新年のご挨拶と令和三年の回想
「古田史学の会」会員並びに「洛中洛外日記」読者の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
昨年はコロナ禍にあっても感染対策に配慮しながら古代史講演会や関西例会を開催することができました。ご協力頂きました方々に深く感謝いたします。また、久冨直子さん、竹村順弘さん、横田幸男さんらのご尽力により、リモート例会参加システムの運用も軌道に乗り、YouTubeによる動画配信コンテンツも充実してきました。これらのコンテンツは「古田史学の会」ホームページ「新・古代学の扉」から閲覧できます。
学問研究分野においても、古田史学・多元史観に基づく優れた諸仮説が会員から発表されました。なかでも『古田史学会報』に連載中の正木裕さんによる九州王朝通史は、古田学派の最新研究成果を取り入れたもので、古田先生の『古代は輝いていた』以来の本格的な通史です。いずれは書籍として刊行されるものと期待が高まっています。
令和四年も古田史学の継承と発展、そして古田説を世に広めるための事業に取り組んでまいります。会員・友人の皆様のご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。