「 関西例会 」一覧

月に一度例会を行っています。大阪I-siteなんばでおこなうことが多いです。

第2089話 2020/02/23

【緊急告知】3月度「関西例会」を中止

 3月21日(土)開催予定の「古田史学の会」関西例会を中止します。おりからの新型コロナウィルス感染拡大により、会場のI-siteなんば(大阪府立大学なんばキャンパス)での各種イベント中止要請が大阪府立大学よりなされたためです。
 そのため、「古田史学の会」では3月度の「関西例会」を中止することにしました。例会参加者には電話やメールにより、可能な限り中止連絡を行いますが、お知り合いの方に関西例会参加者がおられれば、中止決定をお伝えいただきますよう、お願い申し上げます。
 なお、4月度の関西例会は開催する予定ですが、新型コロナウィルスの感染拡大による自粛要請などが行政や会場からあれば、検討しなければなりません。「古田史学の会」ホームページなどで逐次状況をお知らせしますので、ご確認ください。
 会員の皆様におかれましては、健康にご留意いただきますよう、お願い申し上げます。


第2084話 2020/02/15

服部さんが「倭姫王」九州王朝天子説発表

 本日、「古田史学の会」関西例会がI-siteなんば(大阪府立大学なんばキャンパス)で開催されました。3月はI-siteなんば、4月はドーンセンターで開催します。
 今回の関西例会では、服部静尚さん(『古代に真実を求めて』編集長)から発表された「倭姫王」九州王朝天子説について、最も論議が交わされました。『日本書紀』に記された天智の皇后「倭姫王」こそが、九州年号「白鳳」時代の天子(白鳳の君)であるとする仮説です。従って、筑紫君薩野馬は九州王朝の天子ではなく、唐により「筑紫都督倭王」に任命され、白村江敗戦後に帰国したとされました。他方、天智や天武の庇護を得た「倭姫王」が九州王朝の女帝として薩野馬帰国後も難波宮や飛鳥宮で君臨し、その後、文武の時代に王朝交替(禅譲)に至ったとする七世紀後半の歴史復元(仮説提起)を試みられました。
 服部新説の是非や、既に発表されている正木さんの「九州王朝系近江朝」説との関係や整合性など、これからの研究の深化が待たれます。
 この他にも、大原さんによる三星堆遺跡の青銅立神と縄文時代の土偶や土器文様との関係についての新説も興味深い内容でした。
 正木さんからは、「令和」改元の典拠となった万葉歌と序文についての新視点による研究が発表されました。各地の講演会でも好評を得たテーマです。
 満田さんの「八幡大神」研究は、古田学派内では研究者が少ない分野でもあり、今後の活躍が期待されます。いずれも、関西例会ならではの優れた発表でした。
 今回も関東や姫路市など、遠方からの参加者がありました。東京から参加された角田彰男さん(古田史学の会・会員)からは、著書『前方後円墳の謎を解く』(本の泉社、2019年)を「古田史学の会」に寄贈していただきましたので、I-siteなんば(大阪府立大学なんばキャンパス)に設置されている「古田武彦コーナー」に並べました。遠方から参加される皆様にも、「来て良かった」と喜んでいただけるような関西例会を、これからも続けたいと願っています。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔2月度関西例会の内容〕
①七世紀後半近畿天皇家が政権奪取するまで(八尾市・服部静尚)
②「津に臨み、捜露する」倭の津の検察体制(姫路市・野田利郎)
③宇佐八幡宮と八幡信仰について(茨木市・満田正賢)
④神を招く手の形と双眼の造形(大山崎町・大原重雄)
⑤『隋書』イ妥国伝を考える(その3)(京都市・岡下英男)
⑥厳然たる巨大古墳の物証(東大阪市・荻野秀公)
⑦令和改元の典拠となった大伴旅人の万葉歌の序の「人間解釈」(川西市・正木 裕)

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催) 参加費500円
開催中止03/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば(大阪府立大学なんばキャンパス)開催中止
2/23新型コロナウイルス対策として、 I-siteなんばでの 古田史学の会・関西3月21日例会は開催中止となりました。
 04/18 10:00〜17:00 会場:ドーンセンター
 05/16 10:00〜17:00 会場:福島区民センター

《各講演会・研究会のご案内》
◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表) 参加費500円
 開催中止03/03(火) 10:00〜12:00 (会場:奈良県立図書情報館)
    「聖徳太子の実像を求めて」 講師:正木 裕さん。開催中止
 04/07(火) 13:00〜17:00 (会場:奈良県立図書情報館)
    日本書紀完成1300年記念講演会
    講師:正木裕さん、服部静尚さん、満田正賢さん、大原重雄さん、古賀。

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター) 参加費500円
開催中止03/10(火) 14:00〜16:00 「(仮)池上曽根遺跡と泉州の古代」
講師:高瀬裕太さん(大阪府立弥生文化博物館学芸員)。開催中止

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都) 参加費500円
02/18(火) 18:30〜20:00 「能楽の中の古代史(2)本当は不思議な高砂」 講師:正木 裕さん。
03/17(火) 18:30〜20:00 「理系の古代史(その1)二倍年歴の世界」 講師:服部静尚さん。
04/21(火) 18:30〜20:00 「理系の古代史(その2)解明された万葉の染と色」 講師:古賀達也。

◆「古代講演会in八尾」(会場:八尾市文化会館プリズムホール 近鉄八尾駅から徒歩5分) 参加費500円
 04/11(土) 13:30〜16:30  ①「卑弥呼」から「倭の五王」の世界 ②「蘇我・物部戦争と河内」 講師:服部静尚さん。

◆久留米大学講演会(久留米大学御井キャンパス)
06/07(日) 14:30〜16:00 「『日本書紀』に息づく九州王朝」 講師:古賀達也
06/14(日) 14:30〜16:00 「継体と『磐井の乱』の真実」 講師:正木 裕さん


第2066話 2020/01/21

難波京朱雀大路の造営年代(1)

 1月19日に開催された「新春古代史講演会2020」(古田史学の会・共催)では、高橋 工さん(一般財団法人大阪市文化財協会調査課長)と正木 裕さん(大阪府立大学講師、古田史学の会・事務局長)による講演がなされました。テーマは次のとおりで、いずれも最新の研究テーマを含み、新年を飾るにふさわしい優れたものでした。

○「難波宮・難波京の最新発掘成果」高橋 工さん
○「令和改元と万葉歌に隠された歴史」正木 裕さん

 中でも高橋さんの難波京条坊と朱雀大路の発掘調査による最新の報告は新知見と示唆に富んだもので、とても勉強になりました。特に難波京の条坊の有無についての論争にふれられ、〝前期難波宮を造営し、その地を宮都とするのだから、宮都にふさわしい条坊都市が当初から存在したと考えるのが当たり前〟という指摘は素晴らしく論理的です。考古学者からこれほどロジカルな発言を聞くのは初めてのことで、わたしは深く感動しました。
 というのも、わたしも前期難波宮九州王朝複都説に至る前から同様の考えを持っていたからです。そのことを『古田史学会報』123号(2014年8月)の拙論「条坊都市『難波京』の論理」において、次のように記したことがあります。

 【以下、転載】
 わたしは前期難波宮九州王朝副都説を提唱する前から、前期難波宮には条坊が伴っていたと考えていました。それは次のような論理性からでした。

1.七世紀初頭(九州年号の倭京元年、六一八年)には九州王朝の首都・太宰府(倭京)が条坊都市として存在し、「条坊制」という王都にふさわしい都市形態の存在が倭国(九州王朝)内では知られていたことを疑えない。各地の豪族が首都である条坊都市太宰府を知らなかったとは考えにくいし、少なくとも伝聞情報としては入手していたと思われる。
2.従って七世紀中頃、難波に前期難波宮を造営した権力者も当然のこととして、太宰府や条坊制のことは知っていた。
3.上町台地法円坂に列島内最大規模で初めての左右対称の見事な朝堂院様式(十四朝堂)の前期難波宮を造営した権力者が、宮殿の外部の都市計画(道路の位置や方向など)に無関心であったとは考えられない。
4,以上の論理的帰結として、前期難波宮には太宰府と同様に条坊が存在したと考えるのが、もっとも穏当な理解である。

 以上の理解は、その後の前期難波宮九州王朝副都説の発見により、一層の論理的必然性をわたしの中で高めたのですが、その当時は難波に条坊があったとする確実な考古学的発見はなされていませんでした。ところが、近年、立て続けに条坊の痕跡が発見され、わたしの論理的帰結(論証)が考古学的事実(実証)に一致するという局面を迎えることができたのです。この経験からも、「学問は実証よりも論証を重んじる」という村岡典嗣先生の言葉を実感することができたのでした。
 【転載おわり】(つづく)


第2065話 2020/01/20

「麛坂王・忍熊王の謀反」は

  倭国(九州王朝)と銅鐸圏の争い

 一昨日、「古田史学の会」関西例会がアネックスパル法円坂で開催されました。2月と3月はI-siteなんば、4月はドーンセンターで開催します。
 今回の「古田史学の会」関西例会で、最も衝撃を受けた発表が正木裕さん(古田史学の会・事務局長)による〝神功紀(記)の「麛坂王・忍熊王の謀反」〟でした。神功紀などに見える麛坂(かごさか)王・忍熊(おしくま)王と武内宿禰との戦闘譚は、邪馬壹国の女王壹與(いちよ)時代の倭国と銅鐸圏との正規軍同士による戦争説話の神功紀への転用とする仮説です。
 史料根拠も明白であり、論理展開に矛盾や飛躍も無く、仮説としては成立すると思うのですが、『日本書紀』編者がなぜそのような形で転用しなければならないのか、その積極的な理由があるのか、わたしには理解できませんでした。そこで、この仮説に至った理由を正木さんにたずねてみました。
 正木説のポイントは、敗勢になった忍熊王が本拠地の大和ではなく近江方面に逃げようとしたということで、近江の地は後期銅鐸圏の中心領域であり、麛坂王・忍熊王がその地を本拠地としていたと考えれば、この逃避ルートを選んだことがうまく説明できます。この説明を聞いて、わたしもこの正木説の有力性に気づきました。『古田史学会報』での発表が待たれます。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔1月度関西例会の内容〕
①装飾古墳の蕨手文と双脚輪状文などの原像(大山崎町・大原重雄)
②「国県制」考(八尾市・服部静尚)
③籠神社の鏡(その2)(京都市・岡下英男)
④武内宿禰は倭王(奈良市・原 幸子)
⑤神功紀(記)の「麛坂王・忍熊王の謀反」(川西市・正木 裕)
⑥神功・応神伝説に関する一考察(茨木市・満田正賢)
⑦『日本書紀』と「③帝紀」の決定的な違い(東大阪市・荻野秀公)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆会費納入状況、新入会員の報告・他
 未納者には『古田史学会報』2月号の発送を停止。

◆「新春古代史講演会2020」(古田史学の会・共催)
 01/19 13:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
【演題・講師】
○「難波宮・難波京の最新発掘成果」 13時30分〜15時
 高橋 工氏(一般財団法人大阪市文化財協会調査課長)
○「令和改元と万葉歌に隠された歴史」 15時10分〜16時40分
 正木 裕氏(大阪府立大学講師、古田史学の会・事務局長)
【参加費】1,000円 定員70名(事前予約不要)
【懇親会】当日、会場で受け付けます。(参加費は別途)
【共催団体】和泉史談会、古代大和史研究会、市民古代史の会・京都、誰も知らなかった古代史の会、古田史学の会、ほか

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催) 参加費500円
 02/15 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば 実施済み
 開催中止03/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば開催中止
2/23新型コロナウイルス対策として、 I-siteなんばでの 古田史学の会・関西3月21日例会は開催中止となりました。
 04/18 10:00〜17:00 会場:ドーンセンター
 05/16 10:00〜17:00 会場:福島区民センター

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(正木 裕さん主宰。会場:森ノ宮キューズモール) 参加費500円
 01/31(金) 18:30〜20:00 「『日本書紀』一三〇〇年の欺瞞」講師:正木 裕さん。
 開催中止02/28(金) 18:30〜20:00 未定

◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表) 参加費500円
 02/04(火) 10:00〜12:00 (会場:奈良新聞本社)
    「誰も知らなかった万葉歌(6)壬申の乱と天武・持統の真実」講師:正木 裕さん。
 開催中止03/03(火) 10:00〜12:00 (会場:奈良県立図書情報館)
    「聖徳太子の実像を求めて」講師:正木 裕さん。開催中止
 04/07(火) 13:00〜17:00 (会場:奈良県立図書情報館)
    日本書紀完成1300年記念講演会
    講師:正木裕さん、服部静尚さん、満田正賢さん、大原重雄さん、古賀。

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター) 参加費500円
 02/11(火) 14:00〜16:00 「誰も知らなかった万葉集」講師:正木 裕さん。
 開催中止03/10(火) 14:00〜16:00「(仮)池上曽根遺跡と泉州の古代」
   講師:高瀬裕太さん(大阪府立弥生文化博物館学芸員)。開催中止

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都) 参加費500円
02/18(火) 18:30〜20:00 「能楽の中の古代史(2)本当は不思議な高砂」講師:正木 裕さん。
03/17(火) 18:30〜20:00 「理系の古代史(その1)二倍年歴の世界」講師:服部静尚さん。
04/21(火) 18:30〜20:00 「理系の古代史(その2)解明された万葉の染と色」講師:古賀達也。

◆「古代講演会in八尾」(会場:八尾市文化会館プリズムホール 近鉄八尾駅から徒歩5分) 参加費500円
 04/11(土) 13:30〜16:30  ①「卑弥呼」から「倭の五王」の世界②「蘇我・物部戦争と河内」講師:服部静尚さん。

◆久留米大学講演会(久留米大学御井キャンパス)
 03/15(日) 講師:服部静尚さん。


第2056話 2019/12/23

「関西例会」行く人、来る人

 12月21日、「古田史学の会」関西例会がI-siteなんばで開催されました。1月はアネックスパル法円坂、2月と3月はI-siteなんばで開催します。
 1月は例会翌日の19日(日)午後に恒例の「新春古代史講演会」(会場:アネックスパル法円坂)も開催します。こちらにも、ぜひご参加下さい。
 「古田史学の会」関西例会は今月も初参加の方がありました。優れた研究発表や活発な学問論議に触れて、初参加の方が入会されることもあります。他方、転居やご高齢により参加できなくなる方もあります。今月の関西例会でもそのような出会いと別れがありました。
 岐阜県海津市から参加されていた高木善征さんが地元のお土産をたくさん持ってこられたので、その理由をたずねると、高齢のため関西例会への参加は今回を最後にするとのこと。聞けば、高木さんは82歳になられ、毎月のように一人で大阪まで行くことをご子息が心配されたためとのことでした。「古田史学の会」へは引き続き会員として残り、会の発展を祈っていますと、お別れの挨拶をされました。そして、例会参加者の拍手の中、会場を後にされました。感慨深い出会いと別れでした。
 今月も一段と面白いテーマや研究がいくつも発表されたのですが、その概要については別に紹介することにします。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔12月度関西例会の内容〕
①『太平記』の中の壬申の乱(高松市・西村秀己)
②蘇我氏と近畿天皇家との関係(八尾市・服部静尚)
③四天王寺と前期難波宮(茨木市・満田正賢)
④籠神社の鏡(京都市・岡下英男)
⑤「科野」の「高良社」と多元史観(上田市・吉村八洲男)
⑥大国主を助ける鼠のオノマトペの言葉(大山崎町・大原重雄)
⑦旧石器捏造事件を見抜いていた竹岡俊樹氏の『考古学基礎論』(雄山閣)の紹介(大山崎町・大原重雄)
⑧「帝紀(帝王本紀)」について(東大阪市・荻野秀公)
⑨万葉百九十九番歌の解釈上の残された課題について(川西市・正木 裕)

○01/12「新春ハイキング:初クルーズ(渡船)と初登山(昭和山・天保山)」への参加者募集(古田史学の会・全国世話人 西井健一郎)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆会費納入状況、新入会員の報告・他
 『倭国古伝』の売れ行き好調で、読者の入会が続いている。高齢化により退会者も多く、会員拡大が急務。

◆「新春古代史講演会2020」(古田史学の会・共催)
 01/19 13:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)

【演題・講師】
○「難波宮・難波京の最新発掘成果」 13時30分〜15時
 高橋 工氏(一般財団法人大阪市文化財協会調査課長)
○「令和改元と万葉歌に隠された歴史」 15時10分〜16時40分
 正木 裕氏(大阪府立大学講師、古田史学の会・事務局長)

【参加費】1,000円 定員70名(事前予約不要)
【懇親会】当日、会場で受け付けます。(参加費は別途)
【共催団体】和泉史談会、古代大和史研究会、市民古代史の会・京都、誰も知らなかった古代史の会、古田史学の会、ほか

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催) 参加費500円
 01/18 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 02/15 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば 実施済み
 開催中止03/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば開催中止
2/23新型コロナウイルス対策として、 I-siteなんばでの 古田史学の会・関西3月21日例会は開催中止となりました。
 04/18 10:00〜17:00 会場:ドーンセンター
 05/16 10:00〜17:00 会場:福島区民センター

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(正木 裕さん主宰。会場:森ノ宮キューズモール) 参加費500円
 ※12月はお休み。
 01/31(金) 18:30〜20:00 「『日本書紀』一三〇〇年の欺瞞」講師:正木 裕さん。

◆「古代講演会in八尾」(会場:八尾市文化会館プリズムホール 近鉄八尾駅から徒歩5分) 参加費500円
 01/11(土) 13:30〜16:30  ①「卑弥呼の世界」②「飛鳥の謎-飛鳥浄御原宮はどこだ」講師:服部静尚さん。
 04/11(土) 13:30〜16:30  ①「卑弥呼」から「倭の五王」の世界②「蘇我・物部戦争と河内」講師:服部静尚さん。

◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表) 参加費500円
 01/07(火) 10:00〜12:00 (会場:奈良新聞本社)
    「誰も知らなかった万葉歌(5)白村江敗戦と天智・近江朝挽歌」講師:正木 裕さん。
 02/04(火) 10:00〜12:00 (会場:奈良新聞本社)
    「持統の吉野・伊勢行幸と『日本書紀』の秘密」講師:正木 裕さん。

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター) 参加費500円
 01/14(火) 14:00〜16:00 「九州王朝説と祝詞」講師:服部静尚さん。
 02/10(火) 14:00〜16:00 「誰も知らなかった万葉集」講師:正木 裕さん。

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都) 参加費500円
 ※1月はお休み。
02/18(火) 18:30〜20:00 「能楽の中の古代史(2)本当は不思議な高砂」講師:正木 裕さん。

◆水曜研究会
 12/25(水) 13:00〜17:00 会場:豊中倶楽部自治会館


第2040話 2019/11/17

『隋書』イ妥国伝について本格論戦始まる

 昨日、「古田史学の会」関西例会がアネックスパル法円坂(大阪市教育会館)で開催されました。12月はI-siteなんば、1月はアネックスパル法円坂、2月はI-siteなんばで開催します。
 1月は例会翌日の19日(日)午後に恒例の「新春古代史講演会」(会場:アネックスパル法円坂)も開催します。こちらにも、ぜひご参加下さい。
 今回の関西例会では、野田さんとインドから帰国された日野さんから、『隋書』イ妥国伝の新読解による新説が発表されました。野田説によれば秦王国を山口県、イ妥国の都を大阪の難波とされ、日野説では『隋書』に見えるイ妥国と倭国は別国で、倭国と秦王国は大和朝廷でもないとされました。その上で秦王国は吉備にあったとされました。
 イ妥国伝の行程記事の読解方法などについて、参加者と論争が続けられました。通説や古田説とも異なる、こうした異説・新説が自由に発表され、真摯な論争が続けられることは「古田史学の会」関西例会の面目躍如と言えます。これからの展開が期待されます。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔11月度関西例会の内容〕
①七支刀は鍛造で再現されていた(大阪市・中山省吾)
②三種の神器をヤマト王権は何時手に入れたか(八尾市・服部静尚)
③壬申の乱は「大乱」か「小乱」か(川西市・正木 裕)
④前期難波宮設置に関する一考察(茨木市・満田正賢)
⑤『隋書』の秦王国と倭国(たつの市・日野智貴)
⑥秦王国、十余国、海岸 ー隋書イ妥国伝の新解釈 その2ー(姫路市・野田利郎)
⑦「倭姫命世記(紀)」についてⅣ(東大阪市・萩野秀公)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆「古田史学の会」新年古代史講演会
 01/19 13:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 ※難波宮の考古学的テーマと新年号「令和」に関わる『万葉集』をテーマとすることを検討しています。

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催) 参加費500円
 12/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば
 01/18 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 02/15 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば

◆11/09〜10「古田武彦記念 古代史セミナー2019」の報告(古賀、冨川さん)。

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(正木 裕さん主宰。会場:森ノ宮キューズモール) 参加費500円
 11/22 18:30〜20:00 「盗まれた天皇陵 俾弥呼の墓はどこに」講師:服部静尚さん。

◆「古代史の会・八尾」(会場:八尾市文化会館プリズムホール 近鉄八尾駅から徒歩5分) 参加費500円
 01/11(土) 13:30〜16:30  ①「卑弥呼の世界」②「飛鳥の謎-飛鳥浄御原宮はどこだ」講師:服部静尚さん。
 04/11(土) 13:30〜16:30  ①「卑弥呼」から「倭の五王」の世界②「蘇我・物部戦争と河内」講師:服部静尚さん。

◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表) 参加費500円
 12/03 10:00〜12:00 (会場:奈良新聞本社西館)
    「誰も知らなかった万葉歌(4)白村江前夜に身籠もった大王と幻の飛鳥」講師:正木 裕さん。

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター) 参加費500円
 12/10 14:00〜16:00 「仮・江戸時代の自然災害」講師:岡本康敬さん。

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都) 参加費500円
11/19 18:30〜20:00 「能楽の中の古代史(1)謡曲「羽衣」に秘められた古代史」講師:正木 裕さん。
 12/17 18:30〜20:00 「聖徳太子と十七条憲法」講師:服部静尚さん。

◆水曜研究会
 11/27(水) 13:00〜17:00 会場:豊中倶楽部自治会館


第2016話 2019/10/19

『隋書』帝紀に「イ妥国」が見えない理由

 本日、「古田史学の会」関西例会がアネックスパル法円坂(大阪市教育会館)で開催されました。11月もアネックスパル法円坂、12月はI-siteなんば、1月はアネックスパル法円坂、2月はI-siteなんばで開催します。
 1月は例会翌日の19日(日)午後に恒例の「新春古代史講演会」(会場:アネックスパル法円坂)も開催します。こちらにも、ぜひご参加下さい。
 今回も優れた発表が続きました。中でも、岡下さんの『隋書』イ妥国伝の「イ妥国」を帝紀に見える「倭国」のこととする論証は見事でした。関西例会ではこれまでも「イ妥国」=「倭国」とする諸仮説が何人かの研究者により発表されてきましたが、今回の岡下さんの仮説は最も骨太で単純明快な論証のように思いました。
 それは、『隋書』イ妥国伝には「新羅・百済、皆イ妥を以て大国と為し」とあり、新羅や百済よりも有力な大国であるとされているのに、『隋書』の帝紀には「イ妥国」は現れず、列伝(イ妥国伝)にのみ記されていること。逆に「倭国」は列伝に「倭国伝」も置かれていないのに、帝紀(煬帝紀)には二回記されていることを指摘され、こうした現象は不自然であり、従って、帝紀の「倭国」と列伝の「イ妥国」は同じ国であり、ある意図を持って列伝では「倭」を「イ妥」と書き換えられたとされました。
 古田説では「イ妥国」を九州王朝、「倭国」を近畿天皇家のこととされていますから、今後の論争や比較検証が期待されます。
 正木さんからは『記紀』に見える隼人記事と『続日本紀』の隼人記事を比較され、『記紀』では隼人は敵対勢力ではなく、『続日本紀』になると敵対勢力として討伐されている点に着目され、古代における隼人の実態に迫られました。また宮中祭祀などで隼人が執り行う「吠声」は神聖な先払いの所作「警蹕(けいひつ)」であることを明らかにされ、今上天皇の即位儀礼でもこの「警蹕(けいひつ)」がなされるであろうとされました。
 隼人の研究は西村秀己さん等の先行研究もあり、今回の正木さんの研究により、隼人の実態解明が更に進むことが予想されます。
 この他にも、谷本さんからは、巨大前方後円墳に関しての北條芳隆さんの「前方後円墳はなぜ巨大化したか」(『考古学講座』ちくま新書、2019年5月)の論点を興味深いものと批判的に紹介されました。近年の考古学者の研究論文の傾向に変化が現れていることを感じさせる発表でした。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔10月度関西例会の内容〕
①天をなぜアマ・アメと訓むのか(八尾市・服部静尚)
②神聖なる扇と箒の形の意味すること(大山崎町・大原重雄)
③雄略紀の朝鮮半島記事について(茨木市・満田正賢)
④前方後円墳巨大化の理由をめぐって(神戸市・谷本 茂)
⑤(再)竹斯国とイ妥国の領域 ー隋書イ妥国伝の新解釈ー(姫路市・野田利郎)
⑥『隋書』イ妥国伝を考える(再)(京都市・岡下英男)
⑦『記紀』と『続日本紀』、二つの「隼人」(川西市・正木 裕)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆新入会員情報。(九州王朝の故地、糸島市から入会あり)

◆「古田史学の会」新年古代史講演会
 01/19 13:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 ※講師・テーマは未定ですが、新年号「令和」に関わる『万葉集』をテーマとすることなどを検討しています。

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催) 参加費500円
 11/16 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 12/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば
 01/18 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 02/15 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば

◆11/09〜10 「古田武彦記念古代史セミナー2019」の案内。主催:公益財団法人大学セミナーハウス。共催:多元的古代研究会、東京古田会、古田史学の会、古田史学の会・東海。

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(正木 裕さん主宰。会場:森ノ宮キューズモール) 参加費500円
 10/25 18:30〜20:00 「古墳・史跡を地域の活性化に活かすー百舌鳥・古市古墳群等の世界遺産登録を受けて」講師:正木 裕さん。
 11/22 18:30〜20:00 「盗まれた天皇陵 俾弥呼の墓はどこに」講師:服部静尚さん。

◆10/26(土) 13:30〜16:30 「古代史講演会in八尾」(会場:八尾市文化会館プリズムホール 近鉄八尾駅から徒歩5分) 参加費500円
 ①「九州王朝説とは」②「恩智と玉祖-河内に所領をもらった神様」講師:服部静尚さん。

◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表) 参加費500円
 11/05 10:00〜17:00 会場:奈良新聞本社西館(奈良市法華寺町2番地4)
    10:00〜11:30 「万葉集Ⅱ〜白村江の戦い(前編)」講師:正木 裕さん。
    11:30〜12:30 《昼食休憩》
    12:30〜14:00 「万葉集Ⅱ〜白村江の戦い(後編)」講師:正木 裕さん。
    14:00〜14:15 「日本古代史報道の問題とマスコミの体質」講師:茂山憲史さん。
    14:30〜15:30 「孔子と弟子の倭人たち」講師:青木英利さん。
    15:30〜16:30 「物部戦争と捕鳥部萬」講師:服部静尚さん。
    16:30〜17:00 パネルディスカッション「史実伝承の断絶」座長:茂山。パネラー:青木・正木・服部。

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター) 参加費500円
 11/12 14:00〜16:00 「万葉歌に見る壬申の乱」講師:正木 裕さん。

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都) 参加費500円
11/19 18:30〜20:00 「能楽の中の古代史(1)謡曲「羽衣」に秘められた古代史」講師:服部静尚さん。


第1995話 2019/09/21

「奈良新聞」が『倭国古伝』を紹介

 本日、「古田史学の会」関西例会がI-siteなんばで開催されました。10月、11月はアネックスパル法円坂(大阪市教育会館)、12月はI-siteなんばで開催します。
 今日の発表で最も印象深かったのが谷本さんの『古事記』真福寺本の史料批判でした。真福寺本に見える「沼弟(ぬおと)」を〝銅鐸の音〟とされた古田説に対して、「弟」は「矛」の誤字あるいは古い字体と考えた方がよく、通説通り「沼矛(ぬほこ)」と解すべきとされました。
 同様の研究は安藤哲朗さん(多元的古代研究会・会長)もなされており(未発表)、また真福寺本の字形は「沼弟」ではなく、「治弟」であるという指摘も古谷弘美さん(古田史学の会・全国世話人)がされてきたところです(「洛中洛外日記」657話 2014/02/08〝『古事記』真福寺本を見る〟)。わたしも真福寺本(1371〜1372年書写)とほぼ同時期に成立した『古事記』道果本(1381年書写。天理図書館蔵)には「沼矛」とあることを「洛中洛外日記」676話(2014/03/11)〝『古事記』道果本の「天沼矛」〟で報告したことがありましたので、感慨深く谷本さんの報告を聞きました。
 正木事務局長からは、「奈良新聞」9/19に『倭国古伝』が写真付きで紹介されたことの報告がありました。同新聞を竹村順弘さん(古田史学の会・事務局次長)からいただきました。「奈良新聞」読者3名に『倭国古伝』をプレゼントするという企画で、「九州王朝から大和朝廷へ、8世紀初頭の王朝交替で葬り去られた古代の真実を再発見する論考を集めた。勝者の史書と、各地に残る敗者の伝承を読み解く。『姫たちの古代史』『英雄たちの古代史』『神々の古代史』の3部構成。」と、同書を正確に好意的に紹介されていました。ありがたいことです。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔9月度関西例会の内容〕
①なぜ蛇は神なのか? オロチを切るスサノオ(大山崎町・大原重雄)
②横穴式石室について(八尾市・服部静尚)
③竹斯国とイ妥国の領域ー隋書イ妥国伝の新解釈ー(姫路市・野田利郎)
④「日本」をヤマトと読ませた『日本書紀』の謎解明への一考察(高槻市・佐々木茂男)
⑤『古事記』真福寺本の史料価値(神戸市・谷本 茂)
⑥「石井の乱」と九州年号「継体」ー石井の乱はいつ発生したかー(大阪市・西井健一郎)
⑦三品論文「継体紀の諸問題」の二つの要点について(茨木市・満田正賢)
⑧筑紫君磐井は「九州年号」を作り、聖徳太子の生涯も「九州年号」で記されていた(川西市・正木 裕)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆新入会員情報(8月から7名入会。『倭国古伝』読者の入会が多い)。

◆9/16(月・祝) 13:30〜17:00『倭国古伝-姫と英雄と神々の古代史』出版記念東京講演会(文京区民センター)と懇親会の報告。

◆「奈良新聞」9/19に『倭国古伝』が写真付きで紹介されました。

◆10/26(土) 13:30〜15:30 「古代史講演会in八尾」 会場:八尾市文化会館プリズムホール(近鉄八尾駅から徒歩5分)
 ①「九州王朝説とは」②「恩智と玉祖-河内に所領をもらった神様」講師:服部静尚さん。

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催)
 10/19 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 11/16 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
 12/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば

◆11/09〜10 「古田武彦記念古代史セミナー2019」の案内。主催:公益財団法人大学セミナーハウス。共催:多元的古代研究会、東京古田会、古田史学の会。

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(正木 裕さん主宰)
 9/27 18:45〜20:15 「中国正史の東夷伝と短里-漢書から梁書まで」講師:谷本 茂さん(古田史学の会・会員)。
   ※会場:アネックスパル法円坂。
 10/25 18:45〜20:15 「古墳・城郭を地域に活かす」講師:正木 裕さん。   ※10月から、会場が以前の森ノ宮キューズモールに戻ります。

◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表。会場:奈良県立情報図書館。参加費500円)
 10/01 10:00〜12:00 「万葉集①〜白村江の戦い・開戦前夜」講師:正木 裕さん。
 11/05 10:00〜17:00 「万葉集②〜白村江の戦い」講師:正木 裕さん。    ※この回の会場:奈良新聞本社西館(奈良市法華寺町2番地4)
 12/03 10:00〜12:00 「万葉集③〜白村江の戦い」講師:正木 裕さん。    ※この回の会場:奈良新聞本社西館(奈良市法華寺町2番地4)

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター。参加費500円)
 10/08 14:00〜16:00 「壬申の乱」講師:服部静尚さん。

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都。参加費500円)。
10/15 18:45〜20:15 「飛鳥の謎」講師:服部静尚さん。

◆9/14 豊中歴史同好会の参加報告。


第1967話 2019/08/18

古代史と化学の話で盛り上がる

 昨日、「古田史学の会」関西例会が福島区民センターで開催されました。9月はI-siteなんば、10月、11月はアネックスパル法円坂(大阪市教育会館)で開催します。
 今回の例会では『隋書』イ妥国伝に関する報告が二件(野田さん、岡下さん)なされました。満田さんは、復元が困難とされている百済史研究について、『日本書紀』百済記事と『三国史記』との比較という方法で挑戦されました。
 わたしが注目したのは、原さん(古代大和史研究会・代表)が紹介された『筑前国那珂郡住吉神社縁起』です。それには、イザナミやイザナギなどが活躍した日向は筑紫(福岡県)のことで、日向国(宮崎県)ではないとする社伝が記されていました。わたしの記憶では『雷山千如寺縁起』にも同様の伝承が記されています。筑前ではそのような伝承が各地の寺社縁起に残されているようです。
 例会には九州大学で物理を研究されていた佐々木さん(古田史学の会・新会員)が初参加されました。懇親会にも参加され、夜遅くまで歓談しました。佐々木さんはケミストということで、古代史の他にも、最近発表された東大の研究グループによるモリブデン触媒とサマリウム薬剤(還元剤)を使用したアンモニアの常温常圧合成法の開発についても意見交換しました。ついにハーバー・ボッシュ法(400℃以上、約300気圧)に替わるアンモニア合成の工業化が可能になるということで、わたしは感激していたのですが、佐々木さんは「遅すぎる。今まで化学者は何をしていたのだ」とのこと。確かに100年もかかっていますから、それだけハーバー・ボッシュ法は素晴らしかったということになりそうです。
 ちなみに、ドイツ人のハーバーとボッシュによるこのアンモニア合成の成功には日本人技術者の貢献がありました。学生時代、こうした化学史の話に胸を躍らせた記憶がよみがえりました。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔8月度関西例会の内容〕
①論証による事実(明石市・不二井伸平)
②三国史記と日本書紀の百済関連記事との違いに関する考察(茨木市・満田正賢)
③小戸域民が知る「石井の乱」(大阪市・西井健一郎)
④『隋書』イ妥国伝を考える(京都市・岡下英夫)
⑤イ妥国と倭国は同一の存在である -千歳氏の論文の紹介-(姫路市・野田利郎)
⑥薬師経受容経緯から法隆寺薬師像後背銘の偽作を論ず(八尾市・服部静尚)
⑦「倭姫命世紀」についてⅢ(東大阪市・萩野秀公)
⑧日向から近畿を目指したのは誰か(奈良市・原 幸子)
⑨「磐井の乱」は虚構だった(川西市・正木 裕)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆新入会員情報(神戸市・函館市・高槻市から入会)。

◆9/16(月・祝) 13:30〜17:00『倭国古伝-姫と英雄と神々の古代史』出版記念東京講演会(文京区民センター・会議室2A。参加費1000円)
 ①講演「筑紫の姫たちと対馬の法師〜九州王朝史復元の方法」(講師:古賀達也)。
 ②パネルディスカッション「徹底討議〜古伝承と九州王朝」(パネラー:正木 裕さん、橘高 修さん、井上 肇さん。司会:服部静尚さん)。

◆10/26(土) 13:30〜15:30 「古田史学の会・八尾」講演会 会場:八尾市文化会館プリズムホール(近鉄八尾駅から徒歩5分)
 ①「九州王朝説とは」②「恩智と玉祖-河内に所領をもらった神様」講師:服部静尚さん。

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催)
 9/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば
10/19 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
11/16 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
12/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば

◆8/18 『古代に真実を求めて』編集会議 福島区民センターにて。

◆10/14 久留米大学で『倭国古伝』出版記念講演会を企画中。

◆11/09〜10 「古田武彦記念古代史セミナー2019」の案内。主催:公益財団法人大学セミナーハウス。共催:多元的古代研究会、東京古田会、古田史学の会。

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(会場:アネックスパル法円坂。正木 裕さん主宰)
 8/23 18:45〜20:15 「古墳・城等歴史資産を地域活性化に生かす」 講師:正木 裕さん。
 9/27 18:45〜20:15 「中国正史の東夷伝と短里-漢書から梁書まで」講師:谷本 茂さん(古田史学の会・会員)。

◆「古代大和史研究会」講演会(原 幸子代表。会場:奈良県立情報図書館。参加費500円)
 9/03 10:00〜12:00 「失われた古代年号〜聖徳太子の生涯は『九州年号』で記されていた」講師:正木 裕さん。
 10/01 10:00〜12:00 「万葉集①〜白村江の戦い・開戦前夜」講師:正木 裕さん。
 11/05 10:00〜17:00 「万葉集②〜白村江の戦い」講師:正木 裕さん。    ※会場:奈良新聞本社西館(奈良市法華寺町2番地4)

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター。参加費500円)
 9/10 14:00〜16:00 ①「日本古代史報道の問題とマスコミの体質」講師:茂山憲史さん(古田史学の会・会員)。②「徹底解説-邪馬「台」国九州説(2)」講師:正木裕さん。

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都。参加費500円)。
9/17 18:45〜20:15 「徹底解説-邪馬「台」国九州説(2)」講師:正木 裕さん。

◆水曜研究会(豊中倶楽部自治会館)
 8/21 13:00〜

◆邪馬壹(やまと)国阿波説の紹介


第1945話 2019/07/20

古田史学の会・関西2019年 8月例会

期日

2019年 8月17日(土)
午前10時より午後5時まで

場所

福島区民センター
会議室は案内で確認願います

交通アクセスはここから

住所:〒553-0006
大阪府大阪市福島区吉野3丁目17−23

・地下鉄/千日前線「野田阪神駅」下車、7番出口上がる
・阪神電車/「野田駅」下車、改札左手を出る。西へ200m 
・JR/環状線「野田駅」下車、徒歩8分
・東西線「海老江駅」下車、徒歩5分
・バス/市バス大阪駅より幹59酉島行「福島区役所前」下車

報告

会員発表例は例会報告参照

参加費 500円

9月例会は、21日(土)I-siteなんばでおこないます。
関西例会は、毎月第三土曜日午前10時より午後5時までです。


服部さんとの論争「7世紀の天皇称号」

 本日、「古田史学の会」関西例会がアネックスパル法円坂(大阪市教育会館)で開催されました。8月は福島区民センター、9月はI-siteなんばで開催します。
 今回は古田説に対しての異見の発表が谷本さんや満田さんからあり、賛否は別としても、どちらも学問的に重要な論点が提起されたものでした。『古田史学会報』への投稿が待たれます。
 また服部さんからの天皇称号についての報告も古田学派にとって貴重なものでした。それは7世紀の金石文(法隆寺薬師如来光背銘、船王後墓誌など)に見える「天皇」を近畿天皇家のものとするのか、九州王朝の天子の別称とするのかというテーマです。このテーマは古田旧説(ナンバーツーとしての近畿天皇家の称号「天皇」)と古田新説(九州王朝の天子の別称「天皇」)との対立でもあります。古田新説を支持する服部さんと、古田旧説を支持するわたしとで一年近く続けられている論争で、今回の関西例会でも激しく意見が対立しました。
 しかし、誤解のないように言っておきますと、わたしは服部さんの見解や論理性は有力であると考えています(だから論争しています)。更に新旧の古田説の帰趨は、王朝交替以前の7世紀の近畿天皇家の実勢や政治形態がどのような段階にあったのかにも影響します。ここを正確に把握しておかないと、701年の王朝交替の実態を見誤ることが避けられないからです。そのため、服部さんの研究や論争は古田学派としての最重要テーマの一つと考えています。学問は批判を歓迎し、真摯な論争は研究を深化発展させるからです。このテーマでも『古田史学会報』への投稿が待たれます。
 今回の例会発表は次の通りでした。なお、発表者はレジュメを40部作成されるようお願いします。発表希望者も増えていますので、早めに西村秀己さんにメール(携帯電話アドレス)か電話で発表申請を行ってください。

〔7月度関西例会の内容〕
①奇跡の12年 古田先生が語る「学問の方法」と「学問の未来」(明石市・不二井伸平)
②鳥居前古墳の伝世鏡(京都府大山崎町・大原重雄)
③百舌鳥・古市古墳群世界遺産登録を祝して二題(京都府大山崎町・大原重雄)
④常立神は旧近畿の祖神(大阪市・西井健一郎)
⑤「倭(ヰ)」と「イ妥(タイ)」(神戸市・谷本 茂)
⑥二つの古田説 天皇称号のはじめ(八尾市・服部静尚)
⑦持統の吉野行幸について(茨木市・満田正賢)
⑧「倭姫世記(紀)」についてⅡ(東大阪市・萩野秀公)
⑨「裂田の溝(さくたのうなで)」と俾弥呼・壹予の王都(川西市・正木 裕)

○事務局長報告(川西市・正木 裕)
《会務報告》
◆新入会員情報
◆6/16 16:00〜17:00 「古田史学の会」会員総会の報告。
 編集部体制の強化。
◆6/16 13:00〜16:00 古代史講演会の報告(共催:古代大和史研究会、市民古代史の会・京都、和泉史談会、古田史学の会)。
 ①「日本列島における五〜七世紀の都市化」 講師:南秀雄さん(大阪文化財研究所長)。
 ②「姫たちの古伝承」 講師:正木裕さん(古田史学の会・事務局長)。
◆『倭国古伝』売れ行き好調。
◆『失われた倭国年号 大和朝廷以前』増刷。拡販協力要請。
◆『古代に真実を求めて』バックナンバー廉価販売が好調。12集完売。

◆「古田史学の会」関西例会(第三土曜日開催)
 8/17 10:00〜17:00 会場:福島区民センター
 9/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば
10/19 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
11/16 10:00〜17:00 会場:アネックスパル法円坂(大阪市教育会館)
12/21 10:00〜17:00 会場:I-siteなんば

◆8/18 『古代に真実を求めて』編集会議 福島区民センターにて。

◆9/16 『倭国古伝』出版記念東京講演会 文京区民センターにて。
 講演(講師:古賀達也)とパネルディスカッション(パネラー:正木裕さん、橘高修さん、井上肇さん)。

◆10/14 久留米大学での『倭国古伝』出版記念講演会を企画中。

◆11/09〜10 「古田武彦記念古代史セミナー2019」の案内。主催:公益財団法人大学セミナーハウス。共催:多元的古代研究会、東京古田会、古田史学の会。

《各講演会・研究会のご案内》
◆「誰も知らなかった古代史」(会場:アネックスパル法円坂。正木 裕さん主宰)
 7/26 18:45〜20:15 「飛鳥の謎」 講師:服部静尚さん(『古代に真実を求めて』編集長)。
 8/23 18:45〜20:15 「古墳・城等歴史資産を地域活性化に生かす」 講師:正木裕さん。

◆「古代大和史研究会」講演会(原幸子代表。会場:奈良県立情報図書館。参加費500円)
 8/06 13:30〜17:00 「磐井の乱の真実」 講師:正木 裕さん。

◆「和泉史談会」講演会(辻野安彦会長。会場:和泉市コミュニティーセンター。参加費500円)
 ☆8月はお休み。

◆「市民古代史の会・京都」講演会(事務局:服部静尚さん・久冨直子さん)。毎月第三火曜日(会場:キャンパスプラザ京都。参加費500円)。
 ☆8月はお休み。

◆水曜研究会(豊中倶楽部自治会館)
 7/24 13:00〜

◆新聞記事紹介「台湾→与那国島 丸木舟が到着」
 ☆魏使の水行速度、時速5km、1日500里が実証された。