『倭国から日本国へ』の
表紙デザイン検討中
現在、『古代に真実を求めて』27集の四月発刊を目指して初校ゲラ校正作業を進めています。同書のタイトルは編集部が提案した『倭国から日本国へ』とすることで明石書店と合意し、表紙デザインについて明石書店と相談してきました。写真の使用権承諾手続きや、なかなか良い写真が見つからないことなどの問題もあって難航しましたが、ようやく第二案で合意方向となり、明石書店の担当部署で検討が続けられています。
第一案は、平城京出土の「隼人の盾」を表紙デザインとして使用するものでしたが、第二案は『旧唐書』日本国伝版本の「日本國者倭國之別種也」の部分をデフォルメ・強調し、表紙の背景に使用するデザインです。特集テーマが、倭国(九州王朝)から日本国(大和朝廷)への王朝交代ですので、そのことを象徴したデザインにしたいと考えた結果のアイデアです。明石書店でのデザイン作成と同社ボードの決裁がおりれば正式決定となります。刊行までもう一息です。価格や発行日が決まれば、改めて報告します。なお、同27集は「古田史学の会」2023年度の賛助会員(年会費5000円)には、本年四月頃に本会より発送予定です。ご期待下さい。