第913話 2015/04/03

5月31日(日)、

 熊本県和水町で講演 済み

昨年5月に「納音(なっちん)付き九州年号史料」をテーマに講演した熊本県和水(なごみ)町で、今年も講演させていただくことになりました。久留米大学での公開講座の翌日の5月31日(日)です。お近くの方は是非ご参加ください。
今回のテーマは「邪馬壹国から九州王朝へ -江田船山古墳と九州年号の意味するもの-」というテーマで、昨年よりも一歩踏み込んだ九州王朝の歴史と、当地の江田船山古墳や鞠智城の位置づけについて説明します。九州王朝の歴史をわかりやすく講演しようと考えています。
和水町は江田船山古墳があるところで、同古墳から出土した銀象嵌銘鉄剣はとても有名です。ところがその鉄剣は東京国立博物館にあるため、同町では江田船山古墳出土品資料館新設に向けて取り組んでおられ、鉄剣の「里帰り」を目指しておられます。わたしの講演が、そうした取り組みの一助になれば幸いです。
何より、九州王朝説にとっても同地域は重要なところです。恐らく7世紀初頭、九州王朝(倭国)を訪れた隋の使者は、この地を通って阿蘇山の噴火を見たはずです。こうしたことを声を大にして訴え、町民のみなさんの「町おこし」のお手伝いをさせていただこうと思っています。再び、当地の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

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