「河内の開発と渡来人」
先日、「古田史学の会」で訪問見学と洛陽出土三角縁神獣鏡の講演会(西川寿勝さん)を開催した大阪府立狭山池博物館から、特別展のご案内とポスターが届きました。お世話になったお礼も込めてご紹介いたします。同博物館は安藤忠雄さんの設計で、それだけでも一見の価値があります。難点としてはやや入り口の場所がわかりにくいところですが。以下、同館ホームページからの転載です。
平成28年度特別展河内の開発と渡来人 -蔀屋北遺跡の世界-
期間:2016年10月8日(土)〜12月4日(日)
会場:特別展示室
展示概要:
狭山池の築造には半島渡来人による土木技術が数多く取り入れられていることが知られます。近年、河内に定着した初期の渡来人の痕跡が発掘成果によって確かめられつつあります。今回、四条畷市蔀屋北遺跡(しとみやきたいせき)の渡来系遺物などを取り上げ、狭山池築造前の渡来人の動向を展示・公開します。
入場料:無料
主催:大阪府立狭山池博物館・大阪狭山市立郷土資料館
共催:四条畷市教育委員会
協力:古代の馬研究会
後援:南海電気鉄道株式会社・泉北高速鉄道株式会社
歴史学セミナー: 午後2時〜4時 会場‥2階ホール 定員‥126名(先着順)
第1回:2016年10月16日(日)
「蔀屋北遺跡の発掘成果」岡田賢 氏(大阪府教育庁文化財保護課)
「河内の開発と渡来人」西川寿勝(本館学芸員)
第2回:2016年11月5日(土)
「五〜六世紀の河内湖周辺の開発」田中清美 氏(帝塚山学院大学講師)
「五〜六世紀の北河内の集落動向」野島稔 氏(四条畷市立歴史民俗資料館館長)
第3回:2016年11月20日(日)
「河内馬飼と大和馬飼」平林章仁 氏(龍谷大学教授)
対談「追検証 古代の王権と馬飼」平林章仁 氏・工楽善通(本館館長)
古代の馬研究会シンポジウム:
日時:2016年10月29日(土)午後1時〜4時30分
会場:2階ホール
定員:126名(先着順)
発表者:丸山真史 氏(東海大学)・諫早直人 氏(奈良文化財研究所)・菊池大樹 氏(京都大学人文科学研究所)
討論会参加者:丸山真史 氏・諫早直人 氏・菊池大樹 氏・青柳泰介 氏(奈良県立橿原考古学研究所)・覚張隆史 氏(金沢大学)・積山洋 氏(大阪文化財研究所)・大庭重信 氏(大阪文化財研究所)・宮崎泰史(本館学芸員)
本館学芸員による展示解説:
とき:会期中の毎週日曜日 午前11時から30分間程度
ところ:特別展示室