第1808話 2018/12/22

新春古代史講演会(2月3日)のご案内

 今年も残すところあとわずかとなりました。「古田史学の会」では恒例の新春古代史講演会を開催します。今回は講師に古代官道研究で画期的業績「東山道十五国の比定」をあげられた山田春廣さん(古田史学の会・会員、千葉県鴨川市)と銅鐸研究のスペシャリスト清水邦彦さん(茨木市立文化財資料館学芸員)のお二方をお招きします。
 山田さんの研究は九州王朝の全国支配に古代官道が密接に関係している事を明らかにされたもので、九州王朝史研究において貴重な成果です。本年9月の東京家政学院大学での『古代に真実を求めて』21集出版記念講演会でも講演され、好評でした。その後、更に進展した研究成果も含めて、関西でも講演していただくことになりました。
 清水さんは銅鐸鋳型の出土で有名な東奈良遺跡を有する茨木市の考古学者です。古田説によれば銅鐸圏は俾弥呼の倭国と対立した狗奴国であることから、弥生時代の日本列島史を研究するためにも倭人伝などの文献とともに考古学の研究成果が重要であることは言うまでもありません。銅鐸研究を専門とされる清水さんの講演はわたしたち古田学派にとっても貴重なものとなるでしょう。
 講演会後は講師を囲んでの懇親会も開催します。「古田史学の会」会員以外の参加も歓迎いたします。多くの皆様のご参加をお願いいたします。

〔2019年新春古代史講演会〕
【日時】2月3日(日) 開場13:00 開会13:30
【会場】大阪府立ドーンセンター 大会議室
    京阪・大阪メトロ「天満橋駅」①番出口から東へ約350m
【演題・講師】
○「全ての道は太宰府に通ず」
 山田春廣氏(古田史学の会)
○「弥生時代の銅鐸と工人の系譜 -銅鐸群と送風管-」
 清水邦彦氏(茨木市立文化財資料館学芸員)
【参加費】1,000円
【懇親会】当日、会場で受け付けます。(参加費は別途)
【主催】古田史学の会

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