難波収さんとの一夕
第107話「弥生の高層建築」で紹介した難波収さんが、オランダから一時帰国され、京都に逗留されていたので、昨夕、二人で遅くまで食事とお酒と会話を楽しみました。この5月には81歳になられる難波さんは、古くからの古田先生の支持者です。帰国されたときは、お会いし親交を暖めています。
私からは古田史学の会や古田史学を取りまく状況をお話し、難波さんからは今の日本を憂慮するお話をお聞きするのが常となっています。「日本の政治家はダメだが、食べ物は旨い」とおっしゃられていたのが印象に残りました。また、オランダの知人が書かれた本「わたしは誰の子−父を捜し求める日系二世オランダ人たち」葉子・ハュス−綿貫著(梨の木舎、1800円+税)をいただきました。前の戦争の傷跡が現在も深く残っていることを改めて認識させられる本のようです。この連休にしっかりと読みたいと思います。
難波さんとお会いできるのは、次はいつになるのでしょうか。夜のバス停で何度も別れの握手をかわしました。
ところで、ちょっと遅くなりましたが、21日に行われた4月例会の発表内容をお知らせします。
〔古田史学の会・4月度関西例会の内容〕
○研究発表
1. この俺が・・(豊中市・木村賢司)
2. 倭と日本のよみ方(木津町・竹村順弘)
3. 「泣澤女神」と「狭狭の小汀」の関係(大阪市・西井健一郎)
4. エクアドル〈縄文・弥生〉のフォロー I(豊中市・大下隆司)
5. 『日本書紀』の記事の長さ(相模原市・冨川ケイ子)
6. 「大化改新」虚と実(奈良市・飯田満麿)
7. 安日は神武によって東日流に放逐された(奈良市・太田斉二郎)
○水野代表報告
古田氏近況・会務報告・『倭姫世記』の淡海浦論証追加・他(奈良市・水野孝夫)