第1581話 2018/01/20

モンゴルで後漢時代の銘文発見

 本日、「古田史学の会」関西例会がドーンセンターで開催されました。2月は福島区民センターで、関西例会としては初めて使用する会場です。お間違えなきよう。地図を『古田史学会報』2月号に掲載予定です。
 正木事務局長による「会務報告」では、モンゴルの砂漠の岩壁から後漢時代の銘文「匈奴遠征の詩」発見のニュースが紹介されました。『後漢書』に記録された内容通りの銘文が発見されたことは、『後漢書』や『三国志』など中国史書の記事の信憑性が高いことを指し示し、倭人伝の記事は信用できるとした古田先生の「『三国志』の著者、陳寿を信じ通す」という姿勢が正しかったことを改めて証明することとなりました。
 1月例会の発表は次の通りでした。発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。また、発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレスへ)か電話で発表申請を行ってください。

〔1月度関西例会の内容〕
①『翰苑』の「哥彌多弗利(高松市・西村秀己)
②伊都国の「世々王有り」の疑問(姫路市・野田利郎)
③反論に答えて -奈良盆地での近畿王権成立は困難 -(奈良市・原幸子)
④「河内戦争」に関する疑問(茨木市・満田正賢)
⑤三角縁神獣鏡の大規模国産工房(京都市・岡下英男)
⑥百姓と民の使い分け、十七条憲法(八尾市・服部静尚)
⑦フィロロギーと古田史学【その8】(吹田市・茂山憲史)
⑧「海幸山幸神話」と「日子穂穂手見命」について(東大阪市・萩野秀公)
⑨多元史観と『不改の常典』(川西市・正木裕)

○正木事務局長報告(川西市・正木裕)
 1/21「古田史学の会」新春講演会(大阪府立大学i-siteなんば)の連絡と協力要請・会費入金状況・新会員の紹介・「誰も知らなかった古代史」(森ノ宮)の報告と案内・「九州古代史の会」正月例会と新年会の報告(古賀)・「東京古田会」難波宮、古市古墳群見学の報告・「古田史学の会」関西例会の会場、2月(福島区民センター)・『古代に真実を求めて』21集「発見された倭京 太宰府都城と官道」の編集状況・モンゴルで後漢時代の銘文「匈奴遠征の詩」発見・その他

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