2025年11月19日一覧

第3552話 2025/11/19

正木裕さんが京都府木津川市で講演

 古田史学の会・事務局長の正木裕さんが京都府木津川市で、「聖徳太子の謎」というテーマで講演されました。

 奈良新聞(11月15日)によれば、10月25日に京都府木津川市のイオンモール高の原で開催された「けいはんな市民雑学大学」主催第182回講座で、正木裕氏(古田史学の会全国世話人・事務局長、大阪公立大学非常勤講師)による「また聞きたい…聖徳太子の謎 続編」と題する講演がなされました。開講のあいさつで、主催者から「もう一度聞きたい講座のアンケートでトップ(の人気を集めたの)が正木さんでした」と紹介されています。

 今回の講演では、隋書に出てくる倭国王・阿毎多利思北孤の皇子、利歌彌多弗利について詳しく紹介し、父の多利思北孤・上宮法皇の後を継ぎ、戒を授かり仏門に入り、法号・聖徳を得て聖徳法皇を名乗ったとする正木説を解説されました。

けいはんな雑学市民大学@URL
正木裕①聖徳太子の謎~利歌彌多弗利@イオンモール高の原@20251025@24:32@DSCN9331
正木裕②聖徳太子の謎~利歌彌多弗利@イオンモール高の原@20251025@29:01@DSCN9333
正木裕③聖徳太子の謎~利歌彌多弗利@イオンモール高の原@20251025@29:01@DSCN9391
正木裕④聖徳太子の謎~利歌彌多弗利@イオンモール高の原@20251025@18:51@DSCN9392

 10年以上にわたり関西各地で続けられた正木さんの講演活動が古田史学の普及に結びつき、古代史ファンの支持を確かなものにしています。なお正木さんの講演は、2026年1月18日(日)の新春講演会「風土記が秘した歴史」(注)でも行われます。皆さんのご参加をお待ちしています。

(注)
『列島の古代と風土記』出版記念新春講演会 風土記が秘した歴史
日時 2026年1月18日(日) 午後1時20分~5時

講師 演題
荊木美行氏(皇學館大學教授) 風土記は史実を語るのか ―天皇の巡幸伝説をめぐって―
谷本茂氏(『古代に真実を求めて』編集部)  「多元史観」から見た風土記研究 ―「縣型(乙類)風土記」の成立時期―
正木裕氏(元大阪府立大学理事・講師) 『風土記』が拓く大和朝廷以前の歴史

会場 茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」7階
茨木市駅前三丁目9-45 (JR茨木駅・阪急茨木市駅から歩約10分)
参加費(資料代) 1000円 高校生以下無料 大学生500円
定員 150名
主催 古田史学の会
協力 市民古代史の会京都・古代大和史研究会・和泉史談会ほか