『古田史学会報』155号のご紹介
『古田史学会報』155号が発行されましたので、ご紹介します。今号はバラエティーに富んだ、読んで面白い会報になりました。中でも、一面に掲載された岡下稿は関西例会で発表されたもので、『隋書』俀国伝の「俀国」は倭国のこととする骨太な論証による好論です。札幌市の阿部さんの論稿も、前期難波宮(京)は鞠智城の持つ「山城」と「都城」という性格を受け継いだとするもので、とても面白い視点だと思いました。
155号に掲載された論稿は次の通りです。この他にも優れた投稿がありましたが、次号以降での掲載となりますので、ご了解下さい。また、投稿される方は字数制限(400字詰め原稿用紙15枚程度)に配慮され、テーマを絞り込んだ簡潔な原稿とされるようお願いします。
『古田史学会報』155号の内容
○『隋書』俀国伝を考える 京都市 岡下英男
○1月19日(日)「新春古代史講演会2020」のお知らせ
○「鞠智城」と「難波京」 札幌市 阿部周一
○三種の神器をヤマト王権は何時手に入れたのか 八尾市 服部静尚
○難波の都市化と九州王朝 京都市 古賀達也
○「壹」から始める古田史学・二十一
磐井没後の九州王朝1 古田史学の会事務局長 正木 裕
○なぜ蛇は神なのか? どうしてヤマタノオロチは切られるのか? 京都府大山崎町 大原重雄
○会費納入のお願い
○古田史学の会・関西 史跡めぐりハイキング
○古田史学の会・関西例会のご案内
○各種講演会のお知らせ
○『古田史学会報』原稿募集
○編集後記 西村秀己