第540話 2013/03/16

讃岐地方に濃密分布する「地神」神社

 本日の関西例会では、高松市に転居された西村さんから早速現地の神社の調査報告がなされました。讃岐地方に濃密分布する 「地神」という珍しい神様についてで、祭神は天照大神や埴安姫、倉稲魂が多いとのこと。逆に讃岐には稲荷神社がほとんど無いそうです。神社の分布にも地方 差があり面白い報告でした。
 竹村さんからは前回に引き続き、東テイ国をテーマとした仮説(東テイ人=縄文人)が発表されました。
 服部さんからも前回に引き続いて古代尺についての研究が報告され、太宰府・前期難波宮・藤原京の条坊が北朝の大尺(29.6cm)に基づくことが示されました。九州王朝と中国北朝との関係について示唆的な研究でした。
 わたしは藤原宮が二つあった可能性について報告しました(大宮土壇と長谷田土壇)。喜田貞吉さんの説を考古学的に発展させた作業仮説ですが、その当否を確かめるためにも現地調査(長谷田土壇)を行う予定です。
 正木さんからは倭人伝に記された「戸数」「家数」と人口との関連についての新説(戸=人口)を発表されました。
 3月例会の発表テーマは次の通りでした。

〔3月度関西例会の内容〕

1). 讃岐の地神(高松市・西村秀己)
2). 東テイ(魚是)人と弥生人の音韻(木津川市・竹村順弘)
3). 東テイ(魚是)人と串間の玉璧(木津川市・竹村順弘)
4). 古代基準尺についての考察(八尾市・服部静尚)
5). 二つの藤原宮(京都市・古賀達也)
6). 宇佐の神託(高松市・西村秀己)
7). 「碾磑」補足説明(川西市・正木裕)
8). 大阪府立大学なんばキャンパス「I-siteなんば」古田史学コーナーについて(川西市・正木裕)
9). 『魏志倭人伝』邪馬壱国等の人口についての問題提起(川西市・正木裕)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況・会務報告・「乙巳の変」は九州年号大化元年(695)・倭人伝の訓みの疑問・その他

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