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第1919話 2019/06/11

『古田史学会報』152号のご案内

 『古田史学会報』152号が発行されました。近年、好調に新研究成果を発表されている服部さん(『古代に真実を求めて』編集長)の論稿が一面を飾りました。『続日本紀』の功田記事の分析により、九州王朝の事績をあぶり出すことが可能という、新たな史料批判の視点が提起された優れた論稿です。
 わたしは関西例会での論点となった「船王後墓誌」の宮殿が九州王朝のものか、通説通り近畿天皇家のものかというテーマを正面から取り上げ、古田先生との問答経過を紹介し、通説の理解が穏当としました。この問題は引き続いての論議検討が期待されます。
 同じく関西例会で論争となった谷本さんの新仮説「東鯷人」「投馬国」「狗奴国」の位置についての論稿も掲載されました。例会での口頭報告がこうした論文になることにより、論点が明確となり、更なる論証展開も記されており、谷本説への理解が深まりました。
 152号に掲載された論稿は次の通りです。この他にも優れた投稿がありましたが、次号以降での掲載となりますので、ご了解下さい。

『古田史学会報』152号の内容
○天平宝字元年の功田記事より 八尾市 服部静尚
○(6/16)古田史学の会・会員総会と古代史講演会(共催)のご案内
○『古田史学会報』原稿募集
○「船王後墓誌」の宮殿名
 -大和の阿須迦か筑紫の飛鳥か- 京都市 古賀達也
○『史記』の中の「イ妥」 姫路市 野田利郎
○「東鯷人」「投馬国」「狗奴国」の位置の再検討 神戸市 谷本 茂
○《書評》古田武彦『邪馬一国の証明』が復刻 京都市 古賀達也
○「壹」から始める古田史学・十八
 「磐井の乱」とは何か(2) 古田史学の会事務局長 正木 裕
○各種講演会のお知らせ
○古田史学の会 会員総会と記念講演会
○古田史学の会・関西例会のご案内
○『古代に真実を求めて』バックナンバー 廉価販売のお知らせ
○編集後記 西村秀己