第1411話 2017/06/03

世界最古の会社「金剛組」の始祖

 「洛中洛外日記」1410話「九州王朝系の老舗」で、現存する世界最古の会社が四天王寺を建立した株式会社金剛組であることに触れましたが、その出自を知りたくてネット検索したところ、微妙に異なる諸説がありましたが、次のような説明が今のところ最も有力なようです。

「朝日新聞デジタル」
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金剛組(2014年03月29日 夕刊)
 西暦578年の創業と伝わり、帝国データバンクは「把握する限り日本最古の企業」と説明している。日本書紀に「百済に行った使者が僧や造寺工を連れ帰り、難波(大阪)に住まわせた」という趣旨の記述があり、金剛組の系図は「用明天皇の皇太子(聖徳太子)が金剛、早水、永路の3人の大工を召して四天王寺を建立した。この金剛重光が当家の始祖である」と伝える。

 この朝日新聞デジタルの「金剛家系図」に基づく解説によれば、金剛組の始祖は百済から来た「大工」とのことです。そうしますと、当時の倭国(九州王朝)と百済の友好関係から考えると、百済から金剛重光を招来したのはやはり九州王朝と考えてもよいようです。金剛家系図を是非拝見させていただきたいものですが、金剛組か金剛家とお知り合いの方がおられれば、ご紹介いただけないでしょうか。

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