第3413話 2025/01/22

京都新聞に「新春古代史講演会」記事

 1月19日に開催した新春古代史講演会の記事が翌日の京都新聞朝刊に掲載されましたので紹介します。「古田史学の会」事務局から同新聞社に案内を送っていたこともあってか、京都新聞社より取材にうかがいたいとの電話をいただいていました。当日の開会前に高山浩輔記者が見えられ、わたしが取材を受けました。その後も高山記者は熱心に講演を聴いておられ、仕事とは言え、まじめな青年だなあと思いました。

 当日、奈良新聞記者として講演会に来ていた竹村順弘さん(古田史学の会・事務局次長)によれば、翌日の朝刊に掲載されるはずとのことでしたので、京都新聞を置いているご近所の喫茶店タナカコーヒーで20日付け朝刊をいただきました。見ると、市民版のページにカラー写真入りで新春古代史講演会の記事が掲載されていました(WEB版 2025.01.19 には記事の冒頭部が掲載)。京都新聞社さん、ありがとうございます。

【2025.01.20「京都新聞」朝刊より転載】
博物館の未来像 市民考える
下京で古代史学ぶ講演会
「地域文化への拠点」へ転換訴え

 古代史について考える講演会が19日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開かれた。文化庁博物館支援調査官の中尾智行氏が、考古学にも密接に関わる博物館の未来像について語った。

 中尾氏は博物館の約8割は公立だが「バブル崩壊後、自治体の財政悪化で予算が割けず学芸員を置いていないところも多い」と指摘。老朽化も進む中、予算を得るためには、市民ぐるみで「地域文化の拠点」に変える必要があるとし、文化財なども一部のファンだけではなく、社会で価値を共有する必要性を投げ掛けた。

 橿原考古学研究所(奈良県橿原市)の元所員も登壇し、邪馬台国の所在地論争で有力な「畿内説」に疑義を呈する独自の見解を披露した。講座は古代史家の故古田武彦氏のファンらでつくる古田史学の会が主催した。(高山浩輔)

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