古田史学の会一覧

第1017話 2015/08/08

『古田史学会報』129号のご紹介

 今日、8月8日は古田先生89歳のお誕生日です。ちょうどできたばかりの『古田史学会報』129号が送られてきましたのでご紹介します。
 正木さんからは会員総会記念講演会で発表されたテーマ「孫権と俾弥呼 -俾弥呼の「魏」への遣使と「呉」の孫権の脅威-」を寄稿していただきました。三国時代の魏と呉の対立の影響により、日本列島内でも倭国と狗奴国(銅鐸圏)との対立という連動した構図になったことが述べられています。
 清水さんは会報初登場です。わたしからは今年から研究をスタートさせた鞠智城問題と、「みょう」地名に関する考察を報告しました。
 最近、新入会員が増加していることもあり、古田史学の初心者向けに「『壹』から始める古田史学」の新連載が正木事務局長により開始されました。本シリーズがまとまった量になれば、古田史学入門用のパンフレットとしても使用できるのではないかと期待しています。掲載稿は次の通りです。

 『古田史学会報』129号の内容
○孫権と俾弥呼 -俾弥呼の「魏」への遣使と「呉」の孫権の脅威-  川西市 正木裕
○鞠智城と神籠石山城の考察  京都市 古賀達也
○四国・香川県の史跡巡り  神戸市 清水誠一
○大化改新論争  八尾市 服部静尚
○「相撲の起源」説話を記載する目的  京都市 岡下英男
○九州・四国に多い「みょう」地名  京都市 古賀達也
○『古代に真実を求めて』第19集 原稿募集
○古田史学の会 第21回会員総会の報告
○会代表退任のご挨拶  水野孝夫
○代表就任のご挨拶  古賀達也
○「壹」から始める古田史学1  古田史学の会事務局長 正木裕
○史跡めぐりハイキング 古田史学の会・関西
○古田史学の会・関西例会のご案内
○『古田史学会報』原稿募集
○編集後記 西村秀己


第1013話 2015/08/02

新入会員、急増中!

 このところ新入会の会員が急増していると、正木裕さん(古田史学の会・事務局長)から報告がありました。入会申し込みされた方に対して、正木さんは電話などで入会受付したことを連絡し、入会動機などを聞かれているのですが、その中には「洛洛メール便」配信希望が理由の方もおられ、「洛中洛外日記【号外】」を読みたい為とのこと。「洛中洛外日記」を書いているわたしとしては大変ありがたく、うれしいことです。
 最近、「洛洛メール便」で配信した「洛中洛外日記【号外】」のタイトルは次のようです。会員の皆さんの配信申し込みを受け付けていますので、この機会にお申し込みください。配信担当者は竹村順弘事務局次長です。

「洛中洛外日記【号外】」(2015/07/11〜08/01) タイトル
2015/07/11 『月刊 加工技術』連載コラム
太宰府防衛の巨大要塞「水城」
2015/07/13 『「邪馬台国」論争を超えて』の目次(案)
2015/07/14 『古代に真実を求めて』19集のタイトル検討
2015/07/19 愛知サマーセミナー受講者の感想文
2015/07/22 ユーチューブで「古田史学解説」企画中
2015/07/29 KBS京都ラジオ「本日、米團治日和」に出演依頼
2015/08/01 9月6日、東京講演会の打ち合わせ


第1012話 2015/08/02

『「邪馬台国」論争を超えて』(仮称)の

「はじめに」

 昨日、正木裕さん(古田史学の会・事務局長)と服部静尚さん(『古代に真実を求めて』編集責任者)が見えられ、9月6日に開催する『盗まれた「聖徳太子」伝承』出版記念東京講演会(東京家政学院大学千代田キャンパス)の打ち合わせなどを行いました。
また、ミネルヴァ書房から発行が予定されている『「邪馬台国」論争を超えて -邪馬壹国の歴史学-』(仮称)の編集についても検討を進めました。当初予定していた論稿に加えて、野田利郎さん(古田史学の会・会員、姫路市)の論文を新たに収録することも確認しました。
 巻頭に掲載する「はじめに」をわたしが書くことになっていましたので、昨日急いで書き上げ、服部さんに提出しました。今後、修正するかもしれませんが、ここに「はじめて」をご紹介します。年内の出版を目指していますが、会員には割引価格で提供することを検討しています。
 古田先生の講演録をはじめ、会員による論文などを収録しています。なかなかよい本になっていますので、ご期待ください。

 

はじめに

   古田史学の会・代表 古賀達也

 昭和四六年(一九七一)十一月、日本古代史学は「学問の夜明け」を迎えた。古田武彦著『「邪馬台国」はなかった 解明された倭人伝の謎』が朝日新聞社より上梓されたのである。この歴史的名著はそれまでの恣意的で非学問的な「邪馬台国」論争の風景と空気を一変させ、学問的レベルをまさに異次元の高みへと押し上げた。
 それまでの「邪馬台国」論争における全論者は『三国志』倭人伝原文の「邪馬壹国」を「邪馬台国」と論証抜きで原文改訂(研究不正)してきた。邪馬壹国ではヤマトとは読めないから「邪馬台国」と原文改訂し、延々と「邪馬台国」探しを続けてきたのである。それに対して、古田氏は原文通り「邪馬壹国」が正しいとされ、古代史学界の宿痾ともいえる、自説の都合にあわせた論証抜きの原文改訂(研究不正)を厳しく批判されたのである。
 また、帯方郡(ソウル付近)から女王国(邪馬壹国)までの距離が倭人伝には「万二千余里」とあり、一里が何メートルかがわかれば、その位置は自ずと明らかになる。そこで古田氏は『三国志』の記述から実証的に当時の一里が七五〜八〇メートル(魏・西晋朝短里説の提唱)であることを導きだし、その結果、「万二千余里」では博多湾岸までしか到達せず、およそ奈良県などには届かないことを明らかにされた。
 さらには倭人伝の記述から、倭人が南米(ペルー・エクアドル)にまで航海していたという驚くべき地点へと到達された。その後の自然科学的研究や南米から出土した縄文式土器の研究などから、この古田氏の指摘が正しかったことが幾重にも証明され、今日に至っている。
 こうした古田氏の画期的な邪馬壹国博多湾岸説は大きな反響を呼び、『「邪馬台国」はなかった』は版を重ね、洛陽の紙価を高からしめた。その後、古田氏の学説(九州王朝説など)は古田史学・多元史観と称され、多くの読者と後継の研究者を陸続と生み出し、今日の古田学派が形成されるに至ったのである。
本年、古田氏は八九歳になられ、今なお旺盛な研究と執筆活動を続けておられる。名著『「邪馬台国」はなかった』が世に出て既に四四年の歳月を迎えたのであるが、その邪馬壹国論の新段階の集大成として、本書は古田氏の講演録・論文とともに、氏の学問を支持する古田学派研究者による最先端研究論文を収録した。『「邪馬台国」はなかった』の「続編」として、百年後も未来の古田学派の青年により本書は読み継がれるであろう。
 最後に『「邪馬台国」はなかった』の掉尾を飾った次の一文を転載し、本書を全ての古田ファンと古田学派に送るものである。(二〇一五年八月一日)

今、わたしは願っている。
古い「常識」への無知を恥とせず、真実への直面をおそれぬ単純な心、わたしの研究をもさらにのり越えてやまぬ探求心。--そのような魂にめぐりあうことを。
それは、わたしの手を離れたこの本の出会う、もっともよき運命であろう。


第1007話 2015/07/25

古田先生へのご挨拶

 本日、JR桂川駅のイオンモール2階の食堂で、古田先生と「古田史学の会」役員とで昼食をご一緒し、役員交代のご挨拶をしました。「古田史学の会」からは水野顧問・正木事務局長・竹村事務局次長・服部編集責任者とわたしが出席し、古田先生のご子息の古田光河(ふるたこうが)さんも同席されました。2時間ほど懇談したり、古田先生の新発見テーマなどをお聞かせいただき、楽しい昼食会となりました。
 服部さんからは、ミネルヴァ書房から発行予定の『「邪馬台国」論争を超えて -邪馬壹国の歴史学-』(仮称)の企画概要が説明され、古田先生のメッセージ執筆依頼を行いました。
 わたしからは、最近取り組んでいる鞠智城や熊本県あさぎり町才園古墳出土の鍍金鏡について報告し、古田先生のご見解を求めました。先生も関心を持っておられたようで、まず鍍金鏡の実物を見ることが重要とのご指摘をいただきました。
 この8月8日で古田先生は89歳になられますが、研究や執筆意欲は旺盛なご様子でした。足腰が弱られているようで、光河さんが車椅子で先生をご自宅まで送られました。皆で記念写真をとり、お別れの際、先生は車椅子から立ち上がられ、丁重にお辞儀をされました。わたしたちは先生のご長寿を祈り、古田史学の継承・発展を心に誓いました。

古田史学会役員交代挨拶

向かって左から水野前代表、正木事務局長、古賀代表、古田光河氏、服部編集長、中央が古田武彦氏


第1006話 2015/07/22

「愛知サマーセミナー」の反省点

 7月19日に開催された「愛知サマーセミナー」の私自身の反省点についても考えてみたいと思います。思いつくだけでも次の技術上の反省点があります。

1.どのような参加者層なのかの事前調査が不十分だった。そのため、中学生の参加という想定外の事態が発生し、講義途中に反応を見ながら、説明の内容やレベルを修正する事態となった。マーケットリサーチの欠如との批判を免れません。企業活動では絶対に許されないミスでした。

2.高校生を対象としてパワーポイントの映像を作成したつもりだったのですが、ビジュアル化が不十分であり、印象に残るような画像演出ができていなかった。ただし、これは改善が容易です。既に技術的には解決策が確立されていますので、事前の準備時間をどれだけ確保できるかという問題です。

3.講演者間の事前打ち合わせがなされていなかった。そのため、当日になって他者のレジュメを見て、内容の重複を知り、これも講義内容を変更して対応するという事態が発生しました。事前打ち合わせを今後は徹底的に行う必要があります。あるいは講演者を一人とするという解決方法もあります。

4.レジュメも中高生向けのテキストとしてパンフレット様式で作成したほうが効果的でした。パンフレットの方が、その後の保管や利用にあたり便利だからです。これは講演者個人の課題ではなく、「古田史学の会」の事業として作成すべきと思われました。

 他にも演出上の工夫、テーマの選定など、様々な克服すべき課題がありましたが、逆にこれらの対策を確立できれば、来年以降はもっと素晴らしいセミナーとすることが可能ですし、未来の古田学派研究者の輩出も期待できます。「古田史学の会・東海」のみなさんとも相談して、ぜひ、戦略的に取り組んでみたいと思います。


第1005話 2015/07/22

「愛知サマーセミナー」の成果と特長

 7月19日に開催された「愛知サマーセミナー」はとても有意義でした。参加者が高校生だけではなく、中学生も熱心に聴講されており、「感想文」を読むと中学生とは思えないほどの意識の高さがうかがわれました。同感想文は「洛中洛外日記【号外】」で紹介しましたが、概ね好評のようでした。そこで、今後のために成果と特長について、わたしの感想を述べてみたいと思います。
 今回のサマーセミナーには開催校の愛知淑徳高校だけではなく、愛知県各地の高校生や中学生が参加されていました。中には大型観光バスで団体参加されている高校もあったほどです。したがって、マーケティングとしてはターゲットが最初から絞り込まれており、セグメンテーションが明確かつ容易でした。すなわち、古代史に関心があるまじめで優秀な中高生が、こちらが集めなくても向こうから集まってくれるというメリットが大きいのです。このことは当サマーセミナーの第一の特長でしょう。もちろん一般参加の社会人も少なくないのですが、今回の目的からすれば主要ターゲットではありませんから、申し訳ありませんが、それほど気にする必要はありません。
 次に会場が愛知淑徳中学の教室であったことは幸いでした。講義用のプロジェクターが常備されていますし、廊下にはベンチもあり休憩や待機もできます。もちろん空調もあり快適な受講環境です。ドアや窓を閉めれば、外部の雑音も入らないとても良い教室でした。しかも施設の使用が無料で、主催者が宣伝広報活動(パンフレット・広報紙・ホームページ)までしてくれますから、まさに「至れり尽くせり」です。このようなイベントに今後も参加しない手はありません。「古田史学の会」としての戦略的イベントとして位置づけ、取り組みたい事業です。


第1002話 2015/07/19

愛知サマーセミナーで講義

 「古田史学の会」ではフェースブックを立ち上げることになりました。竹村順弘さん(古田史学の会・事務局次長)の提案で、ホームーページだけではなく写真を中心にしたフェースブックで「古田史学の会」を発信することにしたのですが、ITやデジタル化時代ですから様々な成果や効果が期待されます。
 わたしは新しいものも好きで、このところPerfumeのライブビデオにはまっています。    Perfumeは広島県出身の女性三人組テクノポップユニットで、2006年に「ポリリズム」の大ヒットでブレークし、今では世界的な人気グループとなりました。メンバーがわたしの娘と同じくらいの年齢ということもあって、ファンの一人として注目しています。3Dやプロジェクションマッピングなどの最先端技術を駆使したライブパフォーマンスはそのダンスとともに高く評価されています。
 そんなこともあって、わたしも古代史の講演にプロジェクターを使用するようになりました。仕事のプレゼンや学会発表では早くから使用していましたが、遅ればせながら古代史講演でも使い始めました。ちなみに、「古田史学の会」では正木裕さんは一足早く使用されています。
 本日、愛知淑徳中学で開催された「愛知サマーセミナー2015」でもプロジェクターを使用しました。高校生をターゲットとした内容を話しましたが、思っていたよりも高校生は熱心に聴講されていました。質問も「卑弥呼と多利思北孤は同じ王朝ですか」という本質的なものもあり、とても感心しました。受講アンケートもまじめなもので、こうした高校生がこれからの日本を支えていくのではないでしょうか。
 講義の締めくくりとして、次の文を映し、わたしたちの志を高校生に訴えましたので、ご紹介します。

【最後のメッセージ】
わたしたちの考えと志(こころざし)

 歴史学は未来のための学問です。
 子供たちや子孫にどのような日本を残すのかを正しく考えるための学問です。
 その考える力と知識を歴史から学ぶための学問です。
 子供たちの未来よりも、子孫の幸福よりも、「お金」や「利権」の方が大切な「大人」と戦うために、真実を隠し、ウソをつく「大人」と戦うために、わたしたちは20年前に「古田史学の会」を創立しました。
 今日の「講義」もそのためのものです。


第1001話 2015/07/18

鋳型の神「天糠戸命・石凝姥命」

 わたしが「古田史学の会」代表に就任して最初の関西例会が開催されました。今回も服部さんと西村さん正木さんとの間で「大化改新」論争における「乙巳の変」を『日本書紀』通り645年とするのか7世紀末の事件とするのかで論争が展開されました。どちらも相譲らず論争はこれからも継続しそうです。
わたしが興味深く拝聴したのが、出野さんの発表で、奈良に点在する鏡作神社の祭神「天糠戸命(あまのぬかど)・石凝姥命(いしごりどめ)」は銅の鋳造にかかわる神で、銅鐸圏の銅鐸製造工人集団に淵源するとされました。その根拠として、鋳造に使用する鋳型の材料として「米ぬか」「石」があり、神の名前にある「ぬか」「いし」がそれを表しているとされました。なかなか面白い仮説だと思います。
 なお、御祭神はこの二神の他に「天照国照大神」もあり、これは本来は「ニギハヤヒ」ではなかったかとされ、出野さんは銅鐸圏の神とされました。この銅鐸圏の銅鐸製造技術者が鏡を祭祀する天孫族に取り込まれ、後に鏡造集団となり、その神々が鏡作神社に祀られたとのことでした。
わたしは「天照国照大神」もその名前から、「天」や「国」を照らす「鏡」に関わる神と考えても良いように思いますが、これからの研究テーマでしょう。さらなる展開が期待される研究発表でした。
 お昼休みに開催した「古田史学の会」役員会では、竹村順弘さん(事務局次長)から提案されていたフェースブックの新設について審議し、「古田史学の会」としてフェースブックに参入することを決定しました。具体的な立ち上げ準備は竹村さんが進められますが、掲載するコンテンツなどは引き続き検討したいと思います。
 7月例会の発表は次の通りでした。

〔7月度関西例会の内容〕
①讃岐の豊玉姫伝説(高松市・西村秀己)
②歴史学における論証(奈良市・出野正)
③銅鐸祭祀から鏡祭祀へ①(奈良市・出野正)
④乙巳の変 695年説についての考察(八尾市・服部静尚)
⑤九州王朝の天子の系列と伊予行幸(川西市・正木裕)
⑥「日本正史『日本書紀』」上における「神武紀」の役割及びニギハヤヒの位置付け(東大阪市・萩野秀公)

○水野顧問報告(奈良市・水野孝夫)
 古田先生近況(『古代史をゆるがす真実への七つの謎』ミネルヴァ版出荷開始・青森のホテルに「和田家文書」の展示・他)・7/25古田先生への役員交代の挨拶・下鴨神社〜京都大学博物館ハイキング・テレビ視聴(「郡山城天守台の発掘と金箔瓦」「飛鳥の古墳を考える」)・『二中歴』白雉年間の「最勝会」の研究・その他


第999話 2015/07/16

JTCC近畿「フェスタ’15」で講演

 染料合成化学の大先輩である今田邦彦先生(元住友化学)からのご依頼により、JTCC(日本繊維技術士センター)近畿主催の「フェスタ’15」(2015/10/31、大阪市)で古代史の講演をさせていただくことになりました。わたしの他に東洋紡会長の坂元龍三さんも講演されるとのことです。
 今田先生とは学会の理事会などで懇意にさせていただいており、わたしが古代史研究をしていることもよく御存じて、今回の講演依頼になりました。
 わたしが研究開発にいたころ、近赤外線吸収色素開発で壁にぶつかり悩んでいたとき、今田先生のご自宅までうかがいアドバイスをいただいたこともありました。若い頃は今田先生が執筆された本や論文で染料合成化学を勉強しましたので、その大先輩から講演依頼をいただき光栄ですし、不思議なご縁を感じます。
 先日、講演の演題と概要が決まりましたので、ご紹介します。なお、一般参加が可能なようであれば、「洛中洛外日記」で改めて詳細をお知らせします。

講師:古賀達也(古田史学の会・代表)
演題:理系が読む「倭人伝」-女王卑弥呼の末裔-
概要:『三国志』倭人伝に記録された「邪馬台国」の位置について、畿内説と九州説があり、今も論争が続いているが、理系の視点で倭人伝を読んだとき、その結論は既についている。最先端研究は「邪馬台国」の後継王朝や女王卑弥呼の御子孫の発見にまで進んでいるが、マスコミは報じない。


第996話 2015/07/08

「洛中洛外日記」【号外】好評配信中

 「洛洛メール便」配信希望者も増え続けており、「洛洛メール便」受信のため新たに入会される方もおられます。また、読者からのご質問や情報提供、誤字誤変換のご指摘までいただいており、感謝しています。
 今回、埼玉県所沢市の会員、肥沼さんから「十二弁の菊」の紋章が古代ユダヤにもあったとの情報が提供されました。このことについては肥沼さんご自身のホームページにも紹介されており、興味のある方は検索してみてください。「肥さん」「中学」「古田史学」などの検索ワードでヒットします。
 なぜ菊の紋章がユダヤで古代から使用されていたのか、とても興味深い情報ですが、わたしの知識や想像が及ぶところではなさそうです。これから少しずつでも勉強していければと思います。
 最近配信した「洛中洛外日記」【号外】のタイトルをご紹介します。【号外】はホームページには掲載しない会員限定情報です。「洛洛メール便」配信を希望される会員は、ぜひこの機会にお申し込みください。

「洛中洛外日記」【号外】(2015/06/12~07/08) タイトル
2015/06/12 『月刊 加工技術』連載コラム「万葉集の中の金属媒染」
2015/06/15 6月21日記念講演会講師、米田敏幸先生のご紹介
2015/06/22 箸墓古墳の絶対編年の謎
2015/06/23 『月刊 加工技術』連載コラム「太平洋を渡った縄文式土器」
2015/06/25 理系の古田ファン
2015/06/26 文系の古田ファン
2015/06/28 愛知サマーセミナーの日程のご連絡
2015/07/02 フェースブック開設を検討
2015/07/06 愛知サマーセミナーでの「高校生へのメッセージ」
2015/07/08 「古田史学の会・東海」役員と懇談


第995話 2015/07/06

愛知サマーセミナーの会場決定済み

 本日、「古田史学の会・東海」の竹内会長と林さんから「愛知サマーセミナー2015」での講義会場決定の連絡が入りました。下記の通りです。
 なお、わたしのテーマは「教科書に書けない本当の古代史! 卑弥呼のご子孫を教えます!」というもので、レジュメの他にパワーポイントによる映写も行い、「九州王朝系図(草壁氏系図)」などをお見せします。東海地方の方はぜひご参加ください。

〔日時〕
7月19日(日)
① 第3限(13:10〜14:30)
講師:古賀達也
② 第4限(14:50〜16:10)
講師:「古田史学の会・東海」会員

〔会場〕
・愛知淑徳中学校・高等学校本館・北棟(※同一棟に中学・高校が同居)4F 中学3年5組教室
(名古屋市千種区桜が丘23)

〔交通アクセス〕
・地下鉄東山線「星ヶ丘」駅、3番出口より徒歩5分
※東山線「名古屋駅」〜「星ヶ丘」駅:約25分


第991話 2015/06/30

9月6日(日)東京講演会を企画中

 『盗まれた「聖徳太子」伝承』(『古代に真実を求めて』18集)発刊記念講演会を9月6日(日)午後1時から東京家政学院大学千代田キャンパスにて開催することを企画中です。同書を関東の皆さんに広く紹介するために、明石書店のご協力を得て企画しているものです。友好団体の「多元的古代研究会(多元の会)」「古田武彦と古代史を研究する会(東京古田会)」のご協力もいただけるはこびです。
 当日はわたしと正木裕さん(古田史学の会・事務局長)が講演させていただく予定です。つきましては、当日の受付や書籍販売をお手伝いしていただける協力スタッフを募集しています。関西からは講師二名の他、講演会を企画推進されている服部静尚さん(古田史学の会・全国世話人、『古代に真実を求めて』編集責任者)が参加しますが、現地協力スタッフが必要です。
 謝礼などはお出しできませんが、当日、協力してもよいという方がおられましたら、下記の服部さんのメールアドレスか電話でお知らせいただけないでしょうか。服部さんより詳細の説明とお手伝いしていただく内容などについてご相談させていただくこととなります。どうか、よろしくお願い申しあげます。

【東京講演会 スタッフ協力申込先】
服部静尚 連絡先消去