2023年01月21日一覧

第2923話 2023/01/21

奈良新聞に

「古田史学の会特集 太宰府の謎」掲載

 本日の午前中は、キャンパスプラザ京都(京都市下京区)で「古田史学の会」関西例会が、午後は恒例の新春古代史講演会(注)が開催されました。二月例会は福島区民センター(大阪市福島区)で開催します。

 例会では正木さんから、昨日(1月20日)の「奈良新聞」に二面にわたって掲載された「古田史学の会特集 太宰府の謎」(2022年11月29日「古代大和史研究会」での正木さんの講演録)の解説がなされました。同記事は、来年(2024)が藤原京創都1330年にあたり、その一環として特集されたものです。太宰府が倭国(九州王朝)の都であったとする古田説の解説に加え、大宰府政庁Ⅱ期遺構が筑紫君薩野馬(都督)の「都督府」であったとする正木説などが紹介されています。昨年に続いての古田説紹介記事を掲載していただいた奈良新聞社に感謝いたします。

 1月例会では下記の発表がありました。なお、発表希望者は西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。発表者はレジュメを25部作成されるようお願いします。

〔1月度関西例会の内容〕
①垂仁記の日子坐王の系譜に関係する北方文化の説話 (大山崎町・大原重雄)
②太宰府の謎 (川西市・正木 裕)

◎「古田史学の会」関西例会(第三土曜日) 参加費500円(三密回避に大部屋使用の場合は1,000円)
02/18(土) 会場:福島区民センター(大阪市福島区)

 午後からは、〝令和5年 新春古代史講演会 よみがえる京都の飛鳥・白鳳寺院〟が開催されました。新年の恒例行事ですが、今年は初めて京都市で開催しました。寒さ厳しいおりにもかかわらず、多くの京都市民にご参加いただきました。「古田史学の会」に入会される方もあり、盛況でした。
今回は、京都市埋蔵文化研究所の高橋潔先生に飛鳥・白鳳時代の北山背の廃寺・遺跡について講演していただきました。わたしからは、七世紀における九州王朝とその臣下の秦氏の京都市域(北山背)への進出について、最新研究を発表しました。
演題は次の通りです。ご参加いただいた皆さん、共催団体の皆さんのご協力に御礼申し上げます。

 □講師・演題
高橋潔氏(公益財団法人 京都市埋蔵文化財研究所 資料担当課長)
「京都の飛鳥・白鳳寺院 ―平安京遷都前の北山背―」
古賀達也(古田史学の会・代表)
「『聖徳太子』伝承と古代寺院の謎」