「 古田史学の会 」一覧

第1674話 2018/05/22

会員総会と

  谷川清隆 (国立天文台)さん講演会のお知らせ

 「古田史学の会」古代史講演会と2018年度会員総会のお知らせです。今回は国立天文台の谷川清隆さんを講師にお招きし、古天文学の視点から多元的古代(倭国と日本国)について講演していただきます。
 講演会後に「古田史学の会」会員総会と懇親会を行いますので、会員の皆様のご参加をお願いします。講演会は非会員の方も参加できます。講演会は無料、懇親会は有料で当日会場にて参加受付します。詳細は下記の通りです。

【日時】2018年6月17日(日)13時30分〜16時50分 場所:大阪府立大学I-siteなんば2階C1会議室

【住所】大阪市浪速区敷津東2-1-41南海なんば第1ビル2階(南海難波駅南800m、地下鉄大国町駅東450m)

1、開会あいさつ 13時30分〜13時40分
  古賀達也(古田史学の会代表)

2、古代史講演会 13時40分〜15時10分(質疑応答〜15時40分)
「七世紀のふたつの権力共存の論証に向けて」
 講師:谷川清隆 (国立天文台特別客員研究員)
 略歴:1944年生。東京大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院博士課程満期退学。天文学専攻。
1978年、緯度観測所研究員。1988年、国立天文台助教授。2007年、退職。
2018年現在、国立天文台特別客員研究員。理学博士。
興味分野は、歴史以外に歴史天文学、三体問題、カオス。
(講演要旨)隋書を含めてそれ以前の中国の歴史書には日本列島内の国として「倭」のみが出てくる。正確には、歴代王朝の東夷伝 (ただし、漢書では地理志の燕地、北史では列伝巻八十二)に出てくる国という意味である。少なくとも西暦600年までは「倭」である。一方、西暦701年以降は、「日本国」が中国 (唐)に認められた日本の支配者である。もう「倭国」はない。
 七世紀が問題で、旧唐書では、「倭国」と「日本国」があったとし、新唐書では「日本国」があったとする。新旧唐書で日本列島の権力に関して意見が異なる。新旧唐書の意見が違っているにしても、隋書の記録からして「倭国」が西暦600年以後も存在し、新旧唐書の記録からして「日本国」が西暦701年以前に存在していたことは明確である。
 本講演では、七世紀の「倭国」と「日本国」の問題に正面から取り組む。
 (中略)
「異なる王朝の記録」を判別することは困難な作業ではあるが、講演当日には、二つの王朝の記録が共存する期間があることを示す努力をする。

3、古田史学の会2018年度総会
 15時50分〜16時50分

4、終了後懇親会 17時〜
 ・講演会の参加費は無料、懇親会は別途当日徴収します。
 ・同会場S3研修室で11時より「古田史学の会」全国世話人会を開催します。

(問い合わせ先)古田史学の会事務局長 正木裕
 〒666-0115兵庫県川西市向陽台1-2-116
 ℡090-4909-8158
 Email:masakike476@hera.eonet.ne.jp


第1672話 2018/05/19

古田史学の会・関西2018年 6月例会

期日

2018年 6月16日(土)
午前10時より午後5時まで

場所

大阪府立大学I-siteなんば2階 会議室

住所:大阪市浪速区敷津東2-1-41南海なんば第1ビル2階
大阪府立大学I-siteなんばの交通アクセスはここから

  • 地下鉄御堂筋線・四つ橋線「大国町駅(1番出口)」下車、東へ約450m、徒歩約7分
  • 地下鉄堺筋線「恵美須町駅(1-B出口)」下車、西へ約450m、徒歩約7分
報告

会員発表例は例会報告参照

参加費 500円

 

2018年7月例会は、21日(土)I-siteなんばでおこないます。
関西例会は、毎月第三土曜日午前10時より午後5時までです。

九州王朝の「大嘗祭」

 本日、「古田史学の会」関西例会がドーンセンターで開催されました。6〜9月はi-siteなんば会場です。
 日野智貴さんは関西例会初発表です。古田先生が指摘されていた『日本書紀』推古紀・舒明紀編年の「12年ずれ」の現象が孝徳紀まで続いているという仮説が発表されたのですが、古田説や古田学派内の諸説をよく勉強されており、好感が持てました。日野さんは奈良大学で国史を専攻(三回生)されているだけはあって、よくまとめられわかりやすい発表でした。ただし、相手が大学生であっても容赦のない質問や批判が出されたことは言うまでもありません。それら批判にも臆することなく日野さんは応答され、将来が楽しみな若き研究者の登場でした。
 今回の発表でわたしが特に注目したのが、岡下英男さんの発表レジュメに掲載されていた『日本書紀』に見える「大嘗」記事の表でした。天武二年(673)と持統五年(691)の「大嘗」記事について、天武二年記事は九州王朝の大嘗祭に天武は参加・協力しただけであり、持統五年記事は大嘗祭を執り行ったとする「古田説」を紹介されました。ところが、両年ともその当年や前年に九州年号の改元がなされていないことから、『日本書紀』のこの記事が事実であれば、この「大嘗祭」記事は九州王朝のものではなく、天武や持統の即位にかかわる「大嘗祭」記事と考えなければなりません。あるいは、九州王朝の大嘗祭記事であれば、九州王朝にとっての大嘗祭は即位とは無関係に執り行われていたということになります。結論はこれからの研究に委ねることとなりますが、岡下さんのレジュメにより、こうした問題意識を得ることができました。
 この他にも茂山憲史さんの「論証」と「実証」に関する報告でも重要な質疑応答がなされ、いつにも増して刺激的な関西例会となりました。
 5月例会の発表は次の通りでした。なお、最後に予定されていた正木裕さんの発表「俾弥呼と『倭国大乱』の真相」は時間不足のため来月に先送りとなってしまいました。時間不足の原因として、わたしの質問が多すぎると司会の西村秀己さん(古田史学の会・全国世話人、高松市)よりお叱りを受けました。いつものことですが、申しわけありません。
 なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。また、発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレスへ)か電話で発表申請を行ってください。

〔5月度関西例会の内容〕
①十二年後差の適用範囲(奈良市・日野智貴)
②九州王朝と近畿王朝の並立に関する仮説(茨木市・満田正賢)
③百済系単弁軒丸瓦(九州式単弁瓦)とは(八尾市・服部静尚)
④前方後円墳に関してのいくつかの事例(大山崎町・大原重雄)
⑤天の岩戸神話と前方後円墳(大山崎町・大原重雄)
⑥『古事記』記載「吉野之河尻」の古層性(神戸市・谷本茂)
⑦記・紀2つのパンフレット(神戸市・田原康男)
⑧「定策禁中」を考え直す(京都市・岡下英夫)
⑨『古事記』の存在意義 「帝王本紀」は天智政権の撰録であった?(東大阪市・萩野秀公)
⑩フィロロギーと古田史学【11】終(吹田市・茂山憲史)

○正木事務局長報告(川西市・正木裕)
 6/01奈良中央図書館で「古代奈良研究会(原幸子代表)」講演会(講師:正木裕さん「よみがえる日本の神話と伝承 天孫降臨の真実」)・『古代に真実を求めて』21集「発見された倭京 太宰府都城と官道」の発行記念講演会(9/09大阪i-siteなんば、9/01東京家政学院大学千代田キャンパス、他)、5/25プレ記念セッション(森ノ宮)・11/10-11「八王子セミナー」企画中・5/25「誰も知らなかった古代史」(森ノ宮)・6/17「古田史学の会」会員総会と記念講演会(講師:東京天文台の谷川清隆氏)・「古田史学の会」関西例会会場、6〜9月はi-siteなんば・新会員増加・その他


第1669話 2018/05/12

谷本茂さんのNHK講座のご案内

 古田学派の「兄弟子」にあたる谷本茂さん(古田史学の会・会員)がNHKカルチャーの一日講座で講師をされることになりました。下記の案内が届きましたのでご紹介します。ご興味のある方はぜひご参加ください。

NHK文化センター 梅田教室 一日講座
「謎の巨大古墳への新視点
〜卑弥呼・仁徳・継体の陵墓論〜」

2018年5月29日(火)10:00〜12:00
講師:谷本茂

 世界文化遺産候補に決まった百舌鳥・古市古墳群が大きな話題になり、改めて巨大古墳の歴史的意義と被葬者への関心が高まっています。しかし、現在の古墳と被葬者の(公式な)比定関係には多くの疑問があり、古代史に興味を持つ人の大きな関心事となっています。考古学者から比定修正の説が提案されていますが、その方法論は従来の考え方の域を出ていない様に思われます。
 本講座は、記紀資料の原典記述に基づき、従来の比定方法とは全く異なる視点から、古墳前期の箸墓、中期の「仁徳天皇陵」、後期の「継体天皇陵」を具体例として、被葬者との関係を解説します。“古代の姿”を復元する方法の楽しさと問題点を実感していただければ幸いです。
(※恐縮ですが有料です)
お問い合わせ先:NHK文化センター・梅田教室TEL:06-6367-0880


第1662話 2018/05/01

4月に配信した「洛中洛外日記【号外】」

 4月に配信した「洛中洛外日記【号外】」のタイトルをご紹介します。
 配信をご希望される「古田史学の会」会員は担当(竹村順弘事務局次長 yorihiro.takemura@gmail.com)まで、会員番号を添えてメールでお申し込みください。
 ※「洛中洛外日記」「同【号外】」のメール配信は「古田史学の会」会員限定サービスです。

《4月「洛中洛外日記【号外】」配信タイトル》
2018/04/03 『東京古田会ニュース』No.179のご紹介
2018/04/11 6月17日(日)記念講演会のご案内速報
2018/04/13 5月8日、東京出張します
2018/04/18 『九州倭国通信』No.190のご紹介
2018/04/28 「古田史学」「古田学派」の初出
2018/04/29 『多元』145号のご紹介


2018/04/22

古田史学の会・関西2018年 5月例会案内

期日

2018年 5月19日(土)
午前10時より午後5時まで

場所

ドーンセンター
(大阪府立男女共同参画・青少年センター)

交通アクセスはここから

住所:大阪市中央区大手前1丁目3番49号

・京阪「天満橋」駅、地下鉄谷町線「天満橋」駅1番出入口から東へ約350m。
・JR東西線「大阪城北詰」駅下車。2番出口より土佐堀通り沿いに西へ約550m。

報告

会員発表例は例会報告参照

参加費 500円

2018年6月例会は、16日(土)I-siteなんばでおこないます。
関西例会は、毎月第三土曜日午前10時より午後5時までです。

 

第1656話 2018/04/22

都城様式と律令制の対応の論理

 昨日、「古田史学の会」関西例会が福島区民センターで開催されました。5月はドーンセンター、6〜9月はi-siteなんばに戻ります。
 今回も谷本茂さんから『古田史学会報』に発表した拙稿「律令制の都『前期難波宮』」に対して、わたしが全く気づかなかった論点を指摘され、「前のめりにならないように」とのアドバイスをいただきました。その指摘とは、前期難波宮を九州王朝律令(常色律令とわたしは仮称)に対応した都城様式とする論理を採用すれば、同じ様式の藤原宮も九州王朝律令の都城としなければならなくなるが、そこまで言い切ってもよいのかというものです。
 確かにこの指摘はその通りで、わたしもそこまで言い切る自信はありません。「論理の導くところへ行こう。たとえそれがいかなる所であっても。」という岡田甫先生の言葉に従うのが古田先生の「弟子」の心意気であると返答はしたものの、これは大変な指摘を受けたと思いました。この件については、よく考えてみることにします。ちなみに、谷本さんは学生時代から古田先生のご自宅に出入りされていた、古代史分野では最古参の「弟子」です。
 わたしからは、前月の例会での谷本茂さんからの拙論「『論語』の二倍年暦」へのご批判に答えるため、その論理構造について発表しました。ここでも谷本さんや服部静尚さんと激しい論争となり、双方相譲らず、時間切れとなりました。この件については、もっと丁寧な説明が必要と思いましたので、「洛中洛外日記」などで史料根拠を明示したいと考えています。
 例会後の懇親会では、初参加の日野智貴さん(奈良大学、国史専攻)から、伊勢神宮は九州王朝が創建したとする仮説などをお聞きしました。是非、関西例会で発表するようにと勧めました。
 4月例会の発表は次の通りでした。発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。また、発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレスへ)か電話で発表申請を行ってください。

〔4月度関西例会の内容〕
①前方後円墳は治水と祭祀のモニュメント(大山崎町・大原重雄)
②神話構造の二重性について(神戸市・谷本茂)
③論証の諸刃の剣である「戊申年」木簡(神戸市・谷本茂)
④「百済様式の古瓦は九州から出土しない」は嘘だった(八尾市・服部静尚)
⑤「『論語』の二倍年暦」の論理構造 -谷本茂さんにお答えする-(京都市・古賀達也)
⑥「不改常典の法」の意味するもの(京都市・岡下英夫)
⑦フィロロギーと古田史学【10】個人的批判と古田史学の実際(吹田市・茂山憲史)
⑧ホアカリの天孫降臨(東大阪市・萩野秀公)
⑨九州王朝の統治範囲(エリア)について(川西市・正木裕)

○正木事務局長報告(川西市・正木裕)
 新年度会費入金状況・『古代に真実を求めて』21集「発見された倭京 太宰府都城と官道」の売れ行き好調・「誰も知らなかった古代史」(森ノ宮)3/23服部静尚さん「ポルトガルの宣教師が見た安土桃山時代の日本」の報告・『古代に真実を求めて』21集「発見された倭京 太宰府都城と官道」の発行記念講演会(9/09大阪i-siteなんば、9/01東京家政学院大学千代田キャンパス、他)、5/25プレ記念セッション(森ノ宮)・東京古田会、多元的古代研究会で「八王子セミナー」企画中・6/17「古田史学の会」会員総会と記念講演会(講師:東京天文台の谷川清隆氏)・水野顧問の転居先・「古田史学の会」関西例会会場、5月はドーンセンター、6〜9月はi-siteなんば・新会員増加・その他


第1646話 2018/04/10

縄文神話と縄文土器のフィロロギー

 『古田史学会報』145号で発表された大原重雄さんの「縄文にいたイザナギ・イザナミ」は「古田史学の会」関西例会での発表を論文化したものです。大原さんの発表を聞いたとき、わたしはその学問の方法と縄文神話という未知の領域に挑んだ画期的な研究に驚きました。そして同時に脳裏に浮かんだもう一つの論文がありました。
 古田武彦「村岡典嗣論 時代に抗する学問」(『古田史学会報』38号、2000年6月)です。『古田武彦は死なず』(古田史学の会編、明石書店、2016年)にも収録した、古田先生にとっての記念碑的論文です(自筆原稿を古田先生から記念にいただきました。古賀家の家宝としています。自筆原稿の写真も『古田武彦は死なず』に掲載)。
 その中で村岡典嗣先生の論文「日本思想史の研究方法について」を紹介された部分があります。村岡先生がドイツのアウグスト・ベエクのフィロロギーを日本思想史として取り入れられたのですが、その思想史という学問について古田先生は次のように紹介されました。

「第一に、思想史は、『ある意味において文化史に属する』こと。
 第二に、外来の思想を摂取し、その構成要素としつゝも、その間に、何等かの『日本的なもの』を発展して来たところ、そこに思想史の目標をおかねばならぬこと。
 第三に、外国における日本思想史学の先蹤として、第十八世紀の末から第十九世紀へかけて、ドイツの学界において学問的に成立した学問として『フィロロギイ』が存在すること。
 第四に、その代表者たるアウグスト・ベエクがのべている『人間の精神から産出されたもの、則ち認識されたものの認識』という定義がこの学問の本質をしめしている。
 第五に、ただし『思想史の主な研究対象といへば、いふまでもなく文献である。』
 第六、宣長が上古、中古の古典、即ち古事記や源氏物語などの研究によつて実行したところは、十分な意味で、『フィロロギイと一致』する。」

 そして、古田先生はこの村岡先生が取り扱われた学問領域について、次のように「批判」されています。

 「以上の論述の中には、今日の問題意識から見れば、矛盾とは言えないけれど、若干の問題点を含んでいると思われる。
 その一は、縄文時代における『人間の認識』だ。右の論文の記せられた昭和初期(発表は九年)に比すれば、近年における縄文遺跡の発掘には刮目させられる。三内丸山遺跡はもとより、わたしが調査報告した足摺岬(高知県)の巨石遺構に至るまで、当時の『認識範囲』をはるかに超えている。おびただしい土器群と共に、これらが『人間の認識』に入ること疑いがない。先述のベエクの定義によれば、これらも当然『フィロロギイ』の対象である。彼が古代ギリシヤの建築・体育・音楽等をもその研究対象としている点からも、この点はうかがえよう。
 確かに、縄文世界の真相は、ただ個々の遺物や遺跡に対する考古学的研究だけではなく、同時に『思想史学的研究』にとってもまた、不可欠の対象領域ではなかろうか。けれども、その十分なる方法論を学的に構築しようとした論文・著述を見ること、世に必ずしも多しとしないのではあるまいか。」

 この最後の部分にある「縄文世界の真相は、ただ個々の遺物や遺跡に対する考古学的研究だけではなく、同時に『思想史学的研究』にとってもまた、不可欠の対象領域ではなかろうか。けれども、その十分なる方法論を学的に構築しようとした論文・著述を見ること、世に必ずしも多しとしないのではあるまいか。」という指摘を思い出したのです。
 古田先生が待望されていた縄文世界の真相に肉薄する「その十分なる方法論を学的に構築しようとした論文」が大原論文であり、わたしたち古田学派の中から生まれた研究と言っても過言ではないと思います。古田先生が生きておられたら、大原さんの研究を高く評価されたことでしょう。


第1645話 2018/04/10

『古田史学会報』145号のご案内

 『古田史学会報』145号が発行されましたので、ご紹介します。
 今号も常連組から手堅い論稿が発表されました。『古代に真実を求めて』22集の特集テーマ「多元史観で読み解く古代伝承」(仮称)をも射程に入れた正木さんの論稿が一面を飾りました。関西例会や久留米大学で発表されたものを論文化されたもので、大好評だったテーマです。
 大山崎町の大原さんの論稿は、会報デビューされた前号に続いて連続で採用されたもの。「関西例会」での発表を投稿していただいたのですが、縄文神話という仮説を縄文土器を根拠に提起するという、驚愕の論文です。まさに古代史学の新たな領域を切り拓いた記念碑的論文ではないでしょうか。この点については別途詳述します。
 皆川さんは会報デビューです。「古田史学の会・四国」での講演会や旅行の報告をしていただきました。各地の活動報告は優先的に掲載しますので、よろしくお願いします。
 今号に掲載された論稿は次の通りです。

『古田史学会報』145号の内容
○よみがえる古伝承
 大宮姫と倭姫王・薩摩比売(その1) 川西市 正木裕
○『隋書』における「行路記事」の存在について 札幌市 阿部周一
○十七条憲法とは何か 八尾市 服部静尚
○律令制の都「前期難波宮」 京都市 古賀達也
○松山での『和田家文書』講演と「越智国」探訪 松山市 皆川恵子
○縄文にいたイザナギ・イザナミ 乙訓郡大山崎町 大原重雄
○会誌刊行(『古代に真実を求めて』21集『発見された倭京 太宰府都城と官道』)のお知らせ
○二〇一八年度会費納入のお願い
○お知らせ「誰も知らなかった古代史」セッション
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会・関西例会のご案内
○編集後記 西村秀己


第1643話 2018/04/07

九州王朝「北陸道」の問答

 『発見された倭京』で九州王朝の「東山道」15国を比定し、古代官道が太宰府を起点に展開されているとした西村秀己さんの論理的仮説を実証的に検証された山田春廣さんが、ブログにおいて太宰府起点の「東山道」「東海道」そして「北陸道」の地図を発表されています。山田さんは「妄想」と謙遜されていますが、そういうことはなく、なかなか優れた仮説(地図)と思います。
 その山田さんのブログ上で「北陸道」について、わたしと問答(学問的対話)を続けていますが、面白い展開を見せつつありますので、「洛中洛外日記」に転載させていただきました。皆さんも是非「問答」にご参加下さい。

【わたしからの質問】
山田様
 貴ブログの「北陸道」地図をわたしのfacebookに転載させていただきました。なかなかよい仮説(地図)と思いました。「北陸道」については次の疑問を抱いているのですが、山田さんのお考えをお聞かせいただければ幸いです。

1.他は「海道」「山道」なのに、なぜここだけ「北陸道」と命名したのか。あるいは、九州王朝は別の名称だったのでしょうか。「北海道」が別ルートとしてありますから、仕方なく「北陸道」と命名したのでしょうか。

2.筑前から東山道の山口県部分を飛び越えて、山陰ルートに向かいますが、やや不自然のような気がします。

 以上、ご教示ください。なお、この疑問は山田説を否定するという趣旨のものではありませんので、ご理解ください。

【山田さんからの応答】
 まず、「「九州王朝の北陸道」十二國」は西村さまの「五畿七道の謎」に沿って東・西・南・北海道を比定し、そこに私が比定した「東山道十五國」を重ねると、残りが「北陸道」だという理屈だけで想定したものですので、「東山道十五國」の比定も含めて批判されて然るべきものと考えています。ですから、古代官道の諸国について私の想定図とは異なる比定があってしかるべきと思っております。
 倭国(九州王朝)の古代官道については、西村仮説「五畿七道の謎」(「九州王朝(倭国)の首都大宰府」「太宰府を起点として全国に張り巡らされた官道」)のガイドラインに沿ってさえいれば、もっと様々な比定がなされてしかるべきで、それによってさらに議論が深められていくものと考えております。
 さて、古賀さまがご疑問に思われたことがらについて、私なりに考えてみました(根拠は示せませんので妄想ということです)。

1.「北陸道」という命名は確かに不審です。海に面している(実際も海路が主ではないかと思う)のに「陸」というのが納得できないところです。よって、これは「北海道」ではなかったかと考えています(西村さまとは少し異なる考えになりますが)。
 「北海道」は倭の五王時代にあった壱岐・対馬・金海(きむへ、南朝鮮)へ向かう海道であったわけですが、倭国(九州王朝)が朝鮮半島の版図を失い、海峡国家でなくなって以降の時代に、何時の時代かわかりませんが、博多湾を出て令制では「山陰道」と呼ばれている諸国沿いの海路が「北海道」と改称され、さらに「北陸道」と改称されたのではないかと妄想しています。

2.上記の妄想から、「北陸道」が「北海道」を改称した「海路」ということであれば、長門(山口県)を飛び越えて行くのもありと考えます。また、別の考え方として、「北陸道」が長門国の北部を通っている(長門を二道が通る)ということも考えられます。しかし、「官道」を「軍管区」と考えると、一国を二分するというのは不自然ですので、「北陸道」は「陸路」ではなく「海路」だった(後の時代に「北海道」を「北陸道」と改称した)という考えの方に今の段階では魅力を感じています。

 古賀さまのご疑問にお答えできたとは思いませんが、とりあえず考え(妄想)を述べさせていただきました。


2018/4/7

第156回古田史学の会・四国勉強会

期日

2018年 6月 2(土)
    午後1時30分〜4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1〜「『葬られた驚愕の古代史』
    – 越智国に“九州王朝の首都”紫宸殿ありや」上梓にあたって
   講師〜合田洋一(当会事務局長)

演題2〜「東北の古代史の探求」
         – 『真実に悔いなし』を読んで
   講師〜阿部誠一(当会会長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費

会員500円
非会員1000円、初めての方500円

 

 

古田史学の会・四国 当会記事案内(抜粋)

 

古田史学会報117号 2013年8月15日

古代ロマン邪馬壹国への道

 — 魏志倭人伝の一大國と伊都國を訪ねて

     今治市 白石恭子

梅花香る邪馬壱国の旅

古田史学の会四国 
「筑紫舞」見学ツアー(2014年2月28日~3月3日)報告 8ページ
「邪馬台国」を「邪馬壱国」に訂正した年表を発見、
筑紫舞再興三十周年記念「宮地嶽黄金伝説」、古田先生の記念講演と筑紫舞
作成:古田史学の会四国 松浦秀人(2014年3月11日)

 

古田史学会報 112号 2012年10月13日

斉明天皇と紫宸殿(明理川)

 — 白村江戦大敗と、斉明天皇越智国滞在の真実

    西条市 今井久

 

古田史学会報69号 2005年8月8日

イエスの美術

  今治市 阿部誠一

 

古田史学会報83号 2007年2月10日

朝倉史跡研修記

 古田史学の会・四国 阿部誠一

古田史学会報104号 2011年6月5日

銀装方頭太刀について
 (小松町南川大日裏山古墳出土)

     今井 久

古田史学会報90号 2009年2月16日

「温湯碑」建立の地はいずこに

松山市 合田洋一

合田洋一氏の古田史学入門講座

『松前史談まさきしだん』(愛媛県伊予郡松前町松前史談会編)から転載


第155回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2018年 4月 7日(土)
    午後1時30分〜4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1〜青森に埋もれた『和田家文書』 — その3
   講師〜皆川恵子(当会会員)

演題2〜私と古田史学の出会い
         – 『真実に悔いなし』を読んで
   講師〜米田学(当会会員)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費

会員500円
非会員1000円、初めての方500円

 


第154回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2018年 3月 3日(土)
    午後1時30分〜4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1〜勿来関(なこそのせき)について
   講師〜原廣通(古田史学の会・仙台代表、全国世話人)

演題2〜『和田家文書』から見えてくる歴史の真実
   講師〜安彦克己(東京古田会副会長)

講演会終了後6時より両氏を囲んで懇談(食事)会を開催します。
  会費千円。

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費

会員500円
非会員1000円、初めての方500円

第153回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2018年 2月 3日(土)
    午後1時30分〜4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1〜「九州王朝」の終焉と新生「日本国」の成立の闇
      — 王朝交代は禅譲か放伐か
   講師〜合田洋一(当会事務局長)

演題2〜「古田史学」の今後のあり方
   講師〜阿部誠一(当会会長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費

会員500円
非会員1000円


第152回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2017年12月 2日(土)
    午後1時30分~4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 視聴覚室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1~「『日本書紀』に見える伊勢王とは誰か(正木裕氏説)」について
   講師~白石恭子(当会幹事)

演題2~「中国史に見る 中華と夷蕃 — 易姓革命の世界」
   講師~合田洋一(当会事務局長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費

会員500円
非会員1000円
(今回は特別資料代として、別途500円申し受けさせて戴きます。 — 演題2用)


第151回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2017年11月 4日(土)
    午後1時30分~4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1~「青森に埋もれた『和田家文書』を読む」その三
   講師~皆川恵子(当会会員)

演題2~「東北の古代について」
   講師~講師~阿部誠一(当会会長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員・非会員共に500円

第150回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2017年10月 7日(土)
    午後1時30分~4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1~「青森に埋もれた『和田家文書』を読む」その二
   講師~皆川恵子(当会会員)

演題2~「竹取物語について」
   講師~中山眞一(当会幹事)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員・非会員共に500円

第149回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2017年 9月 2日(土)
    午後1時30分~4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1~「青森に埋もれた『和田家文書』を読む」その一
   講師~皆川恵子(当会会員)

演題2~「隠岐島コミューンについて」
   講師~阿倍誠一(当会会長)

 

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員・非会員共に500円

第148回古田史学の会・四国勉強会済み

期日

2017年 8月 5日(土)
    午後1時30分〜4時30分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第一会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1〜「ヤマタノオロチ」考
   講師〜中山眞一(当会幹事)

演題2〜「伊予之二名州は『瀬戸内海神話』の主要舞台」
   講師〜合田洋一(当会事務局長)

 

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員・非会員共に500円

第147回古田史学の会・四国総会・記念講演会済み

期日

2017年 7月 1日(土)
    午後2時40分〜4時30分(講演のみ

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 視聴覚室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

会員総会13時30分〜14時30分のち実施

記念講演
「プラタモリ」出演の愛媛大学名誉教授・高橋治郎先生

「温泉から探る愛媛の古代史」
    

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員・非会員共に500円

 

第146回古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2017年 6月 3日(土)
    午後1時30分〜4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、「隠岐の島研修旅行報告」
        講師〜松浦秀人・史子氏 

演題2、越智氏の出自 — 「オチ」元は「コチ」だった。
     『週刊新潮 — 日本ルネッサンス』「なぜ日本史から聖徳太子を消すのだ。」 — 櫻井よし子様への手紙
        講師〜合田洋一(当会事務局長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

<予告> 7月 1日(土)午後一時半から総会のあと、愛媛大学名誉教授の高橋治郎先生による記念講演「温泉から探る愛媛の古代史」です。多くの方のご参加待ち申し上げます。

第145回古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2017年 4月 1日(土)
    午後1時30分〜4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、九州王朝の変遷する王都の比定地その2

演題2、『倭人とは何か — 漢字から読み解く 日本人の源流』を読んで
     講師〜合田洋一(当会事務局長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

 

第144回古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2017年 3月 4日(土)
    午後1時30分~4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、東予地方における古代の廃寺
     講師~今井久(当会幹事)

演題2、九州王朝の変遷する王都の比定地
     講師~合田洋一(当会事務局長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます

 

第143回 古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2017年 2月 4日(土)
    午後1時30分〜4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、古田先生も尊敬するトーマス・ペインの
        「ベーシックインカム」について〜その2
     講師〜坂根修(当会会員)

演題2、「越智国のなりたち」
     講師〜合田洋一(当会事務局長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費

会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます

 

第142回 古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2016年12月10日(土)
    午後1時30分〜4時40分

今回に限り第二土曜日です。

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第3会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、古田先生も尊敬するトーマス・ペインの
        「ベーシックインカム」について
     講師〜坂根修(当会会員)

演題2、「古田史学の目」
     講師〜阿部誠一(当会会長)

 

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

 

第141回 古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2016年11月 5日(土)
    午後1時30分~4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、「『史記』について」
     講師~松井孝祐(当会会員)

演題2、九州年号から見る多利思北孤と利
     講師~中山眞一(当会会員)

 

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

 

第140回 古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2016年10月 1日(土)
    午後1時30分〜4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、「斉明六年の歌謡について」
     講師〜皆川恵子(当会会員)

演題2、古田武彦著『鏡が映す真実の古代 — 三角縁神獣鏡をめぐって』〜「邪馬壹(台)国近畿説の考古学上の問題点」
     講師〜合田洋一(当会事務局長)

 

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

 

第139回 古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2016年 9月 3日(土)
    午後1時30分~4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、『三国志』「魏志倭人伝」を読む
     講師~白石恭子(当会幹事)

演題2、「郷土『越智国』の遺跡・文献・伝承に見る古代史像」
     講師~今井久(当会幹事)

 

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

 

第138回 古田史学の会・四国 勉強会済み

期日

2016年 8月 6日(土)
    午後1時30分〜4時40分

場所

愛媛県立男女共同参画推進センター
2階 第1会議室

愛媛県松山市山越町450
(伊予鉄本町6丁目電停より徒歩3分)
Tel: 089−926−1633(場所の確認のみにして下さい)

演題
と講師

演題1、「吉備王国探訪の旅」の報告
     講師〜松浦秀人(当会幹事)

演題2、「元号の日」とは
     講師〜合田洋一(当会事務局長)

演題2、「娜大津」は博多湾岸ではない
  — そこは四国中央市土居町津根であった
     講師〜合田洋一(当会事務局長)

連絡先 携帯090−8976−8399(事務局長・合田)

参加費 会員500円・非会員の方は1000円
始めてご参加の方は500円とさせて頂きます。

 


第1638話 2018/04/01

百済伝来阿弥陀如来像の流転(1)

 太宰府市の観世音寺創建年次について、『発見された倭京』(古田史学の会編、明石書店。2018.03)収録の拙稿「太宰府都城の年代観 近年の研究成果と -九州王朝説-」で次のように記しました。

 「3.観世音寺の造営(六七〇年)
〔根拠〕①出土創建瓦老司Ⅰ式の編年が川原寺の頃と考えられる。②『二中歴』年代歴に白鳳年間の創建と記されている。③『日本帝皇年代記』に白鳳十年(六七〇)の創建と記されている。④『勝山記』に白鳳十年(六七〇)の創建と記されている。⑤『続日本紀』和銅二年(七〇九)二月条に、天智天皇が斉明天皇のために創建したとある。」(85頁)

 観世音寺の創建年は従来から諸説あり、一元史観においても安定した通説は見られませんでした。しかし、最終的な伽藍の完成年は8世紀前半とされてきました。考古学的にも創建年を特定できるほどの出土土器が少なく、出土瓦などの編年によっていました。
 他方、九州王朝説の視点から、わたしは創建瓦の老司Ⅰ式を従来の考古学編年に基づいて、川原寺系のもので藤原宮式よりも古い(7世紀後半)とする見解を支持してきました。更に文献史料に白鳳年間(661〜683)や白鳳十年(670)とするものを複数発見し、観世音寺創建を670年としました。
 この観世音寺創建670年説は揺るがないと考えているのですが、その結果、別の問題が発生し、解決できずに残されたままになっていました。観世音寺の本尊である百済伝来の丈六金銅阿弥陀如来像は、観世音寺創建までどこの寺院に安置されていたのかという問題です。(つづく)