新年賀詞交換会と飯田副代表の訃報
みなさん、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。わたしは家に籠もって『万葉集』を読む毎日でした。
昨日の新年賀詞交換会は古田先生をお迎えし、最近のご研究について深く広くうかがうことができました。参加者も北は青森、南は鹿児島からと盛況でした。是非、来年も行いたいものです。
他方、大変残念な連絡が今朝とどきました。病気療養されていた本会副代表の飯田満麿さんが賀詞交換会の日に御逝去されました。飯田さんは大手ゼネコン大林組のOBで、平城京址南大門復原に携われ、古代建築について造詣の深い方でした。法隆寺再建論争でも建築学の立場から論稿を発表されたり、太宰府大野城から出土した木柱の文字解読について新説を発表されたりと、貴重な研究成果も残されました。
関西例会にも熱心に参加され、個人的にも大変お世話になりました。新年最初の「洛中洛外日記」で飯田さんの訃報をお知らせしなければならないことは、とても残念です。しかし、飯田さんの志を継いで古田史学の継承と発展のため、一層の努力をするつもりです。このことを、謹んで飯田さんの霊にお誓いします。