『古田史学会報』74号のご案内
『古田史学会報』74号の編集が終わりました。本号の内容は下記のとおり。今回も古田先生から原稿をいただきました。古田先生から口頭発表されて以来、古田学派内で賛否両論が出されていた「磐井の乱」造作説の論証骨子がまとめられており、短編ですが必見論文です。
北海道の今井さん、京都大学大学院の松本郁子さんからは力作が寄せられました。特に松本さんは古田武彦の後継者と言われるだけあって、ロシアのサンクト・ペテルブルグでの現地調査、ロシア側学者との交流やピョートル大帝像前のエピソードなど、感動的な報告となっています。将来が嘱望される若者です。
6月初めには会員の皆様のお手元にお届けできると思います。ご期待下さい。
『古田史学会報』74号の主な内容
『なかった』の創刊にさいして
−「磐井の乱」造作説の徹底−(古田武彦)
大野城から刻木文字が出土(京都市・古賀達也)
「トマスによる福音書」と「大乗仏典」
古田先生の批判に答えて(千歳市・今井俊圀)
太田覚眠と「カ女史」の足跡を訪ねて(京都大学大学院・松本郁子)
放棄石造物と九州王朝(木津町・竹村順弘)
木簡に九州年号の痕跡
−「三壬子年」木簡の史料批判−(京都市・古賀達也)
〔読者からのお便り〕会員の皆様へ(福岡市・上城誠さん)
6/18記念講演会・会員総会のご案内
関西例会のご案内・会員総会のご案内・史跡めぐりハイキング・他