第81話 2006/06/04

祝・創刊『なかった−真実の歴史学−』

 古田先生渾身の一冊が創刊されました。『なかった−真実の歴史学−』(ミネルヴァ書房、2200円+税)です。この新雑誌は年二回発行される予定ですが、新東方史学会設立以来、最初の事業となります。「直接編集古田武彦」と銘打たれたとおり、この新雑誌創刊と編集にかける古田先生の情熱と労力は尋常ではありませんでした。それだけに、今回の創刊を心よりお祝いしたいと思います。そして何よりも、古田ファンや古田学派の全ての人々に読んでいただきたいと願っています。
 内容は下記のとおり、豪華絢爛。子供向けのマンガや連載小説、学界批判、古代通史、オロチ語辞典、中国語訳メッセージと、古田史学のエッセンスが満載です。定期購読のお申し込み(代金は宅配便による着払い方式)は次の通り。

ミネルヴァ書房 編集部(田引・たびき)
 電話075−581−5191
 FAX075−581−8379

【創刊号目次】
序言 古田武彦
連載 古田による古代通史 第一回 古田武彦
学界批判 九州王朝論−−白方勝氏に答える 古田武彦
研究発表 『大化改新詔の信憑性』(井上光貞)の史料批判 古田武彦
連載 敵祭−−松本清張さんへの書簡 第一回 古田武彦
中言 古田武彦
論文・エッセイ
「随筆」について 安藤哲朗
 明日を拓く「古田史学」−−新東方史学会発足に期待 北村明也
『國体の本義』批判の今日的意義 藤沢徹
 条里制の開始時期 水野孝夫
遺稿 「和田家文書」復刻版発行について 藤本光幸
読者から 三つの問い 宮崎宇史
読者へ 若き研究者への回答−−宮崎宇史さんへ 古田武彦
連載 「心」という迷宮−−漱石『心』論 前編 田遠清和
連載 ちくしの女王「ヒミカ」 第一回 酒井紀年
予告編 太陽の娘ヒミカ 古田武彦監修・深津栄美作・おおばせつお画
連載 オロチ語−−簡訳ロシア語=オロチ語辞典 松本郁子訳
末言 古田武彦
中国語訳(序・中・末言)

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