『古田史学会報』145号のご案内
『古田史学会報』145号が発行されましたので、ご紹介します。
今号も常連組から手堅い論稿が発表されました。『古代に真実を求めて』22集の特集テーマ「多元史観で読み解く古代伝承」(仮称)をも射程に入れた正木さんの論稿が一面を飾りました。関西例会や久留米大学で発表されたものを論文化されたもので、大好評だったテーマです。
大山崎町の大原さんの論稿は、会報デビューされた前号に続いて連続で採用されたもの。「関西例会」での発表を投稿していただいたのですが、縄文神話という仮説を縄文土器を根拠に提起するという、驚愕の論文です。まさに古代史学の新たな領域を切り拓いた記念碑的論文ではないでしょうか。この点については別途詳述します。
皆川さんは会報デビューです。「古田史学の会・四国」での講演会や旅行の報告をしていただきました。各地の活動報告は優先的に掲載しますので、よろしくお願いします。
今号に掲載された論稿は次の通りです。
『古田史学会報』145号の内容
○よみがえる古伝承
大宮姫と倭姫王・薩摩比売(その1) 川西市 正木裕
○『隋書』における「行路記事」の存在について 札幌市 阿部周一
○十七条憲法とは何か 八尾市 服部静尚
○律令制の都「前期難波宮」 京都市 古賀達也
○松山での『和田家文書』講演と「越智国」探訪 松山市 皆川恵子
○縄文にいたイザナギ・イザナミ 乙訓郡大山崎町 大原重雄
○会誌刊行(『古代に真実を求めて』21集『発見された倭京 太宰府都城と官道』)のお知らせ
○二〇一八年度会費納入のお願い
○お知らせ「誰も知らなかった古代史」セッション
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会・関西例会のご案内
○編集後記 西村秀己