2021年03月23日一覧

第2419話 2021/03/23

『俾弥呼と邪馬壹国』刊行

 本日、待望の『俾弥呼と邪馬壹国』(『古代に真実を求めて』24集)が明石書店より届きました。重要論文満載の期待通りの出来映えでした。これから発送作業に取りかかりますので、「古田史学の会」2020年度賛助会員には順次お届けします。今暫くお待ちください。
 一般書店やアマゾンからも発注できます(288頁、定価2,800円+税)。関西地区の講演会場でも特価販売を予定しています。
 掲載論文は下記の通りです。

『俾弥呼と邪馬壹国』掲載論文

《巻頭言》読者の運命が変わる瞬間(とき) [古賀達也]
『「邪馬台国」はなかった』のすすめ [古賀達也]

《特集》俾弥呼と邪馬壹国 ―古田武彦『「邪馬台国」はなかった』発刊五十周年
魏志倭人伝の画期的読解の衝撃とその余波
        ―『「邪馬台国」はなかった』に対する五十年間の応答をめぐって [谷本 茂]
改めて確認された「博多湾岸邪馬壹国」 [正木 裕]
周王朝から邪馬壹国そして現代へ [正木 裕]
女王国論 [野田利郎]
東鯷人・投馬国・狗奴国の位置の再検討 [谷本 茂]
「女王国より以北」の論理 [野田利郎]
メガーズ説と縄文土器 ―海を渡る人類 [大原重雄]
裸国・黒歯国の伝承は失われたのか? ―侏儒国と少彦名と補陀落渡海 [別役政光]
二倍年暦と「二倍年齢」の歴史学 ―周代の百歳と漢代の五十歳 [古賀達也]
白村江を戦った倭人 ―『日本書紀』の天群・地群と新羅外交 [谷川清隆]
箸墓古墳の本当の姿について [大原重雄]

 コラム①古田武彦氏『海賦』読解の衝撃 [茂山憲史]
 コラム②日本歴史の怖い話 [前田嘉彦]
 コラム③長沙走馬楼呉簡の研究 ―「都市」は官職名 [古谷弘美]
 コラム④不彌国の所在地を考察する ―弥生の硯出土の論理性 [古賀達也]
 コラム⑤バルディビア土器はどこから伝播したか
                 ―ベティー・J・メガーズ博士の想い出 [古賀達也]
 コラム⑥箸墓古墳出土物の炭素14測定値の恣意的解釈 [服部静尚]
 コラム⑦曹操墓と日田市から出土した金銀象嵌鏡 [古賀達也]

《特別寄稿》『日本書紀』推古・舒明紀の遣隋使・遣唐使 ―天群と地群 [谷川清隆]

《一般論文》
「防」無き所に「防人」無し ―「防人」は「さきもり(邊境防備の兵)」にあらず [山田春廣]
太宰府条坊の存在はそこが都だったことを証明する [服部静尚]
古代の疫病と倭国(九州王朝)の対外戦争
             ―天然痘は多利思北孤の全国統治をもたらした [正木 裕]
九州王朝官道の終着点 ―山道と海道の論理 [古賀達也]
『書紀』中国人述作説を検証する ―雄略紀および孝徳紀の倭習 [服部静尚]

 コラム⑧関東の木花開耶姫 [木村 透]

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