『古田史学会報』86号の紹介
昨日はミネルヴァ書房の方とお会いして、古田史学の会の2008年度事業の一つとして、「九州年号の研究」(仮称)という本の発行について相談しました。九州年号研究論文と同データベースを収録した最高水準の本になります。古田史学の会々員の皆さまには無料で進呈する予定です。あわせて、全国の主要図書館へも贈呈を検討しています。この10年間、九州年号に関する本格的な書籍が出ていませんので、今回の出版企画は日本古代史界にもインパクトを与えると 思います。
ようやく、『古田史学会報』86号の編集が終わりました。6月6日発行予定です。お楽しみに。
『古田史学会報』86号の内容
○古写本「九州年号」の証言 京都市 古賀達也
○伊倉5 ─天子宮は誰を祀るか─ 武雄市 古川清久
○自我の内面世界か俗流政治の世界か
─漱石『心』の理解をめぐって(その三)─ 豊中市 山浦 純
○伊勢王と筑紫君薩夜麻の接点 川西市 正木 裕
○「白鳳以来、朱雀以前」考
─『続日本紀』神亀元年、聖武詔報の新理解─ 京都市 古賀達也
○「トロイの木馬」メンテナンス 相模原市 冨川ケイ子
○わたしの古代史仮説 奈良市 水野孝夫
○古田史学の会 二〇〇八年度会員総会・講演会のお知らせ
○古田史学の会 関西例会のご案内
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会 二〇〇八年度会費お支払いのお願い