第3243話 2024/03/06

『倭国から日本国へ』の目次

 『倭国から日本国へ』(『古代に真実を求めて』27集)の編集作業も最終工程(ゲラ三校)に入りました。これは編集部の校閲担当者3名(茂山憲史さん、西村秀己さん、古賀)で行いますが、締切が3月11日着なので忙しくしています。これが最終チェックですので、誤字誤植などを見落とすと、そのまま印刷し書店に並ぶため、責任重大です。わたしは視力が落ちていますので、ポイントが小さい字の大きさや字体チェックが困難ですが、茂山さんは大手新聞社にお勤めだったこともあり、そうした点まで見逃さない、頼もしい校閲作業のリーダー的存在です。

 4月上旬には発行したいと願っていますので、最終校閲作業が終わると、表紙カバーのデザインや価格設定などを明石書店と相談します。既に目次は決まっていますので、紹介します。

『古代に真実を求めて』27集 目次

【巻頭言】
三十年の逡巡を越えて 古田史学の会 代表 古賀達也

【特集】倭国から日本国へ
「王朝交代」と消された和銅五年(七一二)の「九州王朝討伐戦」 正木 裕
王朝交代期の九州年号 ―「大化」「大長」の原型論― 古賀達也
難波宮は天武時代「唐の都督薩夜麻」の宮だった 正木 裕
飛鳥「京」と出土木簡の齟齬 ―戦後実証史学と九州王朝説― 古賀達也
『続日本紀』に見える王朝交代の影 服部静尚
「不改常典」の真意をめぐって ―王朝交代を指示する天智天皇の遺言だったか― 茂山憲史
「王朝交代」と二人の女王 ―武則天と持統― 正木 裕
「王朝交代」と「隼人」 ―隼人は千年王朝の主だった― 正木 裕
倭国から日本国への「国号変更」解説記事の再検討 ―新・旧『唐書』における倭と日本の併合関係の逆転をめぐって― 谷本 茂
《コラム》「百済人祢軍墓碑銘」に〝日本〟国号はなかった! 谷本 茂

【一般論文】
『隋書』の「俀国」と「倭国」は、別の存在なのか 野田利朗
『隋書』の「倭国」と「俀国」の正体 日野智貴
倭と俀の史料批判 ―『隋書』の倭國と俀國の区別と解釈をめぐって― 谷本 茂
多元的「天皇」号の成立 ―『大安寺伽藍縁起』の仲天皇と袁智天皇― 古賀達也
法隆寺薬師仏光背銘の史料批判 ―頼衍宏氏の純漢文説を承けて― 日野智貴
伊吉連博徳書の捉え方について 満田正賢
『斉明紀』の「遣唐使」についてのいくつかの疑問について 阿部周一
俾彌呼の鏡 ―北九州を中心に分布する「尚方作鏡」が下賜された― 服部静尚

【フォーラム】
海幸山幸説話 ―倭国にあった二つの王家― 服部静尚
豊臣家の滅亡から九州王朝の滅亡を考える 岡下英男

【付録】
古田史学の会・会則
古田史学の会・全国世話人名簿
編集後記

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