古田史学会報一覧

第99話 2006/09/23

『古田史学会報』76号のご案内

 ようやく『古田史学会報』76号の編集が終わりました。10月初旬には会員の皆様にお届けできる予定です。今号の1面論文は大下さん(古田史学の会・事務局次長)の好論「敵を祀る」です。『古田史学会報』は古代史がメインですが、「敵を祀る」は古田先生のもう一つの研究領域である日本思想史に関するテーマです。新入会員の角田さんは会報デビュー。これからの活躍が期待されます。

  今回、原稿の集まりがいまいちだったので、仕方なく私の原稿で空きを埋めましたが、会員の皆さんのご寄稿をよろしくお願いいたします。

『古田史学会報』76号の内容

敵を祀る−旧真田山陸軍墓地−(豊中市・大下隆司)
白雉改元の史料批判−盗用された改元記事−(京都市・古賀達也)
多元史観の応用で解けた伝説「炭焼き小五郎」の謎(北葛飾郡わしみや町・角田彰男)
七支刀鋳造論(生駒市・伊東義彰)
九州王朝と筑後国府(京都市・古賀達也)「市民タイムス」より転載
木簡に九州年号の痕跡−「元壬子年」木簡の発見−(京都市・古賀達也)
連載小説「彩神」第十二話・シャクナゲの里(1)(町田市・深津栄美)
阿胡根の浦(奈良市・水野孝夫)
私考・彦島物語III外伝 伊都々比古(後編)(大阪市・西井健一郎)
古田史学の会・四国定期会員総会の報告(松山市・竹田覚、古田史学の会・四国会長)
九州王朝の部民制(京都市・古賀達也)
『古代に真実を求めて』特価販売の案内
『なかった−真実の歴史学』創刊号を見て(豊中市・木村賢司)

関西例会のご案内・史跡めぐりハイキング・事務局便り
古田武彦氏新年講演会のご案内
弔辞・東京古田会事務局長高木博さん御逝去(古田史学の会・役員一同)


第91話 2006/07/21

『古田史学会報』75号のご案内

 『古田史学会報』75号の編集が終わり、印刷に送りました。8月初旬には会員の皆様にお届けできる予定です。今号よりA4サイズの封筒に入れて、宅配便でお届けします。これは、この度の総会で事務局次長になられた大下さんのアイデアです。これで折り作業の手間が合理化でき、会員の皆様にも余計な折り目のない会報をお届けできます。
 75号の内容は次の通りで、バラエティーに富んだ会報となりました。楽しんでいただけることと思います。

『古田史学会報』75号の内容
  大野城大宰府口出土木材に就いて(奈良市・飯田満麿)
 泰澄と法蓮(奈良市・水野孝夫)
 巣山古墳(第五次調査)出土木製品(生駒市・伊東義彰)
 遺稿・「和田家文書」に依る『天皇紀』『国紀』及び日本の古代史についての考察4(藤崎町・藤本光幸)
 私考・彦島物語III 外伝 伊都々比古(前編)(大阪市・西井健一郎)
 多賀城碑の西(柏原市・菅野拓)
  「元壬子年」木簡の論理(京都市・古賀達也)
 第12回定期会員総会の報告
 連載小説「彩神」第十一話  杉神(6)(町田市・深津栄美)
 「粛慎の矢」菅江真澄もそれを知っていた?(奈良市・太田斉二郎)
 関西例会のご案内・史跡めぐりハイキング・事務局便り・他


第79話 2006/05/2

『古田史学会報』74号のご案内

 『古田史学会報』74号の編集が終わりました。本号の内容は下記のとおり。今回も古田先生から原稿をいただきました。古田先生から口頭発表されて以来、古田学派内で賛否両論が出されていた「磐井の乱」造作説の論証骨子がまとめられており、短編ですが必見論文です。
 北海道の今井さん、京都大学大学院の松本郁子さんからは力作が寄せられました。特に松本さんは古田武彦の後継者と言われるだけあって、ロシアのサンクト・ペテルブルグでの現地調査、ロシア側学者との交流やピョートル大帝像前のエピソードなど、感動的な報告となっています。将来が嘱望される若者です。
 6月初めには会員の皆様のお手元にお届けできると思います。ご期待下さい。

『古田史学会報』74号の主な内容

『なかった』の創刊にさいして
  −「磐井の乱」造作説の徹底−(古田武彦)

大野城から刻木文字が出土(京都市・古賀達也)

「トマスによる福音書」と「大乗仏典」
  古田先生の批判に答えて(千歳市・今井俊圀)

太田覚眠と「カ女史」の足跡を訪ねて(京都大学大学院・松本郁子)

放棄石造物と九州王朝(木津町・竹村順弘)

木簡に九州年号の痕跡
  −「三壬子年」木簡の史料批判−(京都市・古賀達也)

〔読者からのお便り〕会員の皆様へ(福岡市・上城誠さん)
6/18記念講演会・会員総会のご案内
関西例会のご案内・会員総会のご案内・史跡めぐりハイキング・他


第77話 2006/05/1

6月18日、記念講演会を開催

 古田史学の会では、来る6月18日(日)、大阪にて記念講演会と第12回定期会員総会を開催します。講演会には一般の方の参加も大歓迎です。講師は佐賀県武雄市の古川さんとわたしです。
 今回の記念講演では、古川さんより、昨年古代船による運搬実験で注目を集めた「大王の石棺」阿蘇ピンク石の産地宇土半島馬門の現地調査報告や、不知火海「淡海」説の検証などタイムリーなテーマが報告されます。
 わたしからは九州年号研究の成果である「三壬子年」木簡の発見と検証について、『二中歴』に見えない「大長年号」の位置付けについての新説を発表します。いずれも、パワーポイントや映写装置を使用して、迫力ある大画面での解説を予定していますので、ご期待下さい。
 皆様のご参加をお願いいたします。

 日時 6月18日(日)
    午後1時30分〜4時30分
       ※会員総会は4時から。
 会場 大阪市立総合生涯学習センター
   大阪駅前第2ビル5階第二研修室
 講師・演題
1. 古川清久氏(本会会員・武雄市在住)
 馬門─阿蘇ピンク石と「石走る淡海」で詳説が掲載されています。

2. 古賀達也(本会事務局長)
 「三壬子年」木簡と大長年号の史料批判

 参加費 700円


第68話 2006/03/25

『古田史学会報』73号のご案内

 『古田史学会報』73号の編集がようやく終わりました。本号の内容は下記のとおりです。川西市の正木さんは会報初登場。有力新人です。古川さんは「船越」(68、70号)に続いて3作目。今回も力作です。わたしにも会報に論文を書けという声が強まっていますが、ちょっと体力的に限界で、なかなか会報の原稿まで手が回らず、このところ「洛中洛外日記」の転載でお茶を濁しています。次号からは新作論文を発表しようかと思っています。

『古田史学会報』73号の主な内容
 「万世一系」の史料批判(古田武彦)
 呪符の証言(名古屋市・林俊彦)ー参照東海の古代69号、70号
 遺稿・「和田家文書」に依る『天皇紀』『国紀』及び日本の古代史についての考察3(藤崎町・藤本光幸)
 私考・彦島物語IV 国譲り(後編)(大阪市・西井健一郎)
 神武吉野侵攻は「天孫降臨神話」の盗用だった(川西市・正木 裕)
 馬門(武雄市・古川清久)で、詳説掲載
 『北斗抄』(京都市・古賀達也)
 〔読者からのお便り〕佐賀県の「中央」碑(さいたま市・西村俊一さん)
 関西例会のご案内・会員総会のご案内・史跡めぐりハイキング・他


第59話2006/01/24

『古田史学会報』72号のご案内

 『古田史学会報』72号の編集がほぼ完了しました。2月初旬には会員のお手元へ届けることができます。本号の内容は下記のとおりです。大量の漢字の羅列が続く藤本稿のワープロ入力は、太田斉二郎副代表に担当していただきました。聞けば、校正には奥様も手伝われたとか。有り難うございました。

『古田史学会報』72号の主な内容
 「天香山」から銅が採れるか(相模原市・冨川ケイ子)
 遺稿・「和田家文書」に依る『天皇紀』『国紀』及び日本の古代史についての考察2(藤崎町・藤本光幸)
 「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで(豊中市・木村賢司)
 連載小説「彩神」第十一話  杉神(5)(深津栄美・町田市)
 私考・彦島物語 筑紫日向の探索(前編)(大阪市・西井健一郎)
 隅田八幡伝来「人物画像鏡銘文」に就いて(奈良市・飯田満麿)
 石走る淡海(京都市・古賀達也)
 佐賀の「中央」碑(京都市・古賀達也)
 年頭の挨拶・会活動への積極的参加を(水野孝夫代表)
  関西例会のご案内 
 ・古田武彦氏新春特別講演会のご案内
 ・史跡めぐりハイキング・他


第49話 2005/11/26

『古田史学会報』71号のご案内

 『古田史学会報』71号の編集が本日完了しました。12月中旬までには会員のお手元へ届けることができます。本号の内容は次のとおりで、ご寄稿いただいた皆様に御礼申し上げます。古田先生には前号に続いて「弔文」を書いていただきました。心中、誠に複雑です。古田先生にはくれぐれもお身体に留意していただき、ご長寿をお祈りするばかりです。

 『古田史学会報』71号の主な内容
 宣言−新東方史学会、設立のために−(古田武彦)
 新東方史学会会長に中嶋嶺雄氏
 新東方史学会の概要
 遺稿・「和田家文書」に依る『天皇紀』『国紀』及び日本の古代史についての考察1(藤崎町・藤本光幸)
 筑後国風土記の中の「山」(向日市・西村秀己)
 壬申の乱に就いての考察(奈良市・飯田満麿)
 私考・彦島物語 筑紫日向の探索(大阪市・西井健一郎)
 平成十七年度にあたって(東かがわ市歴史民俗資料館友の会会長・池田泰造)
 なにわ男の「旅の恥はかき捨て」(豊中市・木村賢司)
 古層の神名(京都市・古賀達也)
 『和田家資料3』─藤本光幸さんを弔う─(古田武彦)
 浦島太郎の御子孫が講演(古賀達也)
 関西例会のご案内・新年講演会のご案内・史跡めぐりハイキング・他


第31話 2005/09/25

『古田史学会報』70号のご案内

 新東方史学会立ち上げの講演会(京都市・アヴァンティホール)も無事終了し、ほっとしています。遠くからご参加いただいた方も多く、御礼申し上げます。また、ご協力いただいた会員の皆様、ミネルヴァ書房の皆様に感謝申し上げます。
 古田先生は当日の朝10時から会場へ来られ、準備や打ち合わせを行われました。さらに、講演終了後も別室で質疑応答を7時まで続けられ、夜の懇親会にも参加されました。お元気とは言え、かなりご無理をしていただいたのではと、心配しています。
 話は変わって、『古田史学会報』70号の編集が本日ようやく完了しました。10月上旬には会員のお手元へ届けることができます。本号の内容は次のとおりで、ご寄稿いただいた皆様に御礼申し上げます。おかげさまで、面白い内容となりました。

『古田史学会報』70号の主な内容
 鶴見山古墳出土の石人の証言(古賀達也・京都市)
 九州古墳文化の独自性─横穴式石室の変遷─(伊東義彰・生駒市)
 日本の神像と月神の雑話(木村賢司・豊中市)
 書評『神武が来た道』(横田幸男・東大阪市)
 神々の亡命地・信州─古代文明の衝突と興亡─(古賀達也・京都市)
 連載小説「彩神」第11話 杉神4(深津栄美・町田市)
 船越(補稿) 対馬阿麻氏*留神社の小船越(古川清久・武雄市)
 教科書の検討(和田高明・岩見沢市)
 書評『親鸞』古田武彦 宗教的なものを感じさせない(林英治・香川)
 「大王のひつぎ」に一言
  ─読売新聞7月25日・8月3日の記事について─(伊東義彰・生駒市)
 関西例会のご案内・古田史学の会入会のご案内・史跡めぐりハイキング・他
 悲痛の弔文─藤田友治氏に捧げる─(古田武彦)

注記 氏*は氏の下に一


第14話 2005/07/24

『古田史学会報』の紹介

 わたしたち古田史学の会では年に6回偶数月に『古田史学会報』を会員の皆様に発行しています。内容は古田先生や会員の論文、催し物の案内などが中心です。本ホームページでも順次公開していますが、古田学派の最新研究動向を知る上では『古田史学会報』を読んでいただくのが一番だと思います。
 年会費三千円(一般会員)で講読できます。会費五千円の賛助会員になっていただきますと、会報とは別に会員論集『古代に真実を求めて』(年1回、明石書店刊)も進呈しています。
 本日、ようやく『古田史学会報』69号の編集が終了しました。8月初頭に発行しますが、項目だけ一足早くお教えしましょう。今号も好論文がそろいました。

〔『古田史学会報』69号の論文・記事〕
阿漕的仮説−さまよえる倭姫−(奈良市・水野孝夫)
九州古墳文化の独自性−横穴式石室の始まり−(生駒市・伊東義彰)
『古事記』序文の壬申大乱(京都市・古賀達也)
宮城県からも出ていた遮光器土偶(仙台市・勝本信雄)
イエスの美術(今治市・阿部誠一)
高田かつ子さんとのえにし(奈良市・飯田満麿)
古田史学の会・第11回定期会員総会の報告
「新東方史学会」新発足の報告(古田武彦)
関西例会案内・史跡めぐりハイキング案内
9/24「新東方史学会」立ち上げ古田武彦講演会(京都市)のご案内
書籍特価販売のお知らせ(古田史学の会・書籍部)
「古賀事務局長の洛中洛外日記」を連載開始
事務局便り(古賀達也)