関西例会一覧

第143話 2007/09/16

彦根城築城400年祭

 昨日の関西例会の会場の大阪駅前第2ビル地下二階フロアーで、国宝・彦根城築城400年祭の展示コーナーがありました。パンフレットなどもらいましたが、ちょうど車の練習を兼ねて滋賀県へ行こうと思っていましたので、この機会に湖東方面もドライブしようと、計画を練っています。とりあえず、最初は湖西方面から挑戦予定です。湖西も湖東も滋賀県は古代史の宝庫です。
   9月例会の発表は次の通りでした。最後の正木さんの発表は前回に続いて時間に追われ、大変でした。これ以上、発表者が増えると例会運営も難しくなります。うれしい悲鳴ですが。いずれは時間制限が必要になるかもしれません。その時はご協力の程、お願いします。
 
  〔古田史学の会・9月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  1). 中国の歴史「西周・春秋」を話す前に(豊中市・木村賢司)
  2). 湍津姫と八十の地(大阪市・西井健一郎)
  3). 高良大社系古文書と九州王朝系図(奈良市・飯田満麿)
  4). 史料事実としての磐井(名古屋市・林俊彦)
  5). 古代エクアドル文化と他地域とのつながりについて(豊中市・大下隆司)
  6). 東日流王朝in「真澄全集」(藤房の巻)(奈良市・太田齊二郎)
  7). 沖ノ島2(生駒市・伊東義彰)
  8). 『古事記』のなかの「大(太)后」たち(相模原市・冨川ケイ子)
  9). 白雉年間の難波遷都と評制の創設について(川西市・正木裕)
 
  ○水野代表報告
    古田氏近況・会務報告・三重県津市は三大港のひとつか・他(奈良市・水野孝夫)


第139話2007/08/19

須知・和知・福知山

 17日は酷暑の中、プリウスをレンタルして天橋立まで往復してきました。250kmを走り、使用したガソリンはわずかに8リットル。プリウスの燃費の良さには驚きです。京都縦貫道を利用して、丹波路を走ったのですが、この地方の地名には「須知」「和知」「福知山」と「チ」のついたものが目立ってあり、以前から気にかかっていました。古代に於いて、丹波地方は「チ」の神様が君臨していた名残ではないでしょうか。「愛知」や「高知」も同様だと思います。神社の祭神などを調べれば何か面白いことがわかるかも知れませんね。(第40話古層の神名「ち」、などをご参照下さい)
   昨日の18日には関西例会がありました。私も久しぶりに発表することができました。内容は次の通りでした。今回も発表者が多く、時間不足でした。

  〔古田史学の会・8月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  1). 中国の歴史「夏・殷王朝」について、を話す前に(豊中市・木村賢司)
  2). 『日本書紀』の中の「伊勢王」(奈良市・飯田満麿)
  3). 『上宮聖徳法王帝説』中のもう一つの九州年号(岐阜市・竹内強)
  4). 『三国志』魏書東夷伝から「短里」を考える(神戸市・田次伸也)
  5). 東日流王朝in「真澄全集」(高星丸の巻)(奈良市・太田齊二郎)
  6). 平安時代の「評制」文書
     ─『皇太神宮儀式帳』『神宮雑例集』の史料批判─(京都市・古賀達也)
  7). 福井県と石川県の遺跡めぐり(木津町・竹村順弘)
  8). 沖ノ島─九州古墳文化の展開─(生駒市・伊東義彰)
  9). 三人の太后─「間人大后」「倭太后」と百済の「大后」─(相模原市・冨川ケイ子)
  10). 薩夜麻の「冤罪」(川西市・正木裕)

  ○水野代表報告
    古田氏近況・会務報告・和田家文書研究・他(奈良市・水野孝夫)


第133話 2007/07/22

ホームページの容量アップ

 この度、古田史学の会では本ホームページの容量を大幅にアップし、情報量を増加させることを会員総会にて、予算措置も含めて決定しました。これからその作業が横田さん(事務局次長)により本格的に始められます。ご期待下さい。

    昨日、関西例会が開催され、初めての方の参加が3名あり、遠くは上海からもみえられ、活況でした。発表者も多く、時間配分も大変ですが、常連組の発表が上手くなり、助かっています。内容は次の通りです。
 
  〔古田史学の会・7月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  1). 私の「常識」と他人の「常識」(豊中市・木村賢司)
  2). 倭人伝解釈の新視点(姫路市・野田利郎)
  3). 「持統紀の真実」概論(奈良市・飯田満麿)
  4). 愛知県の遺跡めぐり(木津町・竹村順弘)
  5). 十例目の神籠石「唐原神籠石」の発見(たつの市・永井正範)
  6). 古田先生・久留米大学講演と古田史学の会・四国の史跡めぐりでの講演(たつの市・永井正範)
  7). 「倭太后」─『万葉集』に見る「倭」から─(相模原市・冨川ケイ子)
  8). 「斉明」の筑紫遠征は無かった(川西市・正木裕)
  9). 磐余彦、東征す(大阪市・西井健一郎)
 
  ○水野代表報告
    古田氏近況・会務報告・『伊勢物語』の伊勢・他(奈良市・水野孝夫)
  ○古田先生との東北調査旅行の報告(奈良市・太田副代表)

 


第132話 2007/06/23

御所のミミズク

 梅雨の晴れ間の今日、御所の梅林にミミズクが来ているとの話しを聞いて、買ったばかりのデジカメを手に、撮影に行って来ました。紫宸殿警備のお巡りさんに たずねると、梅林の一番大きな榎の木にミミズクはいるとのこと。既にバードウォッチングや写真撮影している人達がおられたので、ミミズクの居場所はすぐにわかりました。残念ながら私のデジカメの10陪ズームでは小さくしか写りません。本格的な望遠レンズを持っておられた人に覗かせてもらいました。確かにミミズクでした。
 どこから来たのか、御所にミミズクとは珍しい発見でした。カラスや鳩、雀はたくさんいるのですが。池には一羽だけですが鵜もいました。御所は見所が一杯です。
 さて、6月の関西例会は会員総会のため午前中だけでしたが、次の発表がありました。午後の総会に先だって、大下さんと正木さんの講演もありました。プロジェクターを使った聞き応えと見応えのある発表でした。
  〔古田史学の会・6月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  中国古代青銅器について(豊中市・木村賢司)
  竹原古墳の天呉(木津町・竹村順弘)
  ○水野代表報告
    古田氏近況・会務報告・赤塗り神社と白木造り神社・他(奈良市・水野孝夫)
 
  〔記念講演会〕
  1). 大下隆司(事務局次長) 「バルディビアへの旅」
  2). 正木 裕(会員)    「九州年号で読み直す日本書紀」


第130話 2007/05/26

丹後半島へのドライブ

 仕事の必要上からとうとう自動車免許をとりました。3月から4月は、親子ぐらい年の離れた若者達に混じって自動車教習所に通い、5月の連休明けに免許を取得しました。そして、先日、出張で京丹後市大宮町まで社用車プリウスで行ってきました。幸い、お天気に恵まれ、事故もなく無事帰ってきました。ただ、下りの急カーブや京都縦貫道の高速運転はちょっと怖かったです。

  途中、100メートル級の前方後円墳などもあり、今度は仕事抜きで行ってみたいと思いました。さて、このところ忙しくて5月の関西例会を欠席しましたが、発表内容は下記の通りでした。
 
  〔古田史学の会・5月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  1). 素人手作り『古田史学会報』冊子(豊中市・木村賢司)
  2). 倭と日本のよみ方2(木津町・竹村順弘)
  3). 「日本」のルーツは「(畝尾の)木本」である(大阪市・西井健一郎)
  4). 三世紀中国の地図事情と「短里」(神戸市・田次伸也)
  5). 九州年号で見直す斉明紀(川西市・正木裕)
  6). 東北王朝in『真澄全集』〔安日の巻〕(奈良市・太田斉二郎)
  7). 宇佐探訪報告(向日市・西村秀己)
  ○水野代表報告
    古田氏近況・会務報告・美努岡万墓誌『倭姫世記』・他(奈良市・水野孝夫)


第129話 2007/04/29

難波収さんとの一夕

 第107話「弥生の高層建築」で紹介した難波収さんが、オランダから一時帰国され、京都に逗留されていたので、昨夕、二人で遅くまで食事とお酒と会話を楽しみました。この5月には81歳になられる難波さんは、古くからの古田先生の支持者です。帰国されたときは、お会いし親交を暖めています。
 私からは古田史学の会や古田史学を取りまく状況をお話し、難波さんからは今の日本を憂慮するお話をお聞きするのが常となっています。「日本の政治家はダメだが、食べ物は旨い」とおっしゃられていたのが印象に残りました。また、オランダの知人が書かれた本「わたしは誰の子−父を捜し求める日系二世オランダ人たち」葉子・ハュス−綿貫著(梨の木舎、1800円+税)をいただきました。前の戦争の傷跡が現在も深く残っていることを改めて認識させられる本のようです。この連休にしっかりと読みたいと思います。
 難波さんとお会いできるのは、次はいつになるのでしょうか。夜のバス停で何度も別れの握手をかわしました。
 ところで、ちょっと遅くなりましたが、21日に行われた4月例会の発表内容をお知らせします。

〔古田史学の会・4月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  1. この俺が・・(豊中市・木村賢司)
  2. 倭と日本のよみ方(木津町・竹村順弘)
  3. 「泣澤女神」と「狭狭の小汀」の関係(大阪市・西井健一郎)
  4. エクアドル〈縄文・弥生〉のフォロー I(豊中市・大下隆司)
  5. 『日本書紀』の記事の長さ(相模原市・冨川ケイ子)
  6. 「大化改新」虚と実(奈良市・飯田満麿)
  7. 安日は神武によって東日流に放逐された(奈良市・太田斉二郎)
  ○水野代表報告
   古田氏近況・会務報告・『倭姫世記』の淡海浦論証追加・他(奈良市・水野孝夫)


第127話 2007/03/19

バルディビア調査旅行の報告

 17日の関西例会では、古田先生のバルディビア調査旅行に随行された大下さん(本会事務局次長・スペイン語通訳)と竹内さん(本会会員・岐阜市在住)の両名から旅行の報告がなされました。現地でバルサの船を造り、日本への航海を準備している青年との出会いなど、感動的なエピソードを交えた報告で、大変素晴らしい報告でした。

 関西例会参加者だけではもったいないので、6月17日(日)に開催予定の会員総会記念講演会で、大下さんからカラープロジェクターを使用して詳細な報告をしていただきます。是非、おこし下さい。会場や時間などは後日、お知らせいたします。
    なお、例会の発表内容は次の通りでした。
 
  〔古田史学の会・3月度関西例会の内容〕
  ○研究発表
  1). 『周髀算経』と「短里」(神戸市・田次伸也)
  2). 丹後風土記逸文「奈具社」(大阪市・西井健一郎)
  3). 「東日流」in「真澄全集」(奈良市・太田斉)
  4). 武烈紀における「倭君」3(相模原市・冨川ケイ子)
  5). バルディビア調査旅行(豊中市・大下隆司)
  6). エクアドルの旅─古田武彦と共に(岐阜市・竹内強)
  7). 古田武彦論証の検証と強化─「万葉の覚醒」から「壬申大乱」まで(川西市・正木裕)
  ○水野代表報告
   古田氏近況・会務報告・斉明紀五年三月項の不可解・高市皇子天皇説・他(奈良市・水野孝夫)


第121話 2007/02/18

暖冬の嵐

  暖冬の今年、早くも春一番が吹き荒れましたが、関西例会でも論戦の嵐が巻き起こっています。昨日の関西例会では、山浦さんから、『なかった』1号・2号に 連載された田遠清和さんの「『心』という迷宮−漱石『心』論」に対する強烈な反論がなされました。山浦さんの反論には、例会参加者からは概ね賛意が得られ ましたが、論文発表が待たれるところです。
 新入会員で例会初発表の永井さんからは、冨川さんの「武烈天皇紀における『倭君』」に敬意を表しながらも、問題点を厳しく指摘する発表がありました。水野代表からも、高市皇子天皇説に基づいた大胆な仮説が発表されました。これにはちょっとついていけないなあ、との感想を持ちましたが、こうした仮説が発表できるのも例会の良いところだと思います。いずれにしても、水野代表にしては大胆な仮説で、面白い内容でした。
 毎月のように初めての参加者がみえられる関西例会ですが、春の嵐のような論戦もまた、楽しいものです。もちろん、互いの敬意や節度は守った上でのことで すが。二次会の飲み会も安い会場がみつかり、大いに盛り上がっています。関西の皆さん、ご遠慮なく参加して下さい。参加費は500円。絶対にお得です。

〔古田史学の会・2月度関西例会の内容〕
○研究発表
1). 古代史「道楽三昧」(豊中市・木村賢司)
2). 『日本書紀』に引用された『百済本記』(奈良市・飯田満麿)
3). 「百年の孤独」か「百年の誤読」か(豊中市・山浦純)
4). 日本書紀「五月五日薬猟」資料批判 I(川西市・正木裕)
5). 武烈紀における麻那君・斯我君記事の持つ意味(たつの市・永井正範)
6). 持統天皇と文武天皇の間(相模原市・冨川ケイ子)
○水野代表報告
  古田氏近況・会務報告・鴫原姓の分布・高市皇子天皇説・他(奈良市・水野孝夫)


第112話 2007/01/02

2007年の抱負

 会員の皆さま、ホームページ読者の皆さま。新年明けましておめでとうございます。
 昨年は九州年号実在の直接証拠ともいえる「元壬子年」木簡の発見や、大長年号に関する新説を発表でき、記念すべき一年となりました。関西例会でも、正木 さんの「34年遡り現象」による『日本書紀』の新史料批判、そして冨川さんの武烈紀の「倭君」の発見など、『日本書紀』研究において注目すべき進展を見ま した。水野さんらの淡海の研究も目が離せない状況です。
 古田学派として、本格的な論客が輩出でき、2007年も楽しみな一年となりそうです。ただ、個人的には勤務先での人事異動のため、新たな仕事に追われ て、今までのようには研究ができない状況です。この日記もなかなか以前のようには筆が進みません。ご期待していただいている読者の皆さまには、申しわけ有 りませんが、しばらくは研究や執筆速度が落ちます。
   わたしも今年で52歳になりますので、健康に留意しながら、仕事と歴史研究を両立できればと願っています。2007年も皆さまのご指導とご協力をお願い申し上げます。


第110話 2006/12/22

『万葉集巻一』九州王朝作歌説?!
  ちょっと遅くなりましたが、16日に行われた関西例会の報告をします。今回も多彩な研究報告がなされましたが、水野代表による『万葉集巻一』九州王朝作歌説はちょっと強引な感じもしましたが、なかなか面白い説だと思いました。何せ、『万葉集』の巻一全部が九州王朝で作られたというものですから、本当だったら面白いけれど、そんな全部の歌を論証可能なのか、というのが率直な感想でした。しかし、このような大胆な説が発表できるのも、例会の良いところではないでしょうか。
 新年一月の関西例会は、午後は古田先生の講演会がありますので、午前中だけとなります。会場がいつもと異なりますので、お間違いないように。

〔古田史学の会・12月度関西例会の内容〕
○ビデオ鑑賞 8/30古田・安川対談、12/7寛政原本を見る
○研究発表
1).「自悪其名不雅」考、泥憲和氏の「『九章算術』の短里を読んで」(向日市・西村秀己)
2). 倭国律令のこと、平安時代に至っても弾圧されていた肥後国、二人の美濃王(姫路市・泥憲和)
3). 伊勢王・その一 総論(川西市・正木裕)
4). 九州王朝諸系図の検討と分析(奈良市・飯田満麿)
5). 武烈天皇紀における「倭君」・その二(相模原市・冨川ケイ子)
6). 運歩色葉集と九州年号(木津町・竹村順弘)
7). 装飾古墳の文様(生駒市・伊東義彰)
○水野代表報告
 古田氏近況・会務報告・「寛政原本発見!東日流外三郡誌」・『万葉集巻一』九州王朝作歌説・他(奈良市・水野孝夫)


第104話 2006/10/23

ホームページに中国語版開設へ

 おかげさまで、本会ホームページも順調にアクセス件数を伸ばし、少なからぬ影響を及ぼしているようです。古田史学を世界に向けて更に強力に発信するために、現在の英語版に加えて、中国語版を開設する方向で検討を進めています。ホームページ担当の横田さん(本会事務局次長)によれば技術的に可能とのことなので、本格的な準備に入りたいと考えています。
 中国語版の計画を古田先生にお話ししたところ、大変喜ばれていました。現在、中国語訳されている古田先生の論文以外にも、九州王朝説をわかりやすく説明した中国語論文も作成したいと思います。
 一昨日、古田史学の会・関西例会が行われました。内容は下記の通りですが、発表希望者が多く、西井さんの発表は次回回しとなったほどです。今回も注目すべき発表がいくつかありました。たとえば、正木さんは前回に続いて、『日本書紀』の34年ずらした盗用の痕跡などを、ますます精緻に論証されました。会報にも掲載予定です。
  多くの皆さんの例会へのご参加をお待ちしています。お気軽にご参加下さい。古田史学の最前線の研究が聞けます。これで参加費500円は超お得です。

〔古田史学の会・10月度関西例会の内容〕
○ビデオ鑑賞 太平洋戦争(2)開戦
○研究発表
1. 私と学問のすすめ〔現在進行中〕(豊中市・木村賢司)
2. 古田・安川対談について(豊中市・大下隆司)
3. コバタケ珍道中・岐阜編(木津町・竹村順弘)
4. 竺志考2(岐阜市・竹内強)
5. 讃留霊王の悪魚退治伝説(向日市・西村秀己)
6. 九世紀初頭における「禁書」の書名とその内容(相模原市・冨川ケイ子)
7. 『古田武彦と「百問百答」』を読んで(京都市・古賀達也)
8. 九州古墳文化の展開(生駒市・伊東義彰)
9. 持統・斉明紀における蝦夷記事の再考、他(川西市・正木裕)
○水野代表報告
 古田氏近況・会務報告・扇の起源・他(奈良市・水野孝夫)


第98話 2006/09/17

サーバー・ダウン?!

 先週、本会ホームページが突然アクセス不能となり、多くの会員や読者の皆様にご心配やご迷惑をおかけしました。わたしは、てっきりホームページ担当の横田幸男さん(古田史学の会・事務局次長)が大がかりなリニューアルでもされているのだろうと思っていましたが、   16日の関西例会時に横田さんから事情を聞いたところ、プロバイダー側との事務的な単純ミスだったとのこと。深刻なトラブルではなくて、一安心でした。
 関西例会の内容は下記の通りですが、正木さんが発表された『日本書紀』の「34年の遡り現象」という新テーマは、『日本書紀』編纂方針にもかかわる重要な問題へと発展する可能性があります。今後の展開が楽しみです。
 今回は、相模原市からの常連冨川ケイ子さんの他、佐賀県武雄市の会員古川さんや、名古屋市の林俊彦さん(古田史学の会・東海代表、全国世話人)など遠方からもご参加いただきました。もちろん、二次会・三次会が盛り上がったことは言うまでもありません。
 「朋あり、遠方より来る。また楽しからずや。」(『論語』)でした。

〔古田史学の会・9月度関西例会の内容〕
○ビデオ鑑賞 太平洋戦争への道
○研究発表
1. ホームランでなく大ファールだった(豊中市・木村賢司)
2. 素人読みの『心』覚え書き−田遠清和氏の「漱石『心』論・前編」への感想−(豊中市・山浦純、代読・木村賢司)
3. 近畿と九州の寺院の由緒(木津町・竹村順弘)
4. 日本書紀に記載された伊勢王記事と関連事項(奈良市・飯田満麿)
5. 日本書紀、白村江以降に見られる「34年の遡り現象」について(川西市・正木裕)
6. 古代の屋島あれこれ(向日市・西村秀己)
7. 古層の「天神」−埴安命−(京都市・古賀達也)
8. 伊須受宮と伊勢神宮(大阪市・西井健一郎)
○水野代表報告
 古田氏近況・会務報告・安川寿之輔名大名誉教授と古田氏会談・他(奈良市・水野孝夫)