディア─」です。大会参加費は二〇〇〇円。是非、ご参加下さい。

『古田史学会報』88号の内容

 ○生涯最後の実験 古田武彦
 ○新刊紹介 奪われた国歌「君が代」 古田武彦著 情報センター出版局刊  一四〇〇円+税
 ○「藤原宮」と大化の改新についてII —皇極紀における「造宮」記事— 川西市 正木 裕
 ○「バルディビアへの旅」その後 豊中市 大下隆司
 ○古田史学「林間雑論会」実施報告 豊中市 木村賢司
 ○菅江真澄にも見えていた「東日流の風景」 奈良市 太田齊二郎
 ○『日本書紀』の西村命題 京都市 古賀達也
 ○大山祇神社の由緒・神格の始源について —九州年号を糸口にして— 松山市 八束武夫
 ○連載小説「彩神」第十二話 シャクナゲの里(7) 深津栄美
 ○例会発表のコツ 京都市 古賀達也
 ○日本思想史学会 十月十八〜十九日 古田武彦氏が発表
 ○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
 ○古田史学の会 関西例会のご案内
 ○事務局便り


第183話 2008/08/02

『古田史学会報』87号の紹介

 ようやく『古田史学会報』87号の編集が終わりました。今号は古田先生から原稿をいただけました。松山市の八束さんは会報デビューです。

 最近、投稿が増えていますので、ページ数の制限から、短い原稿の方が早く掲載されます。冗長な論文は避けた方が懸命です。自然科学でもネーチャー誌などに掲載されたノーベル賞論文は切れ味鋭くシャープで短いものが少なくありません。例えば、ワトソン等のDNA二重螺旋の論文はたったの2ページですが、それでノーベル賞をもらっています。見習っていただければと思います。どうしても長くならざるを得ないものは、『古代に真実を求めて』に投稿して下さい。意外と採用されますよ。

 『古田史学会報』87号の内容
  ○「遠近法」の論理—再び冨川さんに答える— 古田武彦
  ○祭りの後—「古田史学」長野講座— 京都市 松本郁子
  ○『越智系図』における越智の信憑性—『二中歴』との関連から— 松山市 八束武夫
  ○「藤原宮」と大化の改新について I—移された藤原宮記事— 川西市 正木 裕
  ○伊倉6—天子宮は誰を祀るか— 武雄市 古川清久
  ○連載小説「彩神」第十二話 シャクナゲの里(6) 深津栄美
  ○古田史学の会 二〇〇八年六月十五日 会員総会の御報告
  ○古田史学の会 関西例会のご案内
  ○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
  ○『なかった 真実の歴史学』第五号 ミネルヴァ書房
   直接編集 古田武彦 総力特集●大化改新批判 定価二二〇〇円+税


第177話 2008/05/25

『古田史学会報』86号の紹介

 昨日はミネルヴァ書房の方とお会いして、古田史学の会の2008年度事業の一つとして、「九州年号の研究」(仮称)という本の発行について相談しました。九州年号研究論文と同データベースを収録した最高水準の本になります。古田史学の会々員の皆さまには無料で進呈する予定です。あわせて、全国の主要図書館へも贈呈を検討しています。この10年間、九州年号に関する本格的な書籍が出ていませんので、今回の出版企画は日本古代史界にもインパクトを与えると 思います。
 ようやく、『古田史学会報』86号の編集が終わりました。6月6日発行予定です。お楽しみに。

『古田史学会報』86号の内容
○古写本「九州年号」の証言  京都市 古賀達也
○伊倉5 ─天子宮は誰を祀るか─  武雄市 古川清久
○自我の内面世界か俗流政治の世界か
    ─漱石『心』の理解をめぐって(その三)─  豊中市 山浦 純
○伊勢王と筑紫君薩夜麻の接点  川西市 正木 裕
○「白鳳以来、朱雀以前」考
─『続日本紀』神亀元年、聖武詔報の新理解─ 京都市 古賀達也
○「トロイの木馬」メンテナンス  相模原市 冨川ケイ子
○わたしの古代史仮説  奈良市 水野孝夫
○古田史学の会 二〇〇八年度会員総会・講演会のお知らせ
○古田史学の会 関西例会のご案内
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 二〇〇八年度会費お支払いのお願い