御霊神社祭
関西例会翌日の5月18日は、ご近所の上御霊神社の例大祭の日で、町内を御神輿が練り歩きました。今年は中京区の下御霊神社と合同で行列が行われ、御神輿三基と馬に乗った武者や牛車、八乙女やお稚児さんの行列もあり、例年になく賑やかでした。
御霊神社は無念の死を遂げた人々、例えば崇道天皇らが祀られています。こうした伝統は、「敵を祀る」という日本古来のものでしょう。思想史上からも興味深い研究テーマです。
また、今年の行列には法被を着た女性も参加されており、時代の変化を感じさせるものでした。もっとも、御神輿は男性だけで引かれていました。いずれはここにも女性が参加する日が来るかもしれません。そうした意味では、女性天皇の出現(再現)も、時代の流れでもあるようです。
さて、5月の関西例会の内容は次の通りでした。
〔古田史学の会・5月度関西例会の内容〕
○研究発表
1). 優秀なホームペインターが大勢誕生(豊中市・木村賢司)
2). 磐余彦東征する(大阪市・西井健一郎)
3). 小川論文と九州王朝(木津川市・竹村順弘)
4). 「裸国・黒歯国」の頃のエクアドル(豊中市・大下隆司)
5). 難波宮の名称について(京都市・古賀達也)
6). 大化改新の全貌─文武天皇の郡司任命─(京都市・古賀達也)
7). 「大化の改新」と「常色の改新」の視点(川西市・正木裕)
○水野代表報告
古田氏近況・会務報告・陶(須恵)器の里に土師姓が多い・他(奈良市・水野孝夫)
○2007年度関西例会の会計報告(豊中市・大下隆司)