『古代に真実を求めて』
18集を校正中
昨日、明石書店から『古代に真実を求めて』18集の第二校が届きました。各執 筆者による最後の校正となります。「盗まれた『聖徳太子』伝承」を特集しており、多元史観・九州王朝説に基づく「聖徳太子」研究の最先端論文集になると自 負しています。巻末には『隋書』イ妥国伝の影印本と古田先生による訳を資料として収録しており、これからの研究にも役立つような内容となっています。
わたしからは次の6本を出稿しました。
○巻頭言 真実の「聖徳太子」研究のすすめ
○「聖徳太子」による九州の分国
○九州王朝が勅撰した「三経義疏」
○九州王朝の難波天王寺建立
○「君が代」の「君」は誰か -倭国王子「利歌彌多弗利」考-
○法隆寺の中の九州年号 -聖徳太子と善光寺如来の手紙の謎-
他の執筆者の論稿も佳作・力作ぞろいです。ご期待ください。今春には発行の予定です。2014年度賛助会員には1冊送付いたします。
18集とは別に、『三国志』倭人伝をテーマに別冊『古代に真実を求めて』の企画編集も服部静尚さんを責任者に進められています。こちらもおもしろそうな一冊となりそうです。