第2110話 2020/03/14

『「古事記」「日本書紀」千三百年の孤独
   ―消えた古代王朝―』の目次
(『古代に真実を求めて』23集)

『「古事記」「日本書紀」千三百年の孤独 ―消えた古代王朝―』(『古代に真実を求めて』23集)の目次を紹介します。既に印刷製本の最中と思われますが、今月末か四月初旬には発刊となる予定です。「古田史学の会」2019年度賛助会員(年会費5,000円)には明石書店から順次配送されます。配送作業に日数がかかりますので、しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。一般会員や非会員の方は書店かアマゾンでご注文下さい。「古田史学の会」が全国の古代史ファンに贈る珠玉の論稿を収録した一冊です。

『「古事記」「日本書紀」千三百年の孤独 ―消えた古代王朝―』
(『古代に真実を求めて』第23集 古田史学の会編・明石書店)

【目次】
◆巻頭言 「日本書紀」に息づく九州王朝 古賀達也

◆特集 「古事記」「日本書紀」千三百年の孤独 ―消えた古代王朝―

『日本書紀』をわれわれはどう読めばいいのか 茂山憲史
『記・紀』の「天」地名 新保高之
「海幸・山幸神話」と「隼人」の反乱 正木 裕
神武東征譚に転用された天孫降臨神話 古賀達也
神功皇后・俾弥呼と四人の筑紫の女王 正木 裕
継体と「磐井の乱」の真実 正木 裕  
聖徳太子は九州王朝に実在した ―十七条憲法の分析より― 服部静尚
天文記事から見える倭の天群の人々・地群の人々―七世紀の二つの権力― 谷川清隆
「大化」「白雉」「朱鳥」を改元した王朝 古賀達也
白村江を戦った倭人 ―『日本書紀』の天群・地群と新羅外交― 谷川清隆
『旧唐書』と『日本書紀』 ―封禅の儀に参列した「筑紫君薩野馬」― 正木 裕
壬申の乱と倭京 服部静尚
 コラム①『古事記』千三百年の孤独 古賀達也
 コラム②『古事記』『日本書紀』の「倭国」と「日本国」 古賀達也
 コラム③二つの漢風諡号「皇極」「斉明」 古賀達也
 コラム④『日本書紀』は隠していない 岡下英男

◆一般論文
なぜ蛇は神なのか?どうしてヤマタノオロチは切られるのか? 大原重雄
伊都国の代々の王とは ―「世有王」の新解釈― 野田利郎
対馬「天道法師」伝承の復元 ―改変型九州年号の史料批判― 古賀達也
『日本書紀』十二年後差と大化の改新 日野智貴
 コラム⑤ 鬯(暢)草とは何か 高橋剛治

●付録
古田史学の会・会則
「古田史学の会」全国世話人・地域の会 名簿
編集後記

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