久留米大学公開講座の準備メモ
6月26日(日)に久留米大学で講演させていただきます。レジュメ原稿提出締め切りがせまっており、その準備で忙しくしています。講演で使用するパワポファイルの作成も進めています。おおよそ、次のような内容で、最新の研究テーマを多く入れる予定です。地元の皆様のご参加をお待ちしています。
7月3日(日)には正木裕さん(古田史学の会・事務局長、大阪府立大学講師)が講演されます。こちらにも是非ご参加下さい。
日時 令和4年(2022)6月26日午後
会場 久留米大学御井キャンパス 500号館 51A教室
問合わせ先 久留米大学御井学舎事務部地域連携センター
電話/FAX 0942-43-4413
E-mail koukai@kurume-u.ac.jp
演題 筑紫なる倭京「太宰府」 ―九州王朝の両京制《倭京と難波京》―
《講演内容》(予定)
1.博多湾岸に飛来する渡り鳥「都鳥」
古典(伊勢物語・万葉集)などに見える都鳥はユリカモメとするのが有力説であり、ミヤコドリ科のミヤコドリのこととする説は少数。なぜ都鳥と呼ばれるようになったのかも不明。
「船競ふ 堀江の川の水際に 来(き)居(い)つつ鳴くは 都鳥かも」
『万葉集』巻第二十(4462 大伴家持作)
2.七世紀中葉造営の二つの巨大条坊都市
―倭京(太宰府)と難波京(前期難波宮)―
3.権威の都「太宰府(倭京)」の痕跡
大宰府主神 習宜安蘇麻呂(すげのあそまろ)『続日本紀』
杉氏・物部氏 福岡県うきは市と岡山県に分布
4.権力の都「前期難波宮(難波京)」の痕跡
【考古学】【文献史学】
5.海を渡った万葉歌人 柿本人麿の証言
―柿本家系図の紹介―