『記紀九州』第三号を拝読する
昨日、福島雅彦さんから『記紀九州』第三号をお贈りいただき、ありがたく拝読しました。同誌は久留米大学の大矢野栄次教授が発行されているもので、今号には福島さんの「倭の源流を探る」が掲載されています。
巻頭に大矢野さんの「はじめに」があり、とても興味深く拝読しました。その内容は、昨年六月に物故された鳩山邦夫代議士(衆議院議員・福岡六区)の「追悼文」ともいうべきものでした。久留米市が鳩山邦夫さんの故郷だったことなど、わたしが初めて触れるようなことが紹介されています。たとえば次の鳩山さんの言葉には驚き、惜しい人物を失ったものだと思いました。
「文部科学省の連中にも言っている。この九州王朝説が正しい。だから、まともに調べなさい。そして、やがて教科書を書き直さなければならない時が来ると言っているのですよ」
大矢野先生のご尽力により、わたしや正木裕さん服部静尚さんは久留米大学公開講座の講師としてお招きいただいています。『記紀九州』がこれからも永く広く読み続けられることを祈念しています。