2016年01月01日一覧

第1120話 2016/01/01

シルヴィ・ギエムの「ボレロ」をみて年越し

 大晦日の夜はテレビで紅白歌合戦をみたあと、シルヴィ・ギエムの現代バレエ「ボレロ」をみました。その圧巻のパフォーマンスはとても50歳とは思えない迫力と躍動感溢れるもので、年越しに相応しい番組でした。
 シルヴィ・ギエムは1965年生まれのバレリーナで、デビュー時から100年に一人の逸材といわれました。18歳のときには国際バレエコンクールで金賞など三冠を受賞し、19歳のときには「白鳥の湖」で初主演し、フランスのトップバレリーナとなりました。1988年には所属していたパリ・オペラ座を退団したのですが、そのときフランスでは「国家的損失」といわれたそうです。
 現代バレエの女王、シルヴィ・ギエムの代表作「ボレロ」をテレビで初めてみたのですが、なんと2015年で引退するということで、今回がファイナル公演でした。世界的バレリーナが大晦日の深夜に日本でファイナル公演したのですから、驚きとともに、それをテレビでみながら新年を迎えることができ、とても幸運でした。
 今から思えば、昨年8月に行われたKBS京都のラジオ番組「本日、米團治日和。」での収録が古田先生の「ファイナル公演」でした。そのとき、米團治師匠からの「これからはどのような研究をされますか」という問いかけに古田先生は「やるべきことはやりました。」と答えられました。いつもなら「こんな発見がありました」とか「○○の研究をやります」と言われてきた先生でしたが、このときは違っていました。そしてわたしたちにあとを託されたのでした。
 2016年、古田先生のあとを託されたわたしたちによる、古田史学・多元史観の第二幕の始まりです。

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 12月「洛中洛外日記【号外】」配信タイトル
2015/12/02 古田先生追悼会への御来賓とメッセージ
2015/12/04 「東京古田会ニュース」古田先生追悼特集号が届く
2015/12/05 荻上さんと八王子セミナー再開の相談
2015/12/09 「古田史学の会・東海」竹内会長・林さんと
2015/12/12 学問の方法に関する小論執筆
2015/12/18 30年ぶりに訪問「つかしん」
2015/12/21 繊維機械学会誌「せんい」へ寄稿要請
2015/12/25 学振第120委員会から講演要請
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2015/12/29 日本刀の祖「丙子椒林剣」