「邪馬台国」論争を越えて
・・・邪馬壹国の歴史学
今日はi-siteなんばで、「古田史学の会」の編集会議を行いました。今秋、発行予定の『三国志』倭人伝研究の本に関する書名や章立て、掲載稿について審議しました。
書名について様々な案を検討し、従来の「邪馬台国」本とは内容もレベルも異なることが印象づけられる古田史学らしい書名として次の案が採択され、明石書店に提案することにしました。
『「邪馬台国」論争を越えて ・・・邪馬壹国の歴史学・・』古田史学の会 編
章立ても検討中ですが、次のような項目(仮称)と切り口で古田史学・邪馬壹国説を説明します。
○巻頭言
○初めて古田史学、邪馬壹国説に触れられる皆様へ
○古田先生からのメッセージ
○倭人伝の位置づけ
○短里で書かれた『三国志』
○倭人伝の二倍年暦
○倭人伝の文物
○全ての史学者・考古学者に問う
○講演録
○『三国志』原文(紹煕本)と古田先生の訳文
若干の変更はあると思いますが、概ね以上のような内容となります。この本もかなり面白く、かつ後世に残る一冊になりそうです。
ところで、3月に発刊しました『盗まれた「聖徳太子」伝承』(『古代に真実を求めて』18集)が好評により、明石書店の在庫も底をつきそうですので、増刷の方向で検討を進めています。お買い上げいただいた皆様に御礼申し上げます。