井上信正さんからの講演レジュメ済み
6月18日(日)午後にエル大阪で開催される「古田史学の会」古代史講演会が近づいてきました。今回、講演をお願いしている井上信正さん(太宰府市教育員会)から当日の講演レジュメが届きましたので、概要をご紹介します。
井上さんは大宰府条坊都市研究の第一人者で、大宰府政庁Ⅱ期・観世音寺よりも大宰府条坊が先行して造営されたことを発見された気鋭の考古学者です。関西でのご講演は貴重な機会ですので、多くの皆さんのご来場をお待ちしています。「古田史学の会」の会員でなくても参加できます。
当日は講演会終了後に「古田史学の会」会員総会と希望者による懇親会(有料、会場で受付)も開催します。
日時 6月18日(日)13:20〜16:00
会場 エル大阪 5階研修室2(大阪府立労働センター、大阪市中央区北浜)
交通アクセス
講師 井上信正氏
主催 古田史学の会
参加費 無料
テーマ 大宰府都城について
1.はじめに
○大宰府の役割
○大宰府都城の形成
2.大宰府都城の系譜1(百済系都城としての大宰府)
1)百済王都の変遷
2)大宰府の外郭造営と百済
3.都城の系譜2(中国系都城=大宰府条坊の話)
○政庁跡 遺構の画期
○条坊成立期の区画遺構・整地層
4.二重設計になった理由(都をつくる、大宰府をつくる)
●粟田真人がみた。唐の長安城
●藤原京から 平城京へ
●南にのびる南北道と「南山」
5.儀礼をおこなう都市と客館(東アジア国際標準の賓礼の場)
●大宰府条坊内の客館
●古代の都の客館(鴻臚館)との比較
●類似する事例
●「客館跡」遺構図