『古田史学会報』129号のご紹介
今日、8月8日は古田先生89歳のお誕生日です。ちょうどできたばかりの『古田史学会報』129号が送られてきましたのでご紹介します。
正木さんからは会員総会記念講演会で発表されたテーマ「孫権と俾弥呼 -俾弥呼の「魏」への遣使と「呉」の孫権の脅威-」を寄稿していただきました。三国時代の魏と呉の対立の影響により、日本列島内でも倭国と狗奴国(銅鐸圏)との対立という連動した構図になったことが述べられています。
清水さんは会報初登場です。わたしからは今年から研究をスタートさせた鞠智城問題と、「みょう」地名に関する考察を報告しました。
最近、新入会員が増加していることもあり、古田史学の初心者向けに「『壹』から始める古田史学」の新連載が正木事務局長により開始されました。本シリーズがまとまった量になれば、古田史学入門用のパンフレットとしても使用できるのではないかと期待しています。掲載稿は次の通りです。
『古田史学会報』129号の内容
○孫権と俾弥呼 -俾弥呼の「魏」への遣使と「呉」の孫権の脅威- 川西市 正木裕
○鞠智城と神籠石山城の考察 京都市 古賀達也
○四国・香川県の史跡巡り 神戸市 清水誠一
○大化改新論争 八尾市 服部静尚
○「相撲の起源」説話を記載する目的 京都市 岡下英男
○九州・四国に多い「みょう」地名 京都市 古賀達也
○『古代に真実を求めて』第19集 原稿募集
○古田史学の会 第21回会員総会の報告
○会代表退任のご挨拶 水野孝夫
○代表就任のご挨拶 古賀達也
○「壹」から始める古田史学1 古田史学の会事務局長 正木裕
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会・関西例会のご案内
○『古田史学会報』原稿募集
○編集後記 西村秀己