「多元的木簡研究会」のすすめ
本日の関西例会で、わたしは「平成24年の回顧」を発表しました。内容は「洛中洛外日記」第504話で紹介したものですが、その中で「多元的木簡研究会」の発足を伝え、会員を募りました。
「多元的木簡研究会」への入退会は自由で(会費不要)、会員資格要件は「年に一つ以上の木簡に関する論文・報告を発表すること」だけです。会員特権は発表した論文の内容が良ければ「古田史学会報」やHP「新・古代学の扉」に掲載され、将来的には書籍として発刊されるということです(共著者として名を連ね ます)。入会申し込みと論文投稿は古賀までお願いします。なお、多元的木簡研究会の代表・主筆は正木裕さんです。
例会の発表テーマは下記のとおりでした。原幸子さんの、草薙の剣が盗難の後、一時、大阪の住吉大社にあったという報告は、初めて聞く内容で興味深いものでした。
〔12月度関西例会の内容〕
1). 天皇家の名字は「シキ」(向日市・西村秀己)
2). 縄文人東テイ(魚是)国vs弥生人倭国のゲノム(木津川市・竹村順弘)
3). 古田史学の会「平成24年の回顧」(京都市・古賀達也)
4). 難波宮跡(NW-12-4次)発掘調査現地説明会資料の解説(京都市・古賀達也)
5). 朱鳥改元(奈良市・原幸子)
6). 吉野行幸「丁亥」不在問題と孝徳葬儀の34年遡上理由(川西市・正木裕)
7). すり替えられた南方諸島支配(川西市・正木裕)
○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況・会務報告・「発掘で明らかになった長屋王の実体」・長屋王は九州王朝を継ぐべき皇子・田中卓『古典籍と史料』の「古事記裏書」(最古の古事記注釈書)・その他