第527話 2013/02/16

「古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州編」候補地選定中

 本日の関西例会は京阪天満橋駅近くのエル大阪で行われました。毎回の会場確保は大変です。担当者やご協力いただいた会員の皆様に改めて御礼申し上げます。
   例会冒頭、竹村さんから「古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州編」の候補地一覧の収集状況が報告されました。これは古田先生の著作から九州地方の遺跡や地名を会員の協力を得て、検索したものです。関西例会やハイキング参加者のご協力により、すでに百カ所以上の候補地がピックアップされました。もう一ヶ月ほどかけて更に収集し、その後絞り込み選定作業にすすむ予定です。
   正木さんからは、大阪府立大学なんばキャンパスの一角に古田史学著作を集蔵開架する企画の報告と、書籍の寄贈協力が呼びかけられました。四月から正式に開設されますので、後日詳しくご紹介します。
   2月例会の報告テーマは次の通りで、活発な質疑応答や討議が行われました。

〔2月度関西例会の内容〕
1). 古田武彦著作で綴る史蹟百選・九州編(木津川市・竹村順弘)
2). 「法隆寺の物差しは中国南朝尺の材」は成り立つか? 第二報 出雲風土記の里程(八尾市・服部静尚)
3). 「三献の儀」(三々九度)の起源 — 『周禮』の爵と觚-(川西市・正木裕)
4). 前期難波宮と藤原宮の整地層須恵器 — 小森俊寛説が成立しない理由(京都市・古賀達也)
5). 『養老律令』の中の九州王朝(京都市・古賀達也)
6). 大阪府立大学なんばキャンパス 古田史学コーナーの開設(川西市・正木裕)
7). 観世音寺の「碾磑」について(川西市・正木裕)
8). 薩夜麻の「薩」の由来(川西市・正木裕)
9). 筑紫都督府は薩夜麻の府(川西市・正木裕)

○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田先生近況・会務報告・会誌16号編集状況・『藤氏家伝』の研究(鎌足は火葬ではない)・その他

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