古田武彦と「百問百答」
本会の友好団体、古田武彦と古代史を研究する会(東京古田会)より素晴らしい一冊が上梓されました。『古田武彦と「百問百答」』という本です。同会会員
より出された131の質問に対して、古田先生が答えられたもので、最新の古田先生の考え方や新説が満載となっています。
同会の藤沢徹会長による「はじめに」の文章をお借りすれば、次のような新知見が紹介されています。
(1)「磐井の乱はなかった」理由
(2)唐は九州王朝の天子薩夜麻を何故釈放したのか。その政治的意義
(3)中大兄・中臣鎌足の白村江戦線離脱の戦略的評価
いずれも古代史上の重要で興味深いテーマです。ちなみに、私の「九州王朝の近江遷都」説に対しても4頁にわたりご批判をいただいています。恩師から直接にご批判をいただけることに感謝したいと思います。
おおいに触発される多彩なテーマが扱われており、お奨めの一冊です。
お求めは、
東京古田会(http://www.ne.jp/asahi/tokfuruta/o.n.line/)へ