『古田史学会報』77号のご案内
『古田史学会報』77号を、今月中頃までには会員の皆さまにお届けできます。仕事などで会報編集の時間がとれず、遅れてしまいました。また、体調不良が続
いていることもあり、なかなか原稿が書けませんでした。今春に関西例会で発表した九州年号の「大長」についての論稿をなんとか書き上げ、本号に掲載できま
した。短文ですが、九州年号研究に一石を投じることができれば幸いです。
初期の九州年号研究では、「大長」が最後の九州年号とされてきましたが、『二中歴』を重視する研究動向の強まりから、『二中歴』に見えない「大長」についての研究が滞っていたようです。今回は、その「大長」に再注目しました。
この他にも正木さんや泥さんの興味深い論稿が掲載されています。お楽しみに。
『古田史学会報』77号の内容
日本書紀、白村江以降に見られる「三十四年の遡上り現象」について(川西市・正木裕)
古田・安川対談について『東日流外三郡誌』と「福沢諭吉」(豊中市・大下隆司)
九州古墳文化の展開(抄)(生駒市・伊東義彰)
装飾古墳に描かれた文様(蕨手文について)(生駒市・伊東義彰)
『九章算術』の短里(姫路市・泥憲和)
多紀理毘売と田心姫(前編)(大阪市・西井健一郎)
連載小説「彩神」第十二話・シャクナゲの里(2)(町田市・深津栄美)
書評『遣唐使・井真成の墓誌』藤田友治・編著(奈良市・水野孝夫)
最後の九州年号─「大長」年号の史料批判─(京都市・古賀達也)
(旅行案内)古田武彦と辿る、古代日本人(現・インディオ)の真実に。−11日間の旅−バルディビアと南米を行く
『古代に真実を求めて』特価販売の案内
関西例会のご案内・史跡めぐりハイキング・事務局便り
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