青田勝彦さん、来阪
その青田さんとは3月11日の大地震と大津波以後、一時期連絡がとれなかったのですが、青田さんのお話によると、地震と津波には何とか耐えたけれども、 その後の原発事故の発生で「もうだめだ」と思い、ご家族5人で宮城県へ車で逃げたとのこと。福島原発の爆発音が南相馬市まで聞こえたとのことですから、そ のときの驚きは想像を絶するものと思います。
今はご友人のすすめもあり、滋賀県大津市に避難されています。落ち着かれたら関西例会にも参加していただけるとのことで、草創の同志と会えた喜びと、災 害の甚大さやご苦労を思うと、複雑な気持ちです。ちなみに、青田さんは宮城県へ避難するとき、限られた持ち出し荷物の中に、古田先生の著書40冊を入れら れたそうです。さすがは筋金入りの古田ファンです。
会員総会の午前中に行われました関西例会の内容は次の通りです。太田副代表は久々のご出席で、お元気そうで何よりでした。
○研究発表
1) 『東日流外三郡誌』の津波記事(奈良市・太田斉二郎)
2) 百済寺・大官大寺移築説(川西市・正木裕)
3) 板付水田遺跡は弥生か縄文か(知多郡阿久比町・竹内強)
○水野代表報告(奈良市・水野孝夫)
古田氏近況・会務報告・「出雲国」は島根県か?・他(奈良市・水野孝夫)