竹村さんからの提案、ボカロ版「洛中洛外日記」
昨日の出版記念講演会は全国の会員・会友を対象にネットで生配信しました。「古田史学の会」が採用している配信機器は当初と比べ、性能は上がりコンパクトになりました。そのシステムを優れたテクニカルスタッフ(横田幸男さん、久冨直子さん、竹村順弘さん)が運営しています。聞けば、ハイスペックの機種で、操作も難しいとのこと。
今回からは講師の声を収音マイクではなく、専用の小型マイクでとり、それを会場最後尾に設置したホストPCへ飛ばし、そこから全国配信する新システムを採用しました。おかけで音声や画像がきれいに配信できるようになりました。スタッフの皆さんに感謝します。
ホームページ「新・古代学の扉」を横田さん(古田史学の会・全国世話人、インターネット事務局担当)が立ち上げて以来、「古田史学の会」ではインターネットを重視してきました。「洛中洛外日記」のリリースも、「新・古代学の扉」へのアクセス件数が増えるようにと始めたものです。その後、FaceBookにも参入しましたが、web環境やその社会的影響力は拡大を続け、SNSの進化によりコンテンツやビジネスモデルは劇的に変化しました。「古田史学の会」のインターネット事業にも新たな分野への挑戦が必要と感じています。
そのようなとき、昨日の「古田史学の会」全国世話人会終了後に、竹村さん(古田史学の会・事務局次長、木津川市)から面白い提案を受けました。古田史学の紹介動画として、10~15分ほどのボーカロイドやトークロイド(注①)による解説番組やボカロ版「洛中洛外日記」を制作してはどうかというものです。ボーカロイドといえば初音ミクさんの「虹色蝶々」や「千本桜」をよく聴いていましたが、古代史の解説に使うという発想には至りませんでした。実際にどのように使用されているのかを久冨さんにうかがったところ、「ゆっくり動画」というサイトがあり、古代史のコンテンツもあることを教えていただきました。
実現のためには技術的な問題の他、内容そのものに魅力がないと効果が見込めません。どのような層をターゲットとできるのかも含めて検討したいと思います。ボーカロイドやトークロイドに詳しい方のアドバイスをいただければ幸いです。
(注)
①トークロイドとは、本来歌うために作られたボーカロイド(VOCALOID)で喋りの質を追い求めた動画に付けられるタグである。(ニコニコ大百科の解説による)
②「虹色蝶々」初音ミク。
https://www.youtube.com/watch?v=3qYHaLlGyWs
「千本桜」初音ミク。
https://www.youtube.com/watch?v=Mqps4anhz0Q