古田史学の会一覧

第568話 2013/06/29

「i-siteなんば」で古田武彦トークセッション済み

 本日、大阪府立大学なんばキャンパス「i-siteなんば」で 古田先生のトークセッションを開催しました。ライブラリーの古田武彦著作コーナーを見ていただいた後、別室で著作にかかわる思い出などを二時間にわたり、 お話ししていただきました。メールやホームページだけでの案内でしたが、遠くは神奈川県や三重県から来られた方もありました。終了後も近くのレストランで 1時間以上にわたり質問に答えていただきました。
 古田先生の送迎で、竹村順弘さん(古田史学の会・全国世話人)の自家用車で向日市のご自宅から会場まで往復したのですが、車中でもお話を聞かせていただき、良い機会を得ることができました。
 また、「i-siteなんば」の古田武彦コーナーの蔵書リストが正木裕さんにより作成されましたので、当ホームページでも紹介するはこびです。同コーナーが古田ファンに末永くご利用いただけることを期待しています。


第565話 2013/06/21

第565話 2013/06/21

「i-siteなんば」に古田先生をご案内します済み

 6月16日に「i-siteなんば」で「古田史学の会」会員総会を開催しました。総会に先立って、竹村順弘さんと正木裕さんによる記念講演が行わ れました。両氏ともプロジェクターでスクリーンに映し出された画像を駆使した、わかりやくインパクトのある講演でした。古代史の講演もIT機器を使用する 時代となったものです。講演テーマは次の通りでした。

○竹村順弘さん 古田武彦著作集で綴る史蹟百選・九州編
○正木 裕さん 周王朝から邪馬壱国、そして現代へ・・倭人伝の官職名と青銅器・・

 午前中は古田史学の会・全国世話人会を開催しました。北海道からは今井俊圀さん、四国からは合田洋一さんに遠路はるぱるお越しいただきました。 「古田史学の会・東海」は当日同会の総会が重なったため、今回は残念ながら欠席されました。昼食は「i-siteなんば」3階ライブラリーにある「古田武 彦書籍コーナー」の前でとりました。このコーナーには古田先生の著書がほとんど集蔵されており、今後の古田史学研究の拠点として有意義に活用されることで しょう。
 正木裕さんの発案で、古田先生を「i-siteなんば」にお連れして、「古田武彦書籍コーナー」をご案内することとなりました。日時は6月29日(土) の午後で、2時頃からは古田先生を囲んで、著書の思い出などを語っていただけることになりました。ご都合のつかれる方は、是非ご参加ください。


第564話 2013/06/12

『古田史学会報』116号の紹介

 今日は金沢駅前のホテルに宿泊しています。明日は名古屋に向かいます。仕事柄、出張が多いので、出張先のご当地の歴史や旧跡に触れたいのですが、なかなかそうした余裕はありません。
 『古田史学会報』116号が発行されました。今回も古田先生から原稿をいただきました。古谷さんからは中国史書に見える「短里」の発見報告がなされました。その後も周代の史書からの「短里」発見の投稿が続いています。順次、掲載したいと思います。掲載稿は次の通りです。

〔『古田史学会報』116号の内容〕
○「古田史学」の理論的考察  古田武彦
「古田史学」の論理的考察を改訂。「学問論」の理論的考察(東京古田会NEWS No.150 May2013)と『言素論』の理論的考察(TAGEN No.115 May 2013 多元的古代研究会)の二稿とワン・セットです。(2013.6.26訂正)

○「消息往来」の伝承  京都市 岡下英男
○白雉改元の宮殿 — 「賀正礼」の史料批判 京都市 古賀達也
○「放生会」は九州王朝の儀式 — それは利歌彌多弗利の創設だった 川西市 正木裕
○「元興寺」と「法隆寺」(2)「勅願寺」としての性格の同一性と「斑鳩寺」の存在と関係  札幌市 阿部周一
○『文選』王仲宜の従軍詩 『三国志』蜀志における里数値について  枚方市 古谷弘美
○会報原稿募集
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内
○古田史学の会・会員総会と記念講演会の案内
○編集後記


第558話 2013/05/19

古代ギリシアの「従軍慰安婦」

 昨日の関西例会で、わたしは古代ギリシアの「従軍慰安婦」というテーマでクセノポン著『アナバシス』にギリシア人傭兵部隊に娼婦が多数従軍していたという記事があることを紹介しました。
 ソクラテスの弟子であるクセノポンが著した「上り」という意味の『アナバシス』は、紀元前401年にペルシアの敵中に取り残されたギリシア人傭兵1万数 千人の6000キロに及ぶ脱出の記録です。クセノポンの見事な采配によりギリシア人傭兵は故国に帰還できたのですが、その記録中に娼婦のことが記されてい ます。アルメニア山中の渡河作戦の途中に次の記事が突然現れます。

 「占者たちが河(神)に生贄を供えていると、敵は矢を射かけ、石を投じてきたが、まだこちらには届かなかった。生贄が吉 兆を示すと、全軍の将士が戦いの歌を高らかに唱して鬨の声をあげ、それに合わせて女たちもみな叫んだ−−隊中には多数の娼婦がいたのである。」岩波文庫 『アナバシス』(169頁)

 この娼婦たちはギリシア本国から連れてきたのか、遠征の途中に「合流」したのかは不明ですが、将士の勝ち鬨に唱和して叫んでいることから、前者ではないかと推定しています。
 昨今、物議を醸している橋下大阪市長による「慰安婦」発言もあったことから、いわゆる「従軍慰安婦」が紀元前400年頃の記録に現れている例として紹介 しました。この問題は他国への侵略軍・駐留軍が避けがたく持つ「性犯罪」「性問題」が人類史的にも根が深い問題であり、ある意味では橋下市長の発言を契機 に、より深く考える時ではないかと思います。「建前」だけの議論や、単なるバッシングでは沖縄の米兵による性犯罪をはじめ、世界各地の侵略軍・駐留軍により恐らくは引き起こされているであろう各種の問題を解決できないことは明白です。歴史学や思想史学が机上の学問に終わらないためにも、真剣に考えるべきテーマではないでしょうか。
 5月例会の発表は次の通りでした。なお、6月例会は「古田史学の会」会員総会・記念講演会などのため中止となりました。

 

〔5月度関西例会の内容〕
1). シキの考察−−西村説への尾鰭(大阪市・西井健一郎)
2). 古代に忌み名(諱)の習俗はあったのか(八尾市・服部静尚)
3). 歩と尺の話(八尾市・服部静尚)
4). 古田史学会インターネットホームページ運営報告(東大阪市・横田幸男)
5). 古代ギリシアの「従軍慰安婦」(京都市・古賀達也)
6). 和気(京都市・岡下秀男)
7). 「室見川の銘板」の解釈について(川西市・正木裕)
8). 「実地踏査」であることを踏まえた『倭人伝』の距離について(川西市・正木裕)
8). 味経宮のこと(八尾市・服部静尚)
9). 史蹟百選・九州篇(木津川市・竹村順弘)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況・会務報告・会誌16集編集遅れ・新東方史学会寄付金会計報告の件・行基について・その他 


第556話 2013/05/08

6月16日(日)、会員総会・講演会を開催します

 来る6月16日(日)に古田史学の会・会員総会を開催します。会員の皆様のご参加をお願いします。当日、総会に先立って午後1時より記念講演会を開催します。こちらには一般の方もご参加できます。
 今回の記念講演会は竹村さんと正木さんに講演していただくことになりました。テーマは次の通りです。

            

○竹村順弘さん 古田武彦著作集で綴る史蹟百選・九州編
○正木 裕さん 周王朝から邪馬壱国、そして現代へ・・倭人伝の官職名と青銅器・・

            

 竹村さんからは、現在、古田史学の会で編集中の「古田武彦著作集で綴る史蹟百選・九州編」(仮称)の概要について報告されます。古田史学関連遺跡の紹介を読みながら、古田史学について学べるという、優れものです。同書はミネルヴァ書房から刊行されます。
 正木さんからは、倭人伝の官職名が中国周代の青銅器に由来するという驚きの新発見について報告されます。倭人伝研究の新段階ともいうべきテーマですのでご期待ください。
 会場は古田先生の著作が多数集蔵されている、大阪府立大学難波キャンパスI-siteナンバです。是非ご参加ください。


第550話 2013/04/21

天王寺にあった「聖徳太子」の往復書簡

 昨日の関西例会は大阪西区民センターで行いました。会場予約抽選の競争倍率が年々高くなり、会場予約担当者のご苦労がしのばれます。

 4月例会の発表テーマは次の通りでした。中でも岡下さんの発表は、「聖徳太子」実は「カミトウの利(利歌彌多弗利)」と善光寺如来の往復書簡が法隆寺ではなく天王寺(四天王寺)に保存されていたというもので、「利」は難波の地で没したのではないかという大変興味深いものでした。

 よくよく考えてみれば、法隆寺は火災で全焼しており、和銅年間頃に再建(移築)されるまで、この往復書簡は別の寺院などにあったと考えざるを得ないのですが、それが天王寺だったというのは、なるほどと思いました。岡下さんには会報への投稿を要請しました。

 

〔4月度関西例会の内容〕
1). 山田宗睦仮説(日本書紀の仁徳~武烈紀は全文作為)の検証:仁徳~安康紀編(八尾市・服部静尚)
2). 「消息往来」の伝承(その2)(京都市・岡下秀男)
3). 史蹟百選・九州篇(木津川市・竹村順弘)
4). 難波朝廷の賀正礼と立礼(京都市・古賀達也)
5). 天皇家と「師木津日子」の系譜(高松市・西村秀己)
6). 「I-siteなんば」に収蔵された古田先生の著作(概要・2013年4月現在)(川西市・正木裕)
7). 博多湾岸「邪馬壱国」と怡土平野なる「奴国」(川西市・正木裕)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況「研究自伝」執筆中・古田先生テレビ出演・会務報告・大和田始『風土記解体』を読む・「乙巳の変」の中臣鎌足は藤原不比等(水野説)・その他


第548話 2013/04/07

『古田史学会報』115号の紹介

 『古田史学会報』115号が発行されました。今回も好論満載です。古田先生からも中嶋嶺雄さんのご逝去にあたり、追悼文をいただはました。
 西村さんからは「隼人」は北部九州の勢力であったとする新説が発表されました。今後の「隼人」研究における基本論文の一つとなるでしょう。正木さんから は大宰府観世音寺の「碾磑」が観世音寺建立時にベンガラの湿式粉砕に用いられたとする研究を詳述されました。わたしは七世紀の須恵器編年に関する知見から、前期難波宮天武期造営説が成立し得ないことを報告しました。札幌市の阿部周一さんも快調に論稿を発表されています。掲載稿は次の通りです。

〔『古田史学会報』115号の内容〕
○追悼 中嶋嶺雄君に捧ぐ  古田武彦
○隼人原郷  高松市 西村秀己
○七世紀の須恵器編年 -前期難波宮・藤原宮・大宰府政庁-  京都市 古賀達也
○観世音寺の「碾磑」について 川西市 正木裕
○『三角縁神獣鏡辞典』  京都市 岡下英男
○「元興寺」と「法隆寺」(1)「維摩経疏」残巻と「元興寺」の関係  札幌市 阿部周一
○割付担当の穴埋めヨタ話? 「自天祖降跡以逮」とは  高松市 西村秀己
○2013年度 会費納入のお願い
○会報原稿募集
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内
○編集後記


第540話 2013/03/16

讃岐地方に濃密分布する「地神」神社

 本日の関西例会では、高松市に転居された西村さんから早速現地の神社の調査報告がなされました。讃岐地方に濃密分布する 「地神」という珍しい神様についてで、祭神は天照大神や埴安姫、倉稲魂が多いとのこと。逆に讃岐には稲荷神社がほとんど無いそうです。神社の分布にも地方 差があり面白い報告でした。
 竹村さんからは前回に引き続き、東テイ国をテーマとした仮説(東テイ人=縄文人)が発表されました。
 服部さんからも前回に引き続いて古代尺についての研究が報告され、太宰府・前期難波宮・藤原京の条坊が北朝の大尺(29.6cm)に基づくことが示されました。九州王朝と中国北朝との関係について示唆的な研究でした。
 わたしは藤原宮が二つあった可能性について報告しました(大宮土壇と長谷田土壇)。喜田貞吉さんの説を考古学的に発展させた作業仮説ですが、その当否を確かめるためにも現地調査(長谷田土壇)を行う予定です。
 正木さんからは倭人伝に記された「戸数」「家数」と人口との関連についての新説(戸=人口)を発表されました。
 3月例会の発表テーマは次の通りでした。

〔3月度関西例会の内容〕

1). 讃岐の地神(高松市・西村秀己)
2). 東テイ(魚是)人と弥生人の音韻(木津川市・竹村順弘)
3). 東テイ(魚是)人と串間の玉璧(木津川市・竹村順弘)
4). 古代基準尺についての考察(八尾市・服部静尚)
5). 二つの藤原宮(京都市・古賀達也)
6). 宇佐の神託(高松市・西村秀己)
7). 「碾磑」補足説明(川西市・正木裕)
8). 大阪府立大学なんばキャンパス「I-siteなんば」古田史学コーナーについて(川西市・正木裕)
9). 『魏志倭人伝』邪馬壱国等の人口についての問題提起(川西市・正木裕)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況・会務報告・「乙巳の変」は九州年号大化元年(695)・倭人伝の訓みの疑問・その他


第527話 2013/02/16

「古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州編」候補地選定中

 本日の関西例会は京阪天満橋駅近くのエル大阪で行われました。毎回の会場確保は大変です。担当者やご協力いただいた会員の皆様に改めて御礼申し上げます。
   例会冒頭、竹村さんから「古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州編」の候補地一覧の収集状況が報告されました。これは古田先生の著作から九州地方の遺跡や地名を会員の協力を得て、検索したものです。関西例会やハイキング参加者のご協力により、すでに百カ所以上の候補地がピックアップされました。もう一ヶ月ほどかけて更に収集し、その後絞り込み選定作業にすすむ予定です。
   正木さんからは、大阪府立大学なんばキャンパスの一角に古田史学著作を集蔵開架する企画の報告と、書籍の寄贈協力が呼びかけられました。四月から正式に開設されますので、後日詳しくご紹介します。
   2月例会の報告テーマは次の通りで、活発な質疑応答や討議が行われました。

〔2月度関西例会の内容〕
1). 古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州編(木津川市・竹村順弘)
2). 「法隆寺の物差しは中国南朝尺の材」は成り立つか? 第二報 出雲風土記の里程(八尾市・服部静尚)
3). 「三献の儀」(三々九度)の起源 — 『周禮』の爵と觚-(川西市・正木裕)
4). 前期難波宮と藤原宮の整地層須恵器 — 小森俊寛説が成立しない理由(京都市・古賀達也)
5). 『養老律令』の中の九州王朝(京都市・古賀達也)
6). 大阪府立大学なんばキャンパス 古田史学コーナーの開設(川西市・正木裕)
7). 観世音寺の「碾磑」について(川西市・正木裕)
8). 薩夜麻の「薩」の由来(川西市・正木裕)
9). 筑紫都督府は薩夜麻の府(川西市・正木裕)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況・会務報告・会誌16号編集状況・『藤氏家伝』の研究(鎌足は火葬ではない)・その他


第523話 2013/02/09

『古田史学会報』114号の紹介

 『古田史学会報』114号が発行されましたのでご紹介します。久しぶりに古田先生から原稿をいただきました。『続日本紀』宣命中の本居宣長による原文改訂を批判されたもので、新たな問題提起です。今後の展開が楽しみです。
 札幌市の阿部周一さんの論稿「吉野と曳之弩」では、吉野が『日本書紀』に「曳之弩」(えしの・えしぬ)とする表記があることに注目され、軍事拠点として
の「吉野」論を展開されました。亡くなったわたしの父も「斉明天皇陵」がある朝倉の「恵蘇(えそ)」を「よそ」と発音していたことを思い出しました。
「え」と「よ」の音韻変化の一例だったのかもしれません。
 掲載稿は次の通りで、いずれも読みごたえのある論文です。

〔『古田史学会報』114号の内容〕
○「高天原」の史料批判  古田武彦
○続・前期難波宮の学習  京都市 古賀達也
○吉野と曳之弩  札幌市 阿部周一
○『正法輪蔵』の中の九州年号  京都市 岡下英男
○碾磑と水碓 史料の取り扱いと方法論  豊中市 大下隆司
○会報原稿募集
○新年のご挨拶  代表 水野孝夫
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内
○編集後記


第516話 2013/01/19

倭人伝の官名と青銅器

 本日の関西例会は新年最初にふさわしく、優れた研究発表が続きました。中でも正木さんの発表は驚きのあまり参加者が拍手を忘れるというほど優れたものでした。詳細は「古田史学会報」で発表予定ですが、倭人伝に記された伊都国や奴国の官職名が古代中国の祭祀に用いられた青銅器に由来するというものです。
 服部さんは初めての例会発表でしたが、これもまた優れたもので、「古田史学会報」への寄稿を要請しました。「法隆寺の物差しは中国南朝尺の材」とされた川端俊一郎説への批判ですが、わたしも疑問に感じていた点を鋭く指摘されました。
 竹村さんの発表は、日本列島や沖縄の縄文人と東てい(魚是)国との関係に言及したもので、今後の展開が期待されます。
 わたしからは、新潟県「城の山古墳」から出土した盤龍鏡は九州王朝からのものとする考察を発表し、大和朝廷一元史観による新聞発表を批判しました。また、七世紀の須恵器編年についての報告では、前期難波宮創建を天武朝とする小森俊寛説が成立しないことと、大宰府政庁の須恵器編年と近畿の須恵器編年との矛盾について論じました。
 1月例会の報告テーマは次の通りでした。

〔1月度関西例会の内容〕
1). 「法隆寺の物差しは中国南朝尺の材」は成り立つか(八尾市・服部静尚)
2). てい(魚是)海(木津川市・竹村順弘)
3). アンチョビとキュウリエソ(木津川市・竹村順弘)
4). 古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州篇その2(木津川市・竹村順弘)
5). 新潟県「城の山古墳」出土盤龍鏡の考察(京都市・古賀達也)
6). 7世紀の須恵器編年 — 小森俊寛説が成立しない理由(京都市・古賀達也)
7). 「魏志倭人伝」伊都国・奴国の官名 — 仁平さんとともに(川西市・正木裕)
8). 北河堀町所在遺跡発掘調査現地説明会資料の解説(京都市・古賀達也)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
 古田先生近況・会務報告・賀詞交歓会の報告・中村通敏氏「大津透説批判CD」・谷川清隆氏「日本書紀成立に関する一試案」・その他


第508話 2012/12/23

『古田史学会報』113号の紹介

 新年1月12日(土)には恒例の賀詞交換会を大阪(大阪駅前第2ビル4階)で開催し、古田先生のお話をうかがいます。ぜひご参加ください。賀詞交換会の後には懇親会も開催しますので、参加希望者は当日会場でお申し込みください。
 翌週の19日(土)には古田史学の会・関西例会を開催しますが、会場がいつもとは異なりますので、ご注意ください(大阪中央区民センター)。
 『古田史学会報』113号が発行されましたのでご紹介します。

〔『古田史学会報』113号の内容〕
○古田史学の会・四国 例会百回記念講演会  豊中市 大下隆司
○賀詞交換会(古田先生を囲んで)の案内
○「八十戸制」と「五十戸制」について  札幌市 阿部周一
○『書紀』「天武紀の蝦夷記事にいて  川西市 正木 裕
○前期難波宮の学習  京都市 古賀達也
○会報投稿のコツ  編集長 古賀達也
○割付担当のヨタ話? 玉依姫・考  西村秀己
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 関西例会のご案内
○編集後記