2016年04月08日一覧

第1164話 2016/04/08

古田武彦初期三部作が売れ行き良好

 名古屋出張から久しぶりに帰宅すると、多くの郵便物とパソコンには数十通のメールが届いていました。ミネルヴァ書房からは「新刊案内」のパンフレットが届いており、その2月号には『邪馬壹国の歴史学 -「邪馬台国」論争を超えて』(古田史学の会編)が次のように紹介されていました。

 「古田武彦が『「邪馬台国」はなかった』を発表して四四年、この間の考古学・文献史学における新事実が、邪馬壹国が九州に存在していたことを裏付けし、その科学的研究手法の正しさが証明されている。本書では、その絶え間ない研究を集大成する。」

 そして、2015年12月の「ミネルヴァ書房の売れ行き良好書」のランキングには、「人文科学」の分野の3位に『「邪馬台国」はなかった』、4位に『失われた九州王朝』、5位に『盗まれた神話』が入っていました。古田先生の古代史初期三部作がそろって上位にランキングされていたのです。通常ですと新刊書が上位に入るのですが、この現象は珍しいことです。恐らく、10月に先生が亡くなられ、その訃報を新聞記事などで知った多くの方々がこの初期三部作を購入され、そのために書店からの在庫補充の注文が12月に集中したのではないでしょうか。古田先生の根強い人気がうかがわれました。
 『邪馬壹国の歴史学 -「邪馬台国」論争を超えて』も上位にランキングされるとよいのですが。「洛中洛外日記」の読者の皆さん。ぜひお買い求めください。なお、今年の夏には東京で同書の出版記念講演会を「古田史学の会」主催で行うべく、計画を立てています。詳細が決まりましたら、ご報告します。