服部さんが京都で講演
「盗まれた天皇陵 -卑弥呼の墓はどこに-」
祇園祭宵山の見物客でごった返す京都市で、服部静尚さん(『古代に真実を求めて』編集長)が講演されました(主催:市民古代史の会・京都)。演題は「盗まれた天皇陵 -卑弥呼の墓はどこに-」というもので、百舌鳥古市古墳群が世界文化遺産に登録されたこともあって、タイムリーな講演会でした。60名ほどの方が参加され、「市民古代史の会・京都」の講演会も定着したようです。
服部さんの講演は、大和朝廷一元史観の最後の拠り所となっている河内や大和の巨大前方後円墳や卑弥呼の墓とされる箸墓古墳についての検証と批判です。その結論として、河内・大和の巨大古墳は天皇家の祖先の墓ではないこと、箸墓古墳も卑弥呼の墓ではなく、時代も異なることなどを客観的科学的根拠を示して明らかにされました。
いずれの論点も重要なものですので、「洛中洛外日記」にて紹介していきます。(つづく)