第1094話 2015/11/17

「大阪異業種交流プラザ」で服部さんが講演

 本日、大阪市北区大手前のアスコット社で開催された「大阪異業種交流プラザ」で服部静尚さん(『古代に真実を求めて』編集長)が講演されましたので、正木裕さん(古田史学の会・事務局長)や茂山憲史さん(『古代に真実を求めて』編集委員)とともに参加してきました。演題は「古代史が語る天王寺と四天王寺の真相」というもので、なぜ地名(天王寺区)とお寺(四天王寺)の名前が異なるのかという問題を、金光明経や九州年号、九州王朝説という視点から解明するという講演でした。
 質疑応答ではわたしにもご質問いただいたので、「日本最初の年号、大化」や「聖徳太子」が歴史教科書から消えつつあることを古田説に基づいて説明しました。参加者は大阪市の企業経営者の方々が多く、初めて聞かれる九州王朝説・多元史観に驚いておられました。
 講演後の懇親会でも、とても面白かったとなかなかの評判で、「古田史学の会」に入会して勉強したいというご婦人も現れたほどです。会場を提供されていた株式会社アスコットの森井義雄社長は、箸墓古墳が卑弥呼の墓と考えておられる方ですが、「古賀さんの説明は論理的で反論のしようがなかった」とお褒めの言葉をいただきました。
 服部さんや主催者のみなさんのおかげで、また古田史学の輪が広がりました。古田先生の本を読みたいと、著作名を聞かれる方もあらわれ、古田史学の持つ真実の学問の力を改めて感じることができました。

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